6月21日


アビスパ福岡0-2ツエーゲン金沢


5分水永(金沢)、74分水永(金沢)、







金沢戦はアビスパが早い時間に
セットプレーから失点してしまい
金沢の守備ブロックも崩せず
金沢の狙い通りに進んだ試合でした。




5分の不運なセットプレーからの失点も
試合に大きな影響がありました。

金沢のボランチ山藤は
この試合再三に渡ってセットプレーで
素晴らしい精度のボールを蹴っていました。

FW佐藤がGK神山の前に立ち
神山の動きが制限され守備範囲が狭くなり
山藤のニアのグァンソンや濱田、
城後の頭上を越えてエリア中央に落ちて来る
質の高いボールを
神山が飛び出てキャッチする事が
出来ませんでしたが

幸い中央を守っていた中原貴之が
相手より先にさわりますが
無理を体勢からだったので
クリアが小さくなります。

しかしそれも味方の濱田の方へ飛び
それを濱田がヒールでゴールラインに出して
逃れようとしますが
ポスト付近にいた末吉に当たって
エリア内に戻って来てしまいます。

それが今度はエリア内中央の
金沢のチャ・ヨンファンの下にこぼれてチャ・ヨンファンが至近距離から
シュートしますが
これは神山がなんとか反応して弾きます。

ところがそのこぼれ球も
金沢のFW水永の下にこぼれてしまい
水永がシュートを決めて得点しました。

ゴール前で混戦になると
何が起こるか分からない良い例だと
言えます。



金沢は立ち上がりアビスパが
入りが良くないチームであると見ていたのか
それとも最近勝利が無く
積極性を取り戻す狙いがあったのか
分かりませんが
守備ではDFラインを上げてリスクを負って高い位置からプレスを掛けて
攻撃ではロングボールではなく
ボールをつないで来たので
アビスパはパスカットから
金沢の浅いDFラインの裏を使った
チャンスがたくさんありました。

相手は失点の少ない金沢ですが
早い時間に同点に追い付ける可能性がある
試合展開だったと言えます。



しかし6分の金沢のCKのこぼれ球を
亀川がスピードを活かして相手より早く拾い
前のスペースにコントロールして
作ったアビスパのカウンターのチャンスも
亀川のアシストの質の低さで
得点出来ませんでした。




また17分の
グァンソンのパスカットから始まり
鈴木惇のタテパスを
金森がコントロールで足下ではなく
ボールをスペースに置いて前を向き
足下に飛び込んだCB太田をかわして
フリーランニングで裏を狙った中原貴之に
金森からパスが出たチャンスも
そのパスが弱く中原貴之を追い掛けていた
チャ・ヨンファンにヒールで
カットされてしまいます。



そしてピンチが続いた金沢は
30分くらいからDFラインを下げて
低い位置にブロックを作り始めます。

ここからアビスパのチャンスが激減して
得点の可能性が一気に少なくなりました。


30分以降は讃岐戦と
全く同じ展開になります。




引いた相手からどうやって得点するのか
アビスパに再び同じ課題が
突き付けられました。


引いた相手から得点するのは
どんな事をしても難しいので
基本的にチャンスの回数を増やす事が
大事になってきます。


相手が引いている中でチャンスを増やすには
DFラインとボランチが
激しいプレスを受けないと言う部分を
最大限に活かして攻撃するべきです。





5バック対4バックなので
サイドチェンジすれば
逆サイドでWBが必ずフリーになりますが
そのフリーを活かせませんでした。

亀川がドリブルで仕掛けたり
阿部が早いタイミングでDFとGKの間に
クロスを送りDFに後ろ向きで対応させて
CKを奪ったり
中の選手がニアで合わせたり
WBがフリーであれば
このような場面を繰り返し執拗に仕掛けて
チャンスの回数を増やせたはずです。



金沢もボランチとDFの部分を
自由にさせない事を重要視していて
アビスパのボランチには
金沢のFW水永と佐藤が
遅れながらもプレスに行き



ブロックの間で金森が受けて
ドリブルを仕掛けたり
中原貴之が受けてポストプレーをしたり
ファウルを貰うプレーにつながる
アビスパのストロングポイントである
鈴木惇からのワンタッチのタテパスを
入れさせないようにしていましたが
激しいプレスではありませんし

サイドチェンジを行えば
鈴木惇と末吉のボランチは
フリーでボールを持てました。



またアビスパのDFラインにも
左右のDFグァンソンとコ・ジュンイが
ボールを持つと
金沢の左右のSH清原と大槻が
遅れてプレスに来るので
3バック間でのサイドチェンジを怖がり
ボール回しが遅れてしまい
味方をフリーにしたり
逆サイドにスペースを作ったりする
プレーが少なくなり結果として
後ろのボール回しの遅さが
前の選手が良い状態で持つ機会を減らし
チャンスの回数を減らしていました。


