今のホステルは4人部屋でも1年くらいは住めてしまうくらいに、

清潔、快適で、6泊予定のリスボンでもあっても、もっと居つきたくなってしまう。


同室には、ブラジルのおっさんと、ニューヨークの22歳、オージーの24歳が

3日連続で宿泊していて、日替わりで人が変わるよりは都合がいい。

そして今日はブラジルのおっさんを避けて、とうとうオージーの24歳とのデートに成功した!


この子、最初に見た時に、日本人?と思ったのだが、

聞いてみると、オージーとフィリピナーのハーフで、ずっとオーストラリアに

住んでいたせいか、フィリピン語は全く話せず、英語だけがペラペラだった。


昨晩、ホステルのラウンジで、僕は英語を話すみんなの輪に入れずに端っこで、

ネットに興じていたのだが、そんな僕に向かって、オージー仕込みの巨乳を

ちらつかせながら、視線を送ってきたのが彼女だった。


「これは俺のことが好きに違いない!」と、得意の妄想で突っ走り、

今日、2人で古い建物が残るアルファマ地区へと出かけた。


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~























リスボンもスペインの一部の都市もイスラムによって征服されてた時期があるのだが、

リスボンにも古いエリアは今でもその時代が残っている。


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地球の歩き方に書いてあるくらいの知識を、さも知っているかのように彼女に披露した。


僕の知ったかぶりトークが最高潮に達した時、

僕らは眺めのいい展望台に着いた。

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テージョ川に面した家々はほとんどが古いのだろうが、寺院なども含めて景色は最高だ。

リスボンの魅力をもっともっと紹介したいのだが、こればかりは文字では伝えきれない。

僕のお気に入りの場所として、上位に食い込むことは間違いなさそうだ。


人と出会ってもすぐに別れが来る。

こんなことを少々、残念に思ってしまうことも、旅を終えるにはちょうどいい。


お口の恋人ロッテに対抗し、「世界が恋人」というスローガンで今後がんばりたい!



【編集後記】

初日に続いて4日目にも、ホステルでの晩飯に参加。

ワインを死ぬほど飲めて、フランクな仲間と英語分からないけど楽しくて最高です。

画像、ふっか~つっ!

記念すべき、復活祭は「発見のモニュメント」


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ただ、カメラを買ったわけではなく、一緒に観光した人のカメラで撮った写真。


というのも、昨日の自己アピール作戦が功を奏したのか、なんと!


「一緒にリスボンの町を観光しませんか?」


と、誘われちゃったのだグッド!


「もちろん、OK!OK!」と返事をし、美しい街並みを腕が軽く触れそうになりながら、

仲良くデートに繰り出したそのお相手とは!


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ブラジル人のおっさんだった・・・ガーン


理想的には肌がすべすべの若い女性とのデートを期待していたが、

実際は時折、腕の剛毛がチクッ!と刺さってくるようなデートだった・・・。

現実はそういうもんである。


ランチ含め、5時間超にも及ぶブラジリアンとのデートはそれなりに充実していた。

訪れたのは、まさに大航海時代にまつわる場所が多く集まるべレン地区。

インド航路を発見した「バスコダガマ」の棺桶が安置されている博物館もあれば、


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大航海時代に中心的役割を果たしたエンリケ航海王子500回忌を記念して

造られた「発見のモニュメント」



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発見のモニュメントの下には、大航海地図があり、多くの観光客が、自分の国

を指さして、写真撮影をしている。前出のブラジル人は地元サルバドールを指している。

その中でも僕が注目したのが、世界遺産にも登録されているべレンの塔。

この塔はテージョ川というリスボンを流れる川が大西洋に流れ込むところに建っている。


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この塔の役割は船の出入りを監視することが主だったらしいが、

多くの船乗りはこの塔に一礼して、大海原に出航したに違いない。


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ユーラシア大陸最西端の都市は、陸続きではない未知なる大海原への冒険を

幸か不幸か?宿命付けられた町だった。


「もう、歩いて進む陸地がない・・・」


旅の終わりには本当に持ってこいの場所だ。


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何から書こうか迷っているところであるが、リスボア、素晴らしい!


