5月31日
大宮アルディージャ2-0アビスパ福岡
90分清水(大宮)、93分ムルジャ(大宮)、
大宮戦は
アビスパが相手に攻めさせて
前後半で形を変えて上手く守りながら
カウンターを狙っていましたが
家長を中心とした大宮のボール回しが
それを上回った試合だったと言えます。
アビスパは前半5-4-1のシステムで
DFラインを下げて守り
完全にポゼッションを大宮に渡して
攻めさせてカウンターを狙う
戦い方を選択します。
アビスパの失点が少ない理由は
パスをつながないので
ミスからのカウンターを受けない事と
守備に人数を掛けて
相手が攻撃で使いたいスペースを
空間的に消しているためです。
攻撃で相手に使われたくないスペースは
中央のスペースです。
何故ならゴールは中央にしか無いので
サイドから直接ゴールが決まる事は
ありません。
そのためサイドでボールを持たれても
必ずボールは中央に帰って来ます。
つまり中央を使わせなければ
ゴールを奪われる事はないのです。
アビスパは人数を掛けて
スペースを消していますが
集中して中央のスペースをケアしています。
守備の時に2シャドーがサイドに
落ちて来て
WBと4枚で両サイドを守ります。
そのため中央の選手が
サイドに流れる事が少なく
ボランチ2枚と
3バック3枚の合わせて5枚で
中央のスペースを消せるのです。
パスカットに優れたボランチ2人と
高さがありロングボールの放り込みなど
前に滅法強い3バックが
中央から動かないので
相手は中央でパスをつなげないですし
ロングボールを放り込んでも
跳ね返されてしまいます。
またゴール前にDFが3枚いるので
ボランチが思い切って前に出て
パスカットに行けるのです。
その代わりボールを奪った時に
FW1人しかいないので
スムーズに攻撃に移れない欠点のあります。
そんなアビスパの中央を使うために
大宮は工夫して攻撃してきました。
まずプレスが掛からないDFラインで
ボールを素早く回し
サイドチェンジを繰り返して
アビスパの中盤のスライドが甘くなった所で
WBの内側、DFの前、
ボランチの裏に当たる
5-4-1の中でスポット的に
空いているスペースに
トップ下の家長が流れて来て
左SB和田、左SH泉澤、
ボランチ横山とカルリーニョスから
ボールを受けます。
アビスパはボランチが積極的に前に出て
こぼれ球を拾ったり
パスコースを切ったり
パスカットを狙えるように
ボランチの裏は
DFが前に出てカバーします。
WBはサイドを守る役割があるので
中央にDFがいる時には
中に絞っては来ません。
FWが下りて足下で受けた時には
DFが思い切って寄せに行けますが
家長のように別の場所から動き出して
ボールを受ける瞬間にそのスポットで
受けられると対応が遅れます。
,,,,,中原貴之
,,,,,,,,,,,,,城後
,,,鈴木惇,,末吉
,,,,,,,,,家長,,,←北斗
,,,,,,,,,,↑前に出る裏使われる
,堤,,,濱田,,グァンソン
,,↘,,,,↘,,,,,泉澤
,後ろ向きで守備,,,,,,↓
この試合ではアビスパの右サイドである
北斗の内側、グァンソンの前、末吉の裏で
家長が受けてグァンソンを前に釣り出し
中央のゴール前にスペースを作り
北斗の意識も中央に向いた所で
右サイド裏にフリーランニングやワンツーで
泉澤が入って行くと言う攻撃を
執拗に繰り返していました。
グァンソンが空けたスペースを埋めるため
濱田が右に出て来て
濱田が空けたスペースを埋めるため
堤が左からニアに出て来て
逆サイドのWB亀川が中央に絞って来る
対応をしていましたが
この時点でDFグァンソンと濱田が
ゴール前から釣り出され
堤と亀川もスライドしながらなので
マークが甘くなり
泉澤や播戸、家長、カルリーニョスの
クロスに対して
逆サイドから飛び込んで来る
右SH横谷がフリーで合わせる場面が
何度かありました。
家長がスポットで受けて
右サイド裏にスペースを作り
泉澤とカルリーニョスがそこを使い
ゴール前に播戸や横谷が飛び込む
ほぼ同じ形で何度もチャンスを
作られていました。