そこで冷静になり
こちらのDFに
金沢の中盤が食い付いてくれるのだから
引き付けてスペース作って
そこてWBやボランチが受けて
使えばよかったと言えます。

大宮の和田や家長やカルリーニョスが
そうしていました。



鈴木惇と末吉がマークがきついと
ブロックの間の味方に
タテパスを入れられない
金森のドリブルも
中原貴之のポスト(ファウルを貰う)も
減ってしまいます。




3バックで回せないならWBが下がるか
サンフレッチェ広島や浦和レッズが
やっているように
攻撃の時に末吉などボランチが下がって
4バックになってもよかったでしょう。

こういう試合でこそ
足元が上手くボール回しの質を上げて
高い位置に上がってからも
効果的なくさびのパスや質の高いクロスを
入れられる堤の良さが活きたはずなので
出番が無かったのは残念でした。


金沢はアビスパのチャンスの回数を減らす
守り方をしていましたが
ただ金沢の追加点の可能性も少なくなり
金沢はFWが1人外せる選手がいないので
サポートが少ない中では
チャンスを作る事すら厳しい状況でした。


その中で金沢の明確な狙いが1つあり
清原の高さを使って
アビスパにチャンスをたくさん作られる
押し込まれた状況を
それで押し返してチャンスの回数を減らす
場面が数多くありました。

普通は高さに強いFW水永を使いますが
ロングボールを水永に入れると
グァンソンか濱田が対応するので難しい
清原は水永より高さは無いですが
右サイドで相手が阿部なら
高い確率で勝てると踏んで
あえて水永でグァンソンと濱田を引き付けて
清原で阿部を狙ってきました。

実際に阿部と清原では
高さでミスマッチになっていて
阿部がぜんぜん勝てない状況で
そのハイボールが効いて効いていました。

アビスパとしては
金沢の前人数も少ないので
左DFコ・ジュンイがズレて対応しても
よかったと言えます。




後半も殆ど讃岐戦と同じ展開になります。

ブロックを作って引いて守る相手には
プレスが掛からないボランチの
サイドチェンジからのアーリークロスや
ドリブルやワンツーなどが有効ですが

もっとアビスパが
有効にサイドを使えていれば
相手がさらに下がり
ボランチが高い位置でボールを持ち
ミドルシュートのチャンスも
増えていたはずです。




相手の自陣にブロックを作り足を止めた
ゆっくりしたテンポに合わせてしまい
攻撃のスイッチを入れるフリーランニングが
少ないので
ワンツーなどワンタッチを絡めた攻撃が
少ない事がさらにチャンスの回数を
減らす事につながりました。

なのでフリーランニングを数多く仕掛けた
亀川が絡んだ時にチャンスが
生まれていました。

亀川がサイドで受けた時に
全てドリブルで仕掛けていましたが
味方が持っている時に亀川が
フリーランニングでサポートするだけでなく
亀川がボールを持っている時に
亀川のパス&ゴーから
ワンツーを入れていれば
もっと金沢は対応が難しくなったでしょう。

アビスパ側で高さで清原と阿部の
ミスマッチがあったように
金沢側でも亀川とチャ・ヨンファンで
スピードのミスマッチがあったので
もっと活かせるはずでした。





讃岐戦の沼田の得点のように
ブロックを作っている相手には斜めに動く
フリーランニングが面白いように効きます。

足を止めてブロックを作って
スペースを消す守備をしているので
相手のフリーランニングに出遅れますし
斜めに動かれるとさらに
マークの受け渡しも難しくなるからです。

もっと後ろのボール回しを工夫して
フリーでボランチやDFが良い状態で
ボールを持てる場面を増やし
そこから中原貴之が下りて来てCBを釣って
入れ代わりにシャドーの城後と金森が
裏に抜ける動き出しを増やしていれば
足を止めてスペースを消している
金沢のDFの裏を取れたはずです。



相手のテンポに合わせてしまうのではなく
自分達でテンポを作れるようにならないと
引いた相手からチャンスを数多く作る事は
難しいでしょう。


金森と中原貴之は無理が効く選手なので
足下にもっと強引に
ワンタッチでパスを入れても
よかったかもしれません。

テンポチェンジのきっかけは
フリーランニングとワンタッチパスなので
引かれた相手には
意図的に数多く仕掛けても
よかったでしょう。





流れから得点出来ないなら
クロスなど
直接ゴールに向かうプレーだけでなく
相手に当てて
タッチラインやゴールラインから出す
セットプレーを奪うためのプレーも
必要だったと言えます。


全体的には金沢がもっとコンパクトに来ると
考えていてアビスパは
ロングボールからDFラインの裏を狙う
攻撃が多く単調になってしまい
裏狙いの前線と
プレスを嫌がるDFラインの間が開いて
間延びする現象が起こり
中盤のセカンドボール争いで
不利になっていました。



またロングボール入れた時に
ほぼ中原貴之が勝っているのに
DFラインの押し上げが弱く
セカンド金沢に渡してしまう
場面が数多くあり
ロングボールを入れてセカンドを拾い
前にボールをどんどん押し込んで行く
アビスパの得意な形が作れませんでした。



