今日は稲刈りの初日だ。
家の前の田圃。
去年までとちがって
有機農法でやると、収穫量が少ねぇぞ。
…他人にくれる分がねぇな。
仕方ない。
自分で作ってない人は、スーパーの米を買うしかない。
機械の操作が思うようにいかねぇぞ。
やっぱり都会モンは役に立たねぇな。
妻の母親はもっと役に立たない。
稲刈りもできなくなっちまった。
まだ70そこそこなのに、よくもまぁ惚けてられんなぁ。
最近は、自分がアルツハイマーと診断されたことまで忘れちまってる。
「ワタシはどこも悪くない」とかぬかしやがる。
あのまま、いつまで生きるつもりなのか?
手が震えるので養●酒をラッパで呑んでるらしい。
ご苦労なこった。あんな薬酒を。
そんなものでしか血液を循環させねぇと落ちつかねぇのかも知れないけど
悪いのは、筋肉だ。とくに足のな。
脳味噌の前に足の筋肉が悪い。
ここなんだ。
あと、
このあたり。 (その他については、こっち ☞ http://ameblo.jp/badlife/entry-10013364666.html )
これ以上、惚けが進行しねぇように
こういうところを風呂の中で揉むように教えても
本人はちっとも、よくなろうという気持ちもねぇし
云われてるそばから忘れちまう。
ニワトリより兇いぜ。始末におけねぇ。
「生きてて自分で自分が嫌じゃねぇのか!?」
と尋ねてみても
「切ねぇ」【セツネェ】(佐渡弁)って言ってるきりで、らちあかねぇ。(これも佐渡の年寄りがよく使う)
メシ喰って呑んで、クソ垂れて寝るだけだ。 正確には、ラチカン
それが人間なのか?
よく世間では、
「人間は歳をとると子供に返って行く」
などと、たわけたこと言ってる奴もいるが、
あんなのは嘘だ。
バカ言うな。子供の方がよっぽど生きることに真剣だ。
今の母親…この家の他力本願ババアのように
生きることをナメルと、人生は糞まみれだ。
その魂がその無様な現実を思い知ることもない。
稲にしても、こんなにも成長して
育てる人間の思いに応えてくれるのに
どうしてそんなになっちまうんだ?
いろいろと家系の先祖とか探ってるうちに
これについては、幾つかの事実が判ってきた。
それはまたあとでな。長くなるので。
家族なので、肉親がどんなに嫌気がさしても
どっか遠いところへ捨ててくるわけにも行かねぇし
佐渡の海へ沈めるわけにも行かない。
まだ生きてるからな。一応は。
しっかしまぁ、よく生きてられんなぁ…。
つくづくそう思うよ。
枯れた人間は、もうそのままにしておくしかねぇのかよ。
気休めのクスリを売り捌くだけの現代医学も
役に立たねぇよな。
宗教なんて、それ以下だ。
公園の砂場の猫のフンにも及ばねぇ。
明日は ひきつづき稲刈りなんだけど
今日の借り入れ分は夕方に
乾燥機へ入れなければならない。
20時過ぎになっちまう。
家族ってのはなんなんだ?