俯瞰的に見る(1)
俯瞰的、鳥瞰的に物事を見ることができない人がいる。目の前にある出来事にいちいちモロに反応して、その場凌ぎの連続の人生を歩んでいる人たちだ。だからこの人たちは常に忙しく、慌ただしく、脅迫感を感じながら生きている。小さな無人島があったとする。その島の周囲の長さを測るとする。「俯瞰的にものごとを見ることのできない人」はその無人島に行って、巻き尺で実際に海岸線の長さを測ろうとする。しかし海岸線に非常に入り組んでいるので、正確に測ろうとすればするほど海岸線の長さは増えてしまう。岩のひとつひとつにまで巻き尺を当てるので、島の周囲の長さは何十倍にもなってしまうわけだ。

このコラム12年分ダイジェスト

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意思表明(2)
そんな自分の行動を見て、周囲の人間が「困ってるようだから何とかしてあげよう」「可哀想だから手を差し伸べてあげよう」と思って助けてくれるとでも思っているのだろうか。それとも自分でもワケが分からないまま、色々なイヤなことを避けてきた結果が、そのようなポジジョンになってしまったのか。社会には「親」はいない。心配するにも助けるにも限度がある。皆それぞれに自分の生活があるのだ。そのためにいらぬ時間と労力を費やしてばかりもいられない。思春期の中高生なら、そういった身勝手な行動も許されるだろう。しかし大人なら、はっきりと意思表明をして自分のベクトル、ドメインを周知させるのが社会的な義務でもあろう。

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意思表明(1)
一体何をやりたいのだろうか?と思う人間がいるものだ。やりたくない事だけは沢山あるようで、何を頼んでも「No!」何を与えても「いらない!」と言う。はっきりと意志表明をしないまま、いつまでもコソコソと他人から指摘されること、叱咤されることをひたすら恐れて逃げ隠れする。かといって手の届かないほど遠くへ逃げるわけでもなく、視野に入るか入らないかの境をうろうろとしている。仲間外れにされたくない、しかし面と向かって議論したり話し合ったりする勇気も自信もないし積極的にコミュニケーションもしたくない。

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