74分の金沢2点目の場面が象徴的ですが
金沢は引いて守って攻撃の人数が少ないぶん
清原、佐藤、山藤、秋葉などが
セカンドを拾ったコントロールを
足下ではなくスペースに運ぶので
そこでアビスパのセカンドを狙っていた
選手を外してプレスかわし
鋭いカウンターを仕掛けていました。




引いた相手を崩すのはビルドアップ出来るチームでも難しく
ビルドアップを課題とするアビスパは
もっと早くロングボールで
ゴール前でこぼれ球という場面を
作った方が得点の確率は高かったはずです。

相手にとって1番嫌だったのは
ゴール前のシーンをたくさん作られる事で
金沢のCKからアビスパゴール前に
混戦を作り出して奪った1点目が
良い例です。

阿部と金森やDFの1人と代えて
酒井や坂田や堤を投入して
75分以降4バックに以降しても
面白かったでしょう。

相手は引いて2点差で
チャンスもたくさん作れていない状況では
80分くらいからグァンソンを上げて
パワープレーを仕掛けてもよかったかも
しれません。



アビスパは前からプレスを掛けられると
岡山戦、栃木戦、徳島戦みたいに
上手くプレスをかわすボール回しが
出来ていないので苦しみますし

引かれると讃岐戦や金沢戦のように
攻撃のバリエーション、コンビネーションが
少なく
チャンスをたくさん作る形を作れません。


とにかく失点を抑える事だけを考えて
1-0で勝っていた
3連敗以降の試合とは違い
ビルドアップに挑戦し始めた最近の試合では
立ち上がりの失点や複数失点も
増えています。



負けないだけのサッカーから
勝ち点3を奪うサッカーに変わる
難しさですが

典型的なセンターフォワードで
フリーランニングを呼び込むタメが作れて
ボランチに前を向いてボールを落とせる
ワンタッチパスにつなげられる
ポストプレーが得意な
ジュビロ磐田のFWジェイ・ボスロイドと
似たタイプの
FWウェリントンが加入した事は大きいと
言えます。



ウェリントンが昨年の湘南ベルマーレ時代の
パフォーマンスを見せてくれたら
高い位置でボールが収まるので
フリーランニングも増えて
ワンタッチパスも増えて
攻撃のバリエーションが拡大して
得点力は間違いなく上がるはずです。

しかし今の状態では
前からプレスを掛けられると
ウェリントンにボールが入らない
可能性が高いと言えます。

後ろの選手の人の問題と言うよりは
チームとしてのボール回しの改善に
取り組まないと
足元の上手いDFを補強しても
あまり変わらないでしょう。








6月14日


ジェフユナイテッド千葉2-2アビスパ福岡



6分森本(千葉)、10分水野(千葉)、

34分金森、72分中原貴之、






千葉戦は10分までにミスから2失点して
得点力の無いアビスパにとっては
90分の中の多くの時間を
スタイルを崩して取りに行かないといけない
難しい試合になりましたが
前に人数を掛けるアビスパのスタイルに
対応出来なかった千葉のミスもあり
同点に追い付いただけでなく
逆転も狙える試合だったと言えます。






立ち上がり千葉が前から強いプレスを掛けて
高い位置に人数を掛けて攻撃と守備をする
スタイルでパワーを掛けてきました。

アビスパは
千葉が前から激しいプレスを掛けて
奪うと素早く裏に森本をランニングさせる
攻撃にDFラインが下がってしまい
前からコースを限定して
後ろの選手がカットを狙う
自分たちのスタイルを見失い
さらに千葉の激しいプレスに混乱して
攻撃でもミスを重ねてしまう状態になり

千葉の意表を突く戦い方に
見事にハマってしまいました。


例えば5分のCB大岩からの
サイドチェンジを受けた
右CBキム・ヒョヌンが高い位置の
右SH水野に直接パスを通す場面は
5バックで守っているチームなら
絶対させてはいけないプレーです。

4人ならサイドチェンジしたあと
ブロックのスライドが間に合わない場面も
ありますが
5人で守っているのはこういうプレーを
防ぐためでもあるので
左WB阿部が正しい予測と判断が
取れていない状態だった事が分かります。

そのすぐあとのプレーでは
千葉の町田のバックパスが金森まで流れて
金森がワンタッチで中原貴之に落としますが
千葉が素早い切り替えで中原貴之を
佐藤、町田、金井の3人で囲みボールを奪い

右SH水野に渡してサイドで
阿部と1対1の場面を作られて
そこからスローインで
エリア内の森本に直接当てて
それを森本がファーストタッチで
タテに仕掛けて
なんとか堤がエリア内で上手く対応して
ゴールキックにする場面を
作られてしまいました。

