GWなので10才の甥っ子が実家に遊びに来ております。
彼はなぜか下半身が丸出しなのです。
じーちゃん・ばーちゃん・おばちゃんは気にしませんが、なぜ家に入るなりパンツを脱ぐのか。
既に蒙古斑が消えた尻を見ながら、おばちゃんはテイクアウトの寿司をつまむ。
妹は言う。仕事から帰宅すると全裸の息子が「お母さん、おかえり」と迎えてくれる。毎日。毎日だよ。学童に迎えに行かなくなってから毎日だよ。
何が彼を全裸にさせるのか。
全館空調のなせる技なのか。
いつか甥っ子が着衣のまま「お母さん、おかえり」と言ったのなら、その日を記念日としよう。
尚、妹の家はマンションなので全館空調は無かった。
さて!
本日は閲覧注意な画像を出すので(当社比)、サムネイル用にお花の写真です。
寝室内クロゼットに設置されたフィルターボックス。
その動作音に耐えかねて、これでもか!と遮音シートと防音パネルを張り付け、さらに使っていない寝具をぎゅうぎゅうに押し込んで音を吸わせる作戦です。
使っていないシーツ類やカーテンなど捨ててしまいたいのに、防音の為にクロゼットに詰め込まなければならないのは、痛恨の極みです。
こんな恥ずかしい写真をさらす私の身にもなって欲しい。
この状態でスイッチを入れます。
なにか「常時ON」だ。
常時ONなら常時ONできる物を設置したまえ。
動き出した換気扇は、いつもどおり唸り声を上げながら外気を吸って室内に吐き出す。
フィルターボックスの前に立つと体感20%くらい大人しくなったような気がする。
ここまでやってもたった20%しか削減できないのか。
何様なのだ、フィルターボックス。
しかし20%音が小さくなったおかげで、別の物が見えてきました。
天井だ。
天井からの音がうるさい。
ここで第一種換気の配管図面をもう一度見てみましょう。
フィルターボックスの周りを囲った所で、静かになるわけがない。
大元は寝室の天井裏に設置された熱交換換気扇。
そしてそこからの配管がクロゼットの上を通っている。
この配管からの音がクロゼットの扉を震わせ、音を増幅させている。
このクロゼットの扉がアンプになってる!
まさに伏兵です。
特に上レールの部分が金属音を奏でています。
この扉が下レール仕様だったら、扉が安い合板ではなく無垢材、せめて集合材だったのなら音の響き方は違ったかもしれません。
このハウスメーカーの初期の図面では、このクロゼットはウォークインでした。
北側斜線の影響でウォークインに出来る程の広さを確保できなくなった為、ただのクロゼットになりましたが、初期通りウォークインの中にフィルターボックスが設置されたのであれば、扉が増幅装置になる事もなく、またウォークインクロゼットの天井に熱交換換気扇が設置されるので、寝室は今よりは静かになったはずです。
解ってた。
私は解ってました。
なので、フィルターボックスおよび熱交換換気扇の設置位置を設計士が決めた時、間取りごと変更しようとした。
しかし出来なかった。
解っていたのに回避できなかった。
どうかこれから家を建てる皆様、ハウスメーカーの営業が言う「そういったクレームを受けた事はないですね」に騙されないでください。
「レターパックで現金を送れは全て詐欺です」と同じです。
信じてはいけません!
かくして、私はゴオンゴオン音を立てる天井を見上げました。
まだやれる事はある。
まだ私は負けてない。