ル ジェイ 5Grapes(グレープス)ピノ・ノワール2017
5Grapes(グレープス)とあるように、5種類の葡萄をブレンドして作られたワインなんだとか。
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、シラー、アブリュウ
最後のは土着品種?
ビオワインのようですね。そのせいか、とても穏やかに感じました。今日は女性スタッフさんのチョイス。まだ若いかと、との感想。なるほど。
生産地、ボルドー南西地方コート・デュ・マルマンデというところ
ファーストアタックは、やはり若いという表現をしたくなるような酸味。これはエチケットのカケスの鳥の羽根なのかも、と思ってみる。香りは弱い。澄んでいる。ワインに慣れていない女性なら優しい酸味と、柔らかなタンニンと思うだろう。
急遽、ランチメニューの予定が牛バラ焼きからハンバーグに変更になったこともあり、私自身がまだ戸惑っている。
セカンドアタックではタンニンが少し前に出始めた。さすがボルドーのワイン🍷だと思う。カケスは酸味とタンニンの2つを両方の羽根を羽ばたかせて枝の上で動き始める。このくらいのタンニンであれば、ランチをいただく女性の昼のみワインとして、お洒落だと思う。ワインを宝箱から見つけ出そうと面白がって探す好奇心の私は、次にどうなるか探り始める。ハンバーグとのマリアージュには、まだ飛んで来ない。
ラストアタック、森のキノコ、土の香りが微かにし始めた。森にいる。カケスは森の枝に止まる。木漏れ日は午後、季節は今、北のこの地の初秋、これから森の落ち葉と土の間にキノコがはえ、カケスのエサになる虫も隠れているだろう。湿った香りは、まだ穏やかで優しい。
ハンバーグにはいつも強いワイン🍷でなくても良いのかも。優しいカケスと初秋のように。