アビスパはリスク管理の意識が希薄で
千葉は相手陣内で攻撃と守備を繰り返す
良い状態を作っていました。



そして6分にミスから失点して
さらにパニックが拡大します。

6分の千葉のFW森本の先制点の場面は
先ほどのゴールキックになったプレーの直後
まずGK神山のゴールキックが
前線の中原貴之に合わない所から
始まります。

中原貴之が競れないので
CB大岩がコントロールして収めて
ロングボールを放り込んできます。

そのロングボールを堤がヘディングで
クリアしますが遠くではなく
目の前にボールが行ってしまい
それが森本に当たってこぼれ球になります。

こぼれたボールが
FW町田にこぼれると予測した森本が
DFラインの裏にランニングします。

森本は
こぼれ球を拾う町田の対応をする濱田の裏に
濱田と堤のギャップを使い
堤の前から濱田の裏に
左斜めにランニングします。

そこに町田からワンタッチで
浮き球のパスが出て
森本が求めていた所より短めに出たので
ファーストタッチで
シュートを打ちやすい所に
コントロールするはずが
ミスで足下に入ってしまいましたが
そのせいで神山が飛び出せない間合いになり
飛び出してシュートコースを限定しながら
セーブする事が出来なくなり
シュートコースがたくさんある状態で
打たせてしまいます。

さらにパスが足下に入り
森本のコントロールミスによって
堤が追い付けるタイミングになりますが
シュートは堤のブロックをすり抜けてきて
神山にとってはブラインドになって
さらにセーブしづらい状況でした。

ただこのシュートは簡単ものでは
ありません。

足下にあるボールですから助走無しで
腰の回転と蹴り足の力だけで
あれだけ強いシュートをコースに打てる
森本はやはり素晴らしい選手です。


因みに堤のヘディングは末吉あたりに
パスをつなごうとしたようにも見えますが
ヘディングする瞬間に前に頭を押し出して
強いボールを送り出そうとしているので
クリアミスです。

ロングボールをヘディングで
味方につなごうとするなら
味方がコントロール出来るように
ロングボールのボールスピードを
落とさないといけないので
ボールスピードを吸収するために
頭と身体を後ろに引く動きが
絶対に入ります。


堤が遠くの中原貴之などに
強いボールでつなごうとしたなら
ロングボールの対応で遠くの状況まで
見えていない中で
それを実行するのは考え難いでしょう。



アビスパは裏を使われ
DFラインが下がり前からのプレスが消え
千葉のボランチから
バイタルの井出や町田や水野にボールが入り
質の高いパスがサイドや裏にランニングする
森本へ出てさらにピンチが広がります。


そして混乱の中で続けて失点します。


ゴール,,,,
神山,,,,,,,,,,,,,,,,,,
,,,←,,,←,,,←,,,,,,,,
,,,,,,,,,,,,,,↖,,,,,
,,,,,,,,,,,,,,,,↖,,,
,,,,,,,,,,,,,,,,,クロス
,,,,,,,,,,,,,,,,,,パウ
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,↑
,,,,,亀川,パウ,,,阿部,中村,↑
,,,,,,↓,,↓,,,,↓,,,↓,,↑
,,,,,,↓,,↓,,,,↓,,,↓,,↑
,,,,,,,↘,,↘,,,,,,,↗
,,,,,,,,,↘,,↘,,,,↗
,,,,,,,亀川止まる,,↘,↗



10分の水野の追加点の場面は
セットプレーの流れからの守備で
少し難しくなりますが
やはりミス絡みでもあります。

水野の左CKが流れて右サイドに抜けて
中村×阿部、パウリーニョ×亀川の
右サイド2対2の場面で
パウリーニョにクロスを上げられて
しまった所はミスの1つです。

ただパウリーニョのプレーも見事でした。


右サイドに抜けたボールを中村が拾い
阿部と対峙します。

その内側にいたエリア内のパウリーニョには
亀川が対応していました。

はじめ中村とパウリーニョは横並びでしたが
パウリーニョが中村から
バックパスを引き出そうと
1度後ろに下がります。

パウリーニョに付いて亀川も下がりますが
それによってニアのスペースが空いて
右サイドの広大なスペースに中村と阿部の
1対1を作られてしまいます。

亀川はパウリーニョも気になりますが
危険なニアのスペースと
右サイドで中村と阿部が1対1になっている
事も気になって
パウリーニョを少し離してしまいます。

そこで中村が少しずつ下がり
阿部を右サイド裏から釣り出しながら
パウリーニョにバックパスすると見せ掛けて
中村の外側を回って追い越して
右サイド裏にランニングしたパウリーニョに
ヒールでボールを出してスイッチしました。

中村とパウリーニョが入れ替わったので
マークを受け渡して近くの阿部が
パウリーニョに付いて行けば
クロスを上げさせなかった可能性が
高かったと思いますが

1度下がる動きをしたパウリーニョに
少し距離を取っていた亀川がそのまま
パウリーニョのマークに行ったために
距離を作っていたぶん間に合わず
パウリーニョにクロスを上げられて
しまいます。