大宮の華麗なパス回しのポイントは
DFラインに守備に不安があっても
足元の上手い選手を並べている事と
なんと言っても
JリーグNo.1の足元の技術を持つ家長が
いる事です。
大宮のDFラインの
素早いサイドチェンジがあるために
5バックは5枚でスライドが不要ですが
中盤は4枚なのでスライドが必要になり
どうしてもサイドチェンジを繰り返されると
隙間が出来てしまい
スポットへのパスコースが
空いてしまいます。
そのスポットで受けるのが
以前アビスパに在籍した
アルビレックス新潟の成岡や
ベガルタ仙台の金久保を
遥かに超えるキープ力を持つ
家長です。
スポットのような狭いスペースでも
グァンソンに後ろから当たられても
平然とキープして見せ
動き出しの質も高く
尚かつキープ力の高い選手にありがちな
判断の遅れによるボールの持ち過ぎも
ありません。
周りもよく見えていて味方をシンプルに使い
大宮の起点となっていました。
泉澤、家長、播戸、和田、カルリーニョスが
代わる代わる左サイドに出て来て
アビスパの中央の5枚を引き付け
中央から釣り出して攻撃して
たまにサイドチェンジから右サイド裏を
右SB渡部がフリーランニングで狙う
ピッチを広く使う
正統派のポゼッションスタイルと言えます。
しかし、トップ下の家長が下りて来て
ボランチのカルリーニョスと横山が
ゴール前に飛び出して行かないので
ゴール前にFW播戸しかいない
逆サイドの右SH横谷が飛び込んで来ても
2枚なのでゴール前の人数が足りず
そのため
アビスパは大宮にサイドチェンジで
振り回され
さらに決定機を何度も作られながらも
DFの粘り強いブロックや
GK神山の好セーブなどで
なんとか前半は無失点に抑えます。
後半は
大宮に自由にボールを回され過ぎた部分で
修正が入り
DFラインを上げて前半より
かなり前からプレスを掛け始めます。
それによって大宮に前半無かったパスミスが
出始めて
スポットで家長が受ける場面が無くなり
パスカットからアビスパがカウンターを
仕掛ける機会が逆に増えて
後半は前半と変わりアビスパがボールを
持つ時間が多くなりました。
アビスパは前半はDFラインを下げて
スペースを消す戦い方で
後半は前からプレスを掛けて
ボールを奪いショートカウンターを狙う
戦い方を仕掛けます。
しかし、気温32℃の夕方のゲームで
前半は大宮にボールを回されて走らされ
さらに後半はプレスで走り
アビスパにはボールを奪っても
攻撃のために前に出て行く推進力が
残っていませんでした。
後半の早い時間に
大宮のDFラインに前半ボールを動かされて
相当疲れていた中原貴之や
右サイドを使われ守備で戻っていた
城後に代えて
金森や坂田を投入するべきだったと
思います。
大宮はアビスパがプレスに来た事で
パスミスが増えてピンチを招いた事もあり
62分にムルジャが入ってからは
パスをつなぐのを止めて
前からプレスを掛けるために高く上げた
アビスパのDFラインの裏を
ロングボールでシンプルに狙ってきました。
結局大宮の90分の先制点の場面も
こぼれ球をカルリーニョスが拾ってから
右SH渡邉が起点となり家長にパス
家長から右サイド裏を狙ったムルジャに
ロングボールが出て
FWムルジャがドリブルでタテに運び
DFラインとGKの間に
低く速いクロスを送り
それを左SH清水が
ムルジャのドリブルの時に
1度グァンソンの裏に入り
クロスのタイミングで
グァンソンの前に出て来てGK神山の前で
合わせてゴールを決めます。
大宮は82分までに3枚代えて
フレッシュな渡邉、ムルジャ、清水が
スピードと運動量でアビスパのDFを上回り
決勝点を奪いました。
アビスパは前半大宮にボールを回され
守備で体力を削られたのと
システム的に4バックと5バックなので
サイドチェンジすれば
逆サイドでWBがフリーになる事を
あまり活かせなかった事と
得意のセットプレーを獲得するような
攻撃陣の仕掛けが少なかった事が敗因と
言えます。
坂田のスピードや金森のドリブルは
疲れた大宮のDFにとって
難しい存在になったはずです。
