もう10年以上一緒にいたこともあり、
結婚しても何も変わらないと思っていたのだけれど
「一生一緒にがんばっていこう」という連帯感だとか
「これ位ガマンしないと一生は続かないぞ」という寛大さだとか
「長生きしてもらわないと」という労わりの心だとかが
予想以上に強く自分の心に芽生えてきた。
ケリーも「僕は一家の大黒柱だ!」と今まで以上に
肩に力を入れ、頑張って働きはじめた。
作曲では相変わらず
多少のライバル心をチラチラ燃やしながら
お互い別々につくっているけれど、
そこは必要な炎かなと思うので。良しとしよう。
結婚前から意識していたことだけれど、
相手の全てを知ろうとするのは止めようと
更に相手に自由時間を与え合うようになった。
相手の息が詰まらないように。自分もひとりの時間を持てるように。
特に相手は欧米人で、食べ物の好みや好きなTV番組、
友達や趣味で合わない所はどうしても出てくる。
疲れたときにピーナツバタージェリーサンドなんか食えない・・・
サラっとお茶漬けを掻き込みたい。
南北戦争は奴隷制度を廃止する引き金にもなった
歴史に残る大戦とは思うけれど、ずっとは観てられない・・・
ぶらり一人旅でもボーっと見たい時がある。
シアトル等の小さな町で、更にオルタナ系コミュに限定されれば
友達が前かれ・前カノである可能性も非常に高く、
ピリっと未練の火花が出る時もある。
でも、それは見て見ぬふり。
これだけ素敵な女性達とお付き合いしてきたにも関わらず
この人が結婚しようと決めたのは、私。
自信を持って、相手を信用しなければ今後やっていけない。
どうして私の料理を食べてくれないの?
どうして1人で出かけていくの?
どこで誰と何してるの?
あの前カノは何で頻繁に連絡してくるの?
相手の全てを知りたい、いつでも愛してほしいと
束縛しようとすれば、相手も疲れるし自分も疲れる。
相手の全てを知る必要はないし、
相手に全てをさらけ出す必要もない。
ちょっとミステリアスな部分が残っていた方が
緊張感もあって良いのでは?と私は思うけど。
皆さんはどうでしょう?