阿部と亀川のマークの受け渡しのミスが
招いた失点とも言えるでしょう。

またパウリーニョが作った
ニアのスペースには井出が
中村から内側にボールを引き出すために
ランニングしていて
早めに気付いた鈴木惇が
カバーに行っています。

井出がもう少し早くニアに入っていれば
中村からパスが出て
そのままエリア内でプレーされて
いたでしょう。

あの状況では亀川1人に色々な負担が
掛かっていたので
誰か1人でもカバーに来ていれば
もう少し違った対応もできたでしょう。


パウリーニョから低くて速いクロスが
DFラインとGKの間に上がり
神山がなんとかニアではじき出しますが
逆サイドの水野の所に落ちてきます。

神山はパウリーニョの低くて速い
難しくクロスをよく逆サイドに弾いたと
言えます。

キャッチに行ってこぼれると
即失点のピンチですし
真正面に弾くにはボールの芯を捉えないと
遠くに弾けないので
ミスになり近くのこぼれ球になり
エリア内の相手や味方に当たって
そのままゴールになる可能性もあります。

逆サイドならボールの下をさわって
コースを変えるようなイメージで
遠くに飛ばす事が出来ます。


しかし、逆サイドに弾いた事で
サイドチェンジのような形になり
アビスパの選手がボールウォッチャーになり
反応が遅れ
水野がダイレクトでシュートを打った事で
さらに準備する時間がなくなり
水野のこぼれ球をダイレクトで
ファーに叩き込む高い技術もあって
ゴールが生まれます。






このままでは3点目を奪われる可能性も
高かったのですが
2点目を取った千葉の方に
変化が生まれます。


千葉が2-0になった事で
25分頃からパワーを落として
DFラインを下げ試合を落ち着けて
あとは前に出て来るアビスパの裏を突いて
追加点を奪うスタイルに
戦い方を変えてきました。


しかし、それによってパニックになっていた
アビスパも落ち着く事が出来て
考える余裕が生まれ
自分たちのスタイルを取り戻す
キッカケになります。

パスをつないで試合を落ち着けようとする
千葉に対して前からプレスを掛けて
コースを限定してパスカットを狙う
アビスパの守備がハマり始めたのです。

今度は千葉にミスが生まれて混乱して
自分たちのテクニカルなスタイルを見失って
しまいます。

千葉はDFラインを下げた事で
32分のような堤から直接
ボランチの裏のバイタルのスペースに
タテパスを入れられて
金森のターンとドリブルから亀川にパス
亀川からのクロスに左WB阿部が飛び込むも
水野がなんとか阿部をマークして
失点を防ぐような
サイド攻撃を再三受けて
アビスパに押し込まれます。


アビスパは早めにWBに当てて
千葉のSHを下げて
DFラインと中盤の2ラインを下げて
フリーのアビスパのボランチと3バックから
質の高いボールが出て
サイドを自由に使われてしまいます。


千葉は落ち着けようとしてパスをつなぎ
アビスパのプレスでミスからカットされて
悪い失い方からカウンター受ける悪循環を
繰り返す最悪の展開になりました。


攻撃も前に出て来るアビスパの裏を狙う
森本を目掛けての単調な攻撃につながり
町田や井出からでなくDFラインから
ロングボールではさすがの森本も苦しく

アビスパのDFはターゲットも明確なので
余裕を持って跳ね返します。



34分の金森の得点も
アビスパの前からのプレスに
千葉のパスが乱れて悪い状態で受けた
キム・ヒョヌンがパスミスした所から
始まります。

キム・ヒョヌンから
金井へのパスをカットした金森が
ドリブルでゴールに向かってカットインして
相手を中央に引き付けて
城後と中原貴之が右サイドから
中央に入って来て作った右サイドに
末吉が上がって来てクロス
ファーの阿部を狙いますが届きません。

しかし城後とキム・ヒョヌンが競って
こぼれたボールが阿部の所に行き
阿部が拾って左サイドサポートの鈴木惇に
落とします。

それを鈴木惇がワンタッチで
バイタルの金森へ
金森はターンしてカットインして
マークしていた佐藤健太郎を外して
フリーになり
右足でニアに低く強いシュートを打ち
ゴールを決めました。

金森は鈴木惇からのワンタッチパスから
後ろ向きの状態で
右足ヒールのファーストタッチだけで
中央にコントロールして
前を向くのと同時にカットインも狙って
いましたが
右足ヒールが足下に入ってしまい
前は向けましたがカットインは出来ません。

そこで前を向いた状態で2タッチ目で
左足インサイドで中央に押し出して
カットインします。

佐藤健太郎は金森のファーストタッチが
足下に入った所を狙って
奪いに行ったのですが
結果的に足下に飛び込んだ所を
2タッチ目の左足インサイドでかわされて
しまう形になります。

佐藤は金森のファーストタッチが
足下に入らなければカットインに付いて行き
シュートブロックに行けたはずです。




40分からは高さに強い中原貴之を目掛けて
ハイボールを入れてセカンドを拾い
どんどんタテに出していく
アビスパの得意なスタイルになります。

逆に千葉は不得意なスタイルで
千葉のストロングポイントである
テクニカルな町田や水野、井出の
頭の上をボールが越えていく形になり
ボールをさわれず
守備でもパウリーニョと佐藤健太郎の
運動量やパスカットが発揮出来ない形に
なりました。