大宮アルディージャ2-0アビスパ福岡
90分清水(大宮)、93分ムルジャ(大宮)、
大宮戦は
アビスパが相手に攻めさせて
前後半で形を変えて上手く守りながら
カウンターを狙っていましたが
家長を中心とした大宮のボール回しが
それを上回った試合だったと言えます。
アビスパは前半5-4-1のシステムで
DFラインを下げて守り
完全にポゼッションを大宮に渡して
攻めさせてカウンターを狙う
戦い方を選択します。
アビスパの失点が少ない理由は
パスをつながないので
ミスからのカウンターを受けない事と
守備に人数を掛けて
相手が攻撃で使いたいスペースを
空間的に消しているためです。
攻撃で相手に使われたくないスペースは
中央のスペースです。
何故ならゴールは中央にしか無いので
サイドから直接ゴールが決まる事は
ありません。
そのためサイドでボールを持たれても
必ずボールは中央に帰って来ます。
つまり中央を使わせなければ
ゴールを奪われる事はないのです。
アビスパは人数を掛けて
スペースを消していますが
集中して中央のスペースをケアしています。
守備の時に2シャドーがサイドに
落ちて来て
WBと4枚で両サイドを守ります。
そのため中央の選手が
サイドに流れる事が少なく
ボランチ2枚と
3バック3枚の合わせて5枚で
中央のスペースを消せるのです。
パスカットに優れたボランチ2人と
高さがありロングボールの放り込みなど
前に滅法強い3バックが
中央から動かないので
相手は中央でパスをつなげないですし
ロングボールを放り込んでも
跳ね返されてしまいます。
またゴール前にDFが3枚いるので
ボランチが思い切って前に出て
パスカットに行けるのです。
その代わりボールを奪った時に
FW1人しかいないので
スムーズに攻撃に移れない欠点のあります。
そんなアビスパの中央を使うために
大宮は工夫して攻撃してきました。
まずプレスが掛からないDFラインで
ボールを素早く回し
サイドチェンジを繰り返して
アビスパの中盤のスライドが甘くなった所で
WBの内側、DFの前、
ボランチの裏に当たる
5-4-1の中でスポット的に
空いているスペースに
トップ下の家長が流れて来て
左SB和田、左SH泉澤、
ボランチ横山とカルリーニョスから
ボールを受けます。
アビスパはボランチが積極的に前に出て
こぼれ球を拾ったり
パスコースを切ったり
パスカットを狙えるように
ボランチの裏は
DFが前に出てカバーします。
WBはサイドを守る役割があるので
中央にDFがいる時には
中に絞っては来ません。
FWが下りて足下で受けた時には
DFが思い切って寄せに行けますが
家長のように別の場所から動き出して
ボールを受ける瞬間にそのスポットで
受けられると対応が遅れます。
,,,,,中原貴之
,,,,,,,,,,,,,城後
,,,鈴木惇,,末吉
,,,,,,,,,家長,,,←北斗
,,,,,,,,,,↑前に出る裏使われる
,堤,,,濱田,,グァンソン
,,↘,,,,↘,,,,,泉澤
,後ろ向きで守備,,,,,,↓
この試合ではアビスパの右サイドである
北斗の内側、グァンソンの前、末吉の裏で
家長が受けてグァンソンを前に釣り出し
中央のゴール前にスペースを作り
北斗の意識も中央に向いた所で
右サイド裏にフリーランニングやワンツーで
泉澤が入って行くと言う攻撃を
執拗に繰り返していました。
グァンソンが空けたスペースを埋めるため
濱田が右に出て来て
濱田が空けたスペースを埋めるため
堤が左からニアに出て来て
逆サイドのWB亀川が中央に絞って来る
対応をしていましたが
この時点でDFグァンソンと濱田が
ゴール前から釣り出され
堤と亀川もスライドしながらなので
マークが甘くなり
泉澤や播戸、家長、カルリーニョスの
クロスに対して
逆サイドから飛び込んで来る
右SH横谷がフリーで合わせる場面が
何度かありました。
家長がスポットで受けて
右サイド裏にスペースを作り
泉澤とカルリーニョスがそこを使い
ゴール前に播戸や横谷が飛び込む
ほぼ同じ形で何度もチャンスを
作られていました。
