音楽を続ける意味 | カフェと音楽と世界のできごと

カフェと音楽と世界のできごと

シルクロード・エレクトロバンド”Rain In Eden”のライブ情報
笹塚のイベントカフェ”Cheshmeh(チェシュメ)”情報
民族音楽のはなし、好きな映画のはなし、国際結婚のはなし等々
それはそれはタラタラと書いております。

今、紫織さんもインドへ行くこともあり
レインは作曲活動に入っています。

元々私たちが目指していたものは、
民族楽器の生音と電子楽器の無機質な音を合わせて、
独自の世界観を築くことでした。

最近ではパーカッションも3人お手伝いして頂けるので、
その生音にこだわった演奏が中心でした。

気がつくとお客さんも民族音楽や楽器に
こだわりのある人が増え、
「どの位演奏しているのか」「誰に習ったのか」
「楽器はどこでいくらで買ったか」等など
曲と関係ないことばかり聞かれるようになってしまった。

独学だというと、明らかに見下されることもあった。
そんな未熟な技術で人前で演奏するなんて、と。

演奏が終わっても、練習が足りなかった・・・
あそこを間違えた・・・あのお客さんが帰ってしまった・・・
と自分たちを責めて責めて、
ライブが全く楽しめなくなってしまった。

素敵なメロディが浮かんで、どんな曲になるだろうと
ワクワクしながら作り込む一番楽しいはずの作業が
苦痛になっていた。


楽器の持ち方や演奏方法が正しいかではなく、
曲を聴いて、心から楽しんでほしかったのですが、
今のスタイルではそれが難しい事に気づきました。

楽器が増えてしまったせいでセッティングも難しく、
気軽に演奏できる場所も無くなってしまいました。


もっと幅広い人々に私たちの曲を聴いてほしい。

気軽に音楽を楽しんでほしい。

自分たちも楽しんで演奏したい。

音楽を始めた意味をもう一度考え直して、
立ち止まってじっくりと音楽作りをすることに決めました。


今までとは違ったレインになると思います。

春までお楽しみに…