特に女性が美しい、いや、美しいというよりも、艶やかで、アデージョの軍団と

言ったところだろうか・・・。ユーラシア大陸最西端の都市は、大西洋を越えれば、

南米大陸に行くこともできるが、南米美女と欧州美女をいいところどりしたような

エキゾチックさに溢れていて、全員が美人に見えてしまう!


そして、最後になるホステルの居心地も抜群に良く、滞在者の人たちも好感が持てる。


昨晩はホステル主催で12名での食事に参加した。

チェックインを済ませて、テーブルについた僕は、他の人が最初のスープを飲み終えた

くらいの悪いタイミングで、誰も僕の存在に気付いてくれないし、初対面のお決まりトークである

「Where are you from?」という質問なんて、もちろん、してくれない。


「韓国人と思われていたら、イヤだな・・・」と思いながらスープをすすっていた。


僕はデキャンタに満たされた赤ワインを1杯、2杯、そして3杯と、誰よりも早く多く飲むことで、

存在をアピールしたのだが、やっとのことで、アメリカ人が「もう一杯いるかい?」と

声をかけてくれ、僕のワインガブ飲み作戦は功を奏し、その後は両隣の人とも会話が始まった。


隣のカナダ人女性は、「JAPAN?!COOL!!!」と少々興奮気味で、

僕自身のことを、かっこいい!と思っているのかと、勘違いしてしまったが、

僕もクォー!(COOLの発音)と、外国人のように言ってみたいものだ。


今日はさらに存在をアピールしようと、お気に入りのド派手なブラジルTシャツを着た。

これが非常に効果テキメンで、ホステルのブラジル人からは握手を求められるし、

ポルトガルには言語が同じブラジル人が多く住んでおり、

町を歩いていても、「お前はマカオから来たのか?」など、ヘンテコな会話も投げかけれた。


今日一日で、ホステルでの僕の存在感は非常に増した。

少し会話をした人やそこそこ会話をした人が、年長者の僕に挨拶をするようなった。

というか、外国人は挨拶がないほうが気持ち悪くて、とにかく笑顔で挨拶。


その中でも笑顔が抜群に美人で、僕個人が勝手にホステルのアイドル的存在と

考えている身長170cmのドイツ人女性とも旅の話やらで盛り上がることができた。


これは学生時代にも当てはまるのだが、クラスのアイドル的存在の子と

親密に話すことで、間違いなく、その場での存在感は増すものだ!


一緒に旅している身長175cmの妹さん(19歳)が実は姉(24歳)よりもさらに

クールビューティーで驚いたのだが、どうやら金曜の今日の夕方にパスポートなど、

盗難に遭ってしまって、なんともしょんぼりしていた・・・。


ここぞとばかりに、僕の18番である「パスポート紛失時の対応」について話をし、

かつ、「僕もニースでバッグ盗られたよ!」と励ましておいたので、

きっと、「なんて頼りになる日本人なんだろう!」とちょっとホの字だったに違いない!