大宮の華麗なパス回しのポイントは
DFラインに守備に不安があっても
足元の上手い選手を並べている事と
なんと言っても
JリーグNo.1の足元の技術を持つ家長が
いる事です。
大宮のDFラインの
素早いサイドチェンジがあるために
5バックは5枚でスライドが不要ですが
中盤は4枚なのでスライドが必要になり
どうしてもサイドチェンジを繰り返されると
隙間が出来てしまい
スポットへのパスコースが
空いてしまいます。
そのスポットで受けるのが
以前アビスパに在籍した
アルビレックス新潟の成岡や
ベガルタ仙台の金久保を
遥かに超えるキープ力を持つ
家長です。
スポットのような狭いスペースでも
グァンソンに後ろから当たられても
平然とキープして見せ
動き出しの質も高く
尚かつキープ力の高い選手にありがちな
判断の遅れによるボールの持ち過ぎも
ありません。
周りもよく見えていて味方をシンプルに使い
大宮の起点となっていました。
泉澤、家長、播戸、和田、カルリーニョスが
代わる代わる左サイドに出て来て
アビスパの中央の5枚を引き付け
中央から釣り出して攻撃して
たまにサイドチェンジから右サイド裏を
右SB渡部がフリーランニングで狙う
ピッチを広く使う
正統派のポゼッションスタイルと言えます。
しかし、トップ下の家長が下りて来て
ボランチのカルリーニョスと横山が
ゴール前に飛び出して行かないので
ゴール前にFW播戸しかいない
逆サイドの右SH横谷が飛び込んで来ても
2枚なのでゴール前の人数が足りず
そのため
アビスパは大宮にサイドチェンジで
振り回され
さらに決定機を何度も作られながらも
DFの粘り強いブロックや
GK神山の好セーブなどで
なんとか前半は無失点に抑えます。
後半は
大宮に自由にボールを回され過ぎた部分で
修正が入り
DFラインを上げて前半より
かなり前からプレスを掛け始めます。
それによって大宮に前半無かったパスミスが
出始めて
スポットで家長が受ける場面が無くなり
パスカットからアビスパがカウンターを
仕掛ける機会が逆に増えて
後半は前半と変わりアビスパがボールを
持つ時間が多くなりました。
アビスパは前半はDFラインを下げて
スペースを消す戦い方で
後半は前からプレスを掛けて
ボールを奪いショートカウンターを狙う
戦い方を仕掛けます。
しかし、気温32℃の夕方のゲームで
前半は大宮にボールを回されて走らされ
さらに後半はプレスで走り
アビスパにはボールを奪っても
攻撃のために前に出て行く推進力が
残っていませんでした。
後半の早い時間に
大宮のDFラインに前半ボールを動かされて
相当疲れていた中原貴之や
右サイドを使われ守備で戻っていた
城後に代えて
金森や坂田を投入するべきだったと
思います。
大宮はアビスパがプレスに来た事で
パスミスが増えてピンチを招いた事もあり
62分にムルジャが入ってからは
パスをつなぐのを止めて
前からプレスを掛けるために高く上げた
アビスパのDFラインの裏を
ロングボールでシンプルに狙ってきました。
結局大宮の90分の先制点の場面も
こぼれ球をカルリーニョスが拾ってから
右SH渡邉が起点となり家長にパス
家長から右サイド裏を狙ったムルジャに
ロングボールが出て
FWムルジャがドリブルでタテに運び
DFラインとGKの間に
低く速いクロスを送り
それを左SH清水が
ムルジャのドリブルの時に
1度グァンソンの裏に入り
クロスのタイミングで
グァンソンの前に出て来てGK神山の前で
合わせてゴールを決めます。
大宮は82分までに3枚代えて
フレッシュな渡邉、ムルジャ、清水が
スピードと運動量でアビスパのDFを上回り
決勝点を奪いました。
アビスパは前半大宮にボールを回され
守備で体力を削られたのと
システム的に4バックと5バックなので
サイドチェンジすれば
逆サイドでWBがフリーになる事を
あまり活かせなかった事と
得意のセットプレーを獲得するような
攻撃陣の仕掛けが少なかった事が敗因と
言えます。
坂田のスピードや金森のドリブルは
疲れた大宮のDFにとって
難しい存在になったはずです。