後半はアビスパが極端なロングボールから
セカンド勝負を仕掛けて来て
球際や出足などで千葉を圧倒して
フィジカルとスピードと運動量に長けた
アビスパのペースになりました。


50分のチャンスは
まさにセカンド勝負の所で
千葉のボランチ佐藤健太郎が拾って
コントロールした所を狙っていた鈴木惇が
球際で勝ちカットして
それを末吉がワンタッチで
後ろ向きの状態から右サイド城後へパス
城後から千葉のDFラインとGKの間に
低く速いクロスが入り
それをニアで金森が合わせますが
GK岡本の好セーブで阻まれます。



中原貴之が中盤やサイドに下がって
ハイボールを受けに来て
千葉のCBが付いて行かないので
高さの無い千葉のSBと勝負か
中原貴之がフリーで受けられるために
かなりの確率で勝ってボールを収めたり
CBが強めに来るとファウルを貰う
駆け引きに優れたプレーで
簡単に潰されないために
アビスパの攻撃が機能して
試合全体の流れも中原貴之が作っている
所もありました。

アビスパはこの試合で
後半は千葉を押し込みましたが
その代わり相手陣内にスペースが
無くなってしまったので
相手がスペースを消せない空中で
力を発揮できる中原貴之は効いていました。

中原貴之はフィジカル能力が高いだけでなく
駆け引きにも長けていて得点も取って
守備もしてくれる
素晴らしいセンターフォワードだと
言えます。




アビスパは千葉を押し込みますが
GK岡本の好守もあって得点出来ず
前半から2点を奪い返しに
パワーを使っていたアビスパも
少しずつ運動量が落ちていきます。

69分に酒井を入れて城後を下げたのは
中原貴之は今の戦い方では代えられない
この試合の金森はパフォーマンスも良く
押し込んだ千葉の狭いスペースでも
ターンしたりドリブルしたり
シュートまで持っていける力あるので
残したのだと思います。

城後は千葉が下がりスペースが無いので
裏のスペースやサイドで起点になる
プレーより
フィジカル能力に優れた酒井を投入して
ロングボールからセカンドという
戦い方をよりハッキリさせようとしたの
でしょう。

さらにハイボールのターゲットにも
なれるのでかなり消耗していた中原貴之の
負担も軽減出来る目的もあります。


72分同点ゴールの場面では
酒井の球際の強さが活きて
井出から酒井がボールを奪います。

右サイドのこぼれ球を井出と争っていて
井出の方が明らかに有利でしたが
身体を当てる事で井出が
コントロールミスして
そこを見逃さずボールを奪いクロスを送り
ファーで中原貴之が競ってこぼれ球を
末吉が拾って左サイド阿部にパスしたあと
猛然と阿部の外側をランニングして
追い越す動きを見せて
千葉の金井とパウリーニョが寄せられず
阿部に時間と余裕が生まれます。

それによって阿部から
中原貴之の高さを活かす精度の良いクロスが
ファーに行き
そのクロスに中原貴之が
対応していたCB大岩の後ろから飛んで
ヘディングでゴールに叩き込みました。

酒井のクロスに左サイドで競っていた
中原貴之が
阿部のクロスに右サイドで合わせて
奪ったゴールですが
中原貴之は相手の視線が左サイドに集中する
末吉がこぼれ球を拾って阿部にパスした
瞬間に左サイドから右サイドに
動き直しています。

ボールが左サイドにあるので
中原貴之をマークしていたキム・ヒョヌンは
1番危険なニアを守るために
中原貴之のマークを右サイドの選手に
受け渡します。

しかし、右サイドでは千葉の大岩、中村、
井出の3人に対して
アビスパは中原貴之が動き直した事で
中原貴之、酒井、亀川と
3対3の同数になっていて
大岩は中央ゴール前のスペースを
消していたので
実際はファーの中村が酒井と中原貴之の
2人を見る形になっていました。

そして阿部からクロスが上がった瞬間に
中央から下がりながらクロスに対応する
大岩に対して
中原貴之がファーから助走を付けて
飛び込んで来たのですから
競り合いで中原貴之が圧勝するのは
当然でした。

しかし、この状況を作り出したのは
1つ目の酒井のクロスのあと
2つ目の阿部のクロスの前に
阿部からクロスが上がると予測して
絶妙なタイミングとコース取りで
ファーでフリーとなった中原貴之の
クレバーな動き直しです。

フィジカル能力で高さに強いだけでは
あれだけ得点も取れません。


このあともアビスパが終始押しこみますが
同点のまま試合終了します。





試合を振り返ると
この結果につながった最大の要因は
序盤のアビスパのもったいない
連続失点だったと言えます。

ミスとミスをカバーできず失点の
パターンが2回続いてしまい
苦しくなりました。


千葉はアビスパが
どのようなサッカーを仕掛けているのか
明確だったのですから
中盤やサイドに下がりハイボールを受ける
中原貴之にCBキム・ヒョヌンを
ハッキリとマークに付けるべきでした。


