バー!


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~


ンー!


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~


コッ!


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~


くぅ~!


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~


「着いたニャ~」


おっと、あまりに興奮しすぎて、バンコク1ヶ月滞在最終日に行った

バンコクモーターショーの写真までアップしてしまった・・・。


空港の駐機場に飛行機が止まり、飛行機を降りた瞬間、

世界一周の達成感が初めて、グワーっとこみあげてきた。


ヨーロッパの古くても綺麗な街並みからすると、バンコク市内でさえ建物はボロイ・・・。

リスボンを気分よく散歩していたのに比べると、町に溢れる排気ガスの酷さを以前よりも感じる。

ヨーロッパにも多少いた「物乞い」であるが、バンコクのそれは「命乞い」のように思える。


「ここはアジアなんだ・・・」


世界様々な大陸を見てきたことで、アジアの良さも分かるし、その逆も実感する。


世界にはニューヨークのこんな光景もあれば、


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~

インドのこんな光景だってある。


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~


ただ、この2つの光景は間違いなく僕が旅した1つの世界のどこかにあり、

言わずもがな、なんだかんだ言って世界は一つなのである。


豊かな国はそうではない国を想う。

資源がある国はそうではない国を想う。

過去、地球温暖化を招いた国は、沈没しそうな島国を想う。


ただ、残念ながら、これだけ旅をしても、まだまだ見損ねていることが

すでに僕が見たことの少なくとも10倍はアジアを中心としてあるということにも気づかされる。


僕が世界を旅したいと思った理由は

【この世界が実際にどうなっているのか?を見てみたい】ということだったが、

ヨーロッパの人は別の惑星に住んでいるとかではなく、

様々な国や土地や人や文化が、1つの世界に存在していたことは、

最低限、よく実感できた気がしている。


飛んでイスタンブゥ~ル~。


ロンドン、ガトウィック空港の固い固いイスを4つ並べて昨晩は就寝した。

「寝れるわけがない」


深夜であっても、空港は激明るいし、時折、

「ピンポーン!」

とメガトン級の音が発せられた後に、

「For security reasons・・・」というお決まりの一文だけが流れやがる・・・。

深夜はフライトがないのに、このアナウンスだけは度々流れるのだ・・・。


それでもなんとか夜を明かし、ロンドン→イスタンブールの2時間半のフライトが終わった。

終わったまでは良かったが、格安航空会社EasyJetさんは離発着料が安い空港を使うので、

僕が降り立ったイスタンブールの空港は、本来のヨーロッパ側のアタチュクル空港ではなく、

なんと、アジア側のド田舎の空港だった・・・ガーン


そこからバスでうっかり、アジアとヨーロッパを分けるボスポラス海峡を渡り、

ヨーロッパ側新市街タクシムまで行く。再度バスを乗り換え、旧市街の

スルタンアフメット歴史地区へ・・・。これだけでも合計1時間半もかかる。

イスタンブール大学前のバス停で降ろされた後は、徒歩20分以上、

いつもの安宿街へ重い荷物を持って、フラフラになりながらも阿修羅の形相で歩いた・・・。


昨晩、就寝できず、現在、終身しかけていた僕は、たった6時間弱の休憩のために

宿で休憩することにし、シャワーを浴びて、今晩のフライトまでの時間を過ごすこととした。


ただ、3時間寝れるのに、結局1時間半しか寝れず、残った時間で、せっかくだし

こんな光景や、


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~


こんな光景を


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~


宿から徒歩2分で見に行ったが、さすがに3度目ともなると、贅沢な体は何も反応しなくなっていた。


1時間半の睡眠ではあったが、HPはかなり回復し、トルコ航空の10時間も問題ないでしょう。

もう面倒なので空港までのシャトルサービスまで申し込んでしまった。


時間があればアタチュクルのスタバで最後の思い出を振り返りつつ、

夢が覚めたら、スワンナプーム、というシナリオであれば最