リスボアの町も奇麗なのだが、ポルトガル女性の陽気で弾けた笑顔はもっと抜群だ。


「その笑顔は僕ではなく、君の彼氏のために、とっておきなよ」

そんなことを言いたくなるようなシーンが多くあるのだが、

外国の空気、人の雰囲気、テキトーク満載でいい加減な僕には合っている。

僕にとって世界一周、最後のバス移動となるこの日。

僕はわざと感傷的になって過ごすつもりが、とある人がその雰囲気を吹っ飛ばした・・・。


セビーリャのバスターミナルで、声をかけてきたその人は日本人。

御歳65歳、来月から払った分の5倍以上の年金を受け取るリタイヤ世代だ。


「お年寄りの話はきちんと聞かないといけない」

と言われて育てられた僕は、大阪堺市在住のその人のマシンガントークを

今にも落ちそうなくらいに眠たい目をこすりながらも、3時間聞かせていただいた。


ただ、この人、旅のスタイルが普通ではなかった。

ヨーロッパ旅行の前は1年6ヵ月をかけて、日本全国3300の市区町村のスタンプを集める

国内旅行を車中泊にて決行したというツワモノ・・・。

エスティマのハイブリット車を改造し、電子レンジに冷蔵庫を備えつけ、

全ての島々までくまなく回ったという・・・。


初めは「口うるさいおっさんに絡まれたな・・・」と思っていた僕も、

いつしか、質問したり、大笑いをぶっこいていた・・・。


昭和の旅人であるこの関西人は、宿のネット予約は全くなし。

ホステリングワールドのネットワークのことを、なんと組合!と言ったり、

飛行機のチケットのことを、「帰国の切符はもう買ったの?」と言っていた!

さすがは昭和を生き抜いてきた世代だ!


地図も東京を旅した時に各国の政府観光局からタダでもらったスペイン全土の地図を持つのみ。

「これから宿を探すのが不安だよ~」なんて言っているのを聞いて、笑ってしまった。


ただ、面白いことに、「僕は日本語しか話せないんだよ」という関西人は、

きっちりと、電子辞書を持っていた。そして、住所さえ入力すれば

地図が出てくる世界の電子地図帳を持っているのだが、両方とも、

全く使いこなせていなかった!


正直、最後はかなり意気投合してしまい、年上には敬意を!、と育てられた僕も、

「そのモロッコで買った絨毯は絶対にぼられてますよ!」

と、言わなくてもいいことまで言ってしまったりもしたが、非常にマンペンライな人だった。


そして、これだけでは終わらなかった・・・。


途中で降りた65歳の大阪人に代わって、今度は札幌人が僕に話しかけてきた・・・。

これで最後のリスボンまでの道を感傷的気分に浸れると思った矢先の出来事である。


この人、御歳63歳のすでにリタイヤ組で新婚旅行含めて、リスボンは4回目という

これまた平成の旅人である僕よりも1枚も2枚も上手だった・・・・。


この人がすごかったのが、日本人にはあまり知られていないが、スペイン北部には

有名な巡礼路というのがあり、この人は昨年、36日間をかけて巡礼路を走破していた!


そして何と今年は、巡礼路の少し北にあるさらに険しい海岸沿いの別の巡礼路を

22日間かけて、走破したとのことだった・・・。2年連続の巡礼路なんて聞いたことがない・・・。


「なんでそんな2年連続でわざわざ巡礼路を歩くのですか?」と質問してみると、

「これは歩いてみないと分からないんだよね・・・」と言われた時には、

世界一周者である僕のプライドはズタボロにされたことは容易に想像できると思う。


この札幌の方は僕と同じ大学出身で約30年上の大先輩であった。

北海道の人はやけに魚介に関するトークに熱く、僕も非常に勉強になったが、

北海道の物産でも1級品のさらに上の特級品は東京築地に送られるらしく、

東京が一番うまいと言っていた・・・。ただし高いけどねとも。


ただ、笑えたのが昭和の旅人らしく、宿はもちろん予約しないということで、

今回唯一予約した宿は、なんと!日本からFAXを送信して予約していた!

ネット依存症の僕からすると、脳天カチ割りくらいの衝撃だった!


ただ、僕は心の底から嬉しかった!


日本で家族(妻や孫の世話)を残し、一人で元気に旅をするリタイヤ世代と触れ合えたこと!

しかも、平成の旅人の僕なんかよりも、根性があって、力強く、本当に活き活きしていたこと!


今、僕がこうやって豊かに世界一周ができるのもリタイヤ世代のがんばりの

おかげかもしれないが、尊敬を含めて、ライバル心が芽生えてきたのも事実だ。


今までは、17時の定時で仕事を切り上げ、アフター5を楽しむOLを人生のライバルとしてきたが、

今後は、年金受給5倍世代も僕の強烈なライバルとすることに決めた!


