ベクレルとシーベルト-3
とはいえ現在では既に福島だけでなく群馬県の7割はチェルノブイリでの「汚染地域」に相当するような汚染状況のようだ。放射性物質は山を越えて新潟県の山間部にも達しているようでもある。いずれも水源の近くであり、水や農作物に汚染が広がるのはこれからだろう。福島原発は今でも放射性物質を放出し続けているし。原子力、物理学、免疫学、量子力学、遺伝子工学、放射性医療などの専門家はいるが「原発事故」の専門家はいないようだ。どっちにしろ、今後どうなるかは誰にも分からない。しかし今はTPPとか言ってる場合ではないはずなのだが国は。相当にヤバい状況が進行中なはずだ。

爆笑!SF短編集

爆笑!SF短編集
ベクレルとシーベルト-2
従って観測されたシーベルトの数値というのは、いくつかある放射線の種類の中の1種類ということになる。また放射線測定器のバラツキは大きく、同じ場所を違うメーカーの放射線測定器で計ると測定器ごとの数値は大きく異なる。特に自治体などが独自で測定す場合、安価な測定器を素人が測定している場合も多く、その測定結果を鵜呑みにするのは危険だろう。また報道の中にはベクレルの数値だけのものがあるが、これは「毎時」「年間」「最大」なのかをきちんと表記すべきだろう。当然のことだが「年間」と「毎時」では8760倍違う。

爆笑!SF短編集

爆笑!SF短編集
●ベクレルとシーベルト-1
ベクレルはシーベルトに大雑把に換算できるが、シーベルトは人体へ及ぼす影響であり、放射線の種類ごとに数値が異なる。まずベクレルに対して人体が吸収する放射性量を表す単位がグレイである。吸収する、というのは、放射線は人体に遮断されるもの、人体を貫通するもの、人体に吸収されるもの、の3種類があり、この吸収されるものが体内に留まり悪事を働くわけだ。このグレイに修正係数を使用したものがシーベルトだ。修正係数は放射線の種類によって異なり、セシウムやヨウ素の出すベータ線と、ウランやプルトニウムが出すアルファ線では違う係数になる。

爆笑!SF短編集

爆笑!SF短編集