また早めに森本を諦めて
アバウトなクリアーにも対応出来る
フィジカル能力の高いFWオナイウを
投入していれば
少しは展開が変わったでしょう。












6月6日


アビスパ福岡1-0徳島ヴォルティス


67分濱田、






徳島戦は
徳島の前からのプレスに苦しめられ
サイドを使われてピンチを招きますが
ハーフタイムを挟まず前半途中で修正して
少しずつ形勢を変えていき
ただ勝利しただけでなく
これからのアビスパの成長にも期待できる
試合だったと言えます。



序盤は完全に
前から激しいプレスを掛けて
サイドチェンジを多用して
素早くサイドで数的優位を作って崩す
前半からパワーを使ってきた
徳島のペースでした。



アビスパは
チームをレベルアップさせるために
ボールポゼッション率を上げる事と
ビルドアップにチャレンジしていますが
前からのプレスをかわせないと
自陣で悪い形でボールを失い
失点のリスクが高くなります。

栃木戦や岡山戦でも苦しみましたが
徳島戦では前からのプレスの中で
相手のプレスをかわしてキープする部分で
悪い失い方が減り成長がみられましたが
プレスの中をビルドアップする力は無いので
徐々に押し込まれていき

徳島のサイドチェンジを使った
サイド攻撃によって
さらに押し込まれてしまいます。



,,,,,,橋内,,,石井,,,,
,,,,,,,↖プレス↗
,,,,,,,中原貴之1人で5人見る形
,,,,,↙,,,↓,,,↘
広瀬,,,,,,,,,,,,,,,,藤原
,↓,,,,,,,木村←フリー,,,,↓




金森,,濱田,,,エステバン,,,城後
,,,,,↓,,,,,,↓
,,,,鈴木惇,,,,末吉ボランチが
,,,,,↓,,,,,,↓引っ張られる
大崎,,,,,,,,,,,,,,,佐々木
,,,,,,,,,佐藤,,,,,,,
阿部,,,,,,,,,,,,,,,,亀川
,,,,堤,,,,濱田,,,グァンソン





徳島は中盤にエステバンと濱田の
ボランチ2人と
アンカーの木村の3人ですが

アビスパの中盤は鈴木惇と末吉の
ボランチ2人しかいないので
1人足りません。

中央の鈴木惇と末吉が
エステバンと濱田に引っ張られ下がり
中原貴之がCBのプレスに行くと
木村にプレスに行けないだけでなく
大きなスペースも与えてしまいます。

そのため徳島のDFラインに
中原貴之を引き付けられてから
アンカーの木村にパスされると
木村が常にフリーとなってしまい
そこから質の高いサイドチェンジが出て
質の高いサイド攻撃につながっていました。

全体としてはアビスパの5バックと
シャドー2人が下がり
ボランチ2人も徳島のボランチに
引っ張られて下がったので
9人が自陣で守っていて
中原貴之1人で徳島のアンカー木村と
DFライン4人を見る形になって
いたのです。


徳島はフリーのDFラインと
アンカー木村のサイドチェンジから
主に左サイドで
技術がありフリーランニングの質の高い
FC東京U―18出身の左SH佐々木陽次を
中心にして
そこに左SB藤原とボランチのエステバンが
絡んで3人が連動して流動的に動いて
質の高いサイド攻撃を仕掛けます。


大宮の家長が中央で受けて相手を引き付けて
左SH泉澤がドリブルやフリーランニングで
サイドを崩す攻撃と比較すると
人数を掛けていて複雑な攻撃です。

しかし、そのぶん人数と時間が掛かるので
ゴール前に人数を掛けられないですし
シンプルに大宮の選手が
1人でやっている仕事を2~3人で
行っている事になります。

大宮ほどレベルの高い選手が
集まっている訳ではないので
2~3人で分担して
1人に掛かる負担を減らしているのです。


守備で前から激しいプレスを行い
攻撃で人数を掛けてサイドを使い
徳島は前半から相当パワーを使って
決定機も作っていましたが
この時間帯に得点する事が
出来ませんでした。



徳島が得点出来ないでいると
ハーフタイムを挟まず前半の早い時間に
アビスパが徳島の攻撃の起点となっていた
アンカーの木村の部分に手を打ってきます。

5バックや3バックの欠点として
左右のDFがサイドに出て行かないと
サイドがWB1人になり
相手のSHとSB2人にサイドで数的優位を
作られてしまう事があります。

アビスパはDF3枚を
中央から動かしたくないので
シャドーの城後と金森をサイドまで下げて
サイドの枚数を確保して
相手のSBの選手の対応をさせていますし

FWの中原貴之は
CBにもプレスを掛けていたので
中央のアンカー木村が
フリーになっていました。


そこで前半途中から中原貴之がCBへの
プレスを止めて守備の時に1列下がって
アンカー木村をマークし始めます。

これでサイドチェンジが無くなり
徳島のサイド攻撃の質が大きく落ちましたが
その代わりCBや残っているSBが
フリーになるので
今度はそこから高さがありキープ力もある
FW佐藤に精度の高いロングボールが
出てしまい
サイドを崩されての決定機は減りましたが
押し込まれる展開は変わりませんでした。