「俺らアラサー世代ももっと活き活きしていこ~ぜ~!」

政府が6月に発表するとしていた温暖化ガスの削減中期目標が発表された。

環境問題に多少は興味がある僕は、環境省のHPからリンクをたどり、

5月末に行われていた最終会議の動画を2時間見ていたのだが、

これが結構、興味深い内容だった。


何が興味深かったか?というと、「2020年までにどれだけ温暖化ガスを削減するべきか?」

というテーマに対して、実に多くの視点と意見があったこと。

(本来はブログでもまとめて書きたいのですが、ちょっと量が多く、まとめられる気がしません)


ビジネスからだいぶ遠ざかっている僕としては、その分野の専門家や権力者が

持論を展開し、6つの削減数値の選択肢の中で、「これで行きたいと思います!」

なんて言っている会議は結構、新鮮に思え、正解のない議論だけに頭の体操になった。


産業界が本気で1990年比4%増で!と言っている横で、

環境団体が2005年比30%減で!と言っている・・・。


それもお互いに、数値などを引っ張り出して、間違いのない正論を展開してるのだ。


全6~7回程度の会議を経て、最終会議では、環境団体、労働組合代表、商工会議所代表など

立場の違う4人のゲストがそれぞれの意見を述べた後、会議の委員たち8人ほどだったかな、

が順番に意見を述べる。ほとんどの人たちがまっとうなことを言ったいたように思えた中、

最後の最後に麻生総理の発言だけは、「この人、今日の議論、聞いていたのかな?」

とさえ、思えてしまった。


結果として、先日、麻生総理が出した目標は2005年比15%の削減目標。


日本政府としての目標が出された後にも、まだまだ異論が起こる。


民主党の岡田幹事長、新興国高官、日本有識者の中には、甘い!と切り捨てている人もいる。

1990年比4%増を求めていた経団連の御手洗さんは、経済界には厳しい、と言っている。


で、僕の感想を書かないといけない。


国民負担にばかり重きを置いたような事前の政府調査や、目標発表前の総理の発言を聞く限りでは、

15%削減という大きな目標には少し安心している。もっと低い可能性もあったかもしれない。

これは真水と言って、国内の削減分だけなので、EUや米国よりも真水分としては大きい削減幅だし、

この数値だけで麻生総理の決断を否定することはできない。


ただ、この削減数値で国際的なリーダーシップや今後の交渉主導権が取れるか?

については否!と言わざるを得ない。


と言うのも、先進国中、最も最後に中期目標を出した日本は各国から注目されており、

その分、目標設定への期待が高すぎたし、そもそも技術立国としての期待が高い。


ただ、環境分野において、日本が国際的リーダーシップを発揮したいのであれば、

という仮定付きであるが、まだ、可能性は残されている。


アジアを中心として、外国での削減幅にまで踏み込むことで、2005年比25%程度までは

上乗せが可能なのでは?と勝手に思っているし、国際交渉の場で、

おそらくその辺りまで踏み込まないと、中印が納得するとは思えない。


あれだけ反対していた鉄鋼業界なども、外国での削減については意欲を示していたりと、

今後は外国(特に中印)での削減についての重責を担ってほしいと思う。


会議の場でも委員が言っていたが、

「国として、環境問題への将来ビジョンを打ち出さないといけない」

「政治がリーダーシップを発揮して、国民とコミュニケーションしないといけない」


それとおもしろかったのが、外務省の政務次官も出席していて、

「是非とも、国際的なリーダーシップを取れる野心的目標を強く望む」

と少し言葉を強めて、首相の少し横あたりで発言していたことだ。


将来ビジョンがある人からすれば、今回の目標数字は小さく思えるのだろうし、

それ以外の人からすれば、文句は言えないくらいの非常にまっとうなラインだと思う。


今回、当初の14%減から1%の上乗せをして15%減とし、野心的目標と胸を張っていたが、

たった1%の上乗せで、まさに落とし所にうまく落としたと言った感じがするし、

政治の妙みたいなものを見て、関心してしまった。


数字だけが独り歩きせず、今後もこの分野については、関心を持っていきたい。


さて、これからリスボンへ移動してきます。