さらにアビスパボールになっても
中原貴之が前線で孤立していて
身長は175センチですが
高い身体能力を誇りハイボールに強い
CB橋内に跳ね返されて
城後と金森、鈴木惇と末吉も
サイドや低い位置に下がっていて
サポートが無くすぐに失ってしまいます。



そこで前半途中30位からさらに修正して
木村にサイドチェンジされなければ
サイド攻撃も無くなるという判断から
下がってサイドのスペースを消していた
シャドーの城後と金森を前に上げて
システムを5-2-3に変えました。

2トップの中原貴之と金森が
徳島のDFラインにプレスを掛けて
FW佐藤へのロングボールの精度を落とし
トップ下に入った城後が
アンカー木村をマークする
役割がハッキリした形に変えて
徳島のサイドチェンジからサイド攻撃で
クロスを上げる攻撃や
能力の高いFW佐藤をシンプルに使った
ロングボールも無くなり
徳島は攻め手が無くなります。

大宮と違いブロックの間で受けて失わない
家長のような絶対的な選手がいないのと
DFラインに足元が上手い選手がいないので
サイド攻撃を封じられると
あとはFW佐藤を目掛けてロングボールを
放り込むだけだったのです。

アビスパとしては佐藤は厄介な選手ですが
攻撃が単調になり
ターゲットも明確になったので
対処は楽になりました。



前半からプレスやフリーランニングで
精力的に動いていたエステバン
左右のSH佐々木陽次と大崎の運動量が
後半に急激に落ちて
サイドのサポートが無くなり
徳島はサイド攻撃自体が出来なくなります。

徳島が
キム・ジョンミンや橋内を上げて
パワープレーに早い段階で移行したのも
パワーを使い切っただけでなく
徳島には元々攻撃のオプションが
少ないからです。

DFラインにアレックスがいれば
SBから攻撃を組み立てて
もう少しパターンも増やせたのですが
この試合はケガで欠場していました。


後半は
ロングボールからセカンドボールを狙う
戦いだったので
フィジカル能力と運動量に
自信がある選手が多いアビスパが
徐々に有利になっていきます。

前半はサイドに振られて
対応が後手に回った事もあり
球際の部分で負けていましたが
後半は球際でも五分となり
アビスパがセカンドを拾う場面が
増えていきました。

後半は徳島に殆どチャンスを作らせず
試合を終える事が出来ました。



徳島はパワーを掛けていた前半に
得点出来なかった事が悔やまれますし
アビスパのDFラインで
徳島のプレスをかわして
危うい場面もありながらも
ボールをキープして
徳島の守備の時間を増やして
体力を削っていた事が後半に効いたと
言えます。

これから勝負の夏場に向けて
ボールを回して相手の体力を削るプレーは
勝利するために欠かせないので
今までは前からプレスを掛けられると
プレスに引っ掛かりピンチを招いていた事を
考えると
DFラインの選手が比較的落ち着いて
ボールを動かしていた徳島戦の勝利は
これからにつながる1勝だと
言えるでしょう。



徳島戦ではセットプレーでミスマッチが
たくさんあったので
工夫があればもう少し決定機を
作れたはずです。

67分の鈴木惇の左CKからの
濱田のヘディングゴールも
マークに付いていたのは
175センチで高さは無い藤原でした。

アビスパはまた1-0での勝利ですが
セットプレーで得点出来るから
守備に人数を掛ける
失点しない事を最優先にした戦い方で
1-0で勝てるのです。

アビスパの守り方では失点は減らせますが
サッカーで1番得点の可能性のある
ボールを奪い攻撃に切り替わった瞬間に
攻撃に人数を掛けられないので
なかなか流れの中から得点は生まれません。

つまりセットプレーから得点できれば
攻撃に人数を無理に掛ける必要が
無くなるので
サッカーで失点の可能性が1番高い
ボールを失い守備に切り替わった瞬間に
守備に人数を掛ける事が出来るのです。

あとはセットプレーから失点しなければ
タレントが少ないJ2であれば
失点0で抑える事は可能です。

しかし岐阜戦や讃岐戦
そしてアディショナルタイムに連続失点した
大宮戦のように
先制点を奪われて
少しでもバランスを崩して
攻撃に人数を掛けると
失点が増えてしまいます。

相手がボールを捨てて
自分たちがボールを持つ試合で
どう失点を防いでいくか
それが今のアビスパの課題ですが
この徳島戦で見せた

相手を動かして体力を削りながら
必要異常に攻撃に人数を掛けず
セットプレーの回数と精度を上げて
さらに工夫によって得点して
逃げ切る戦い方が
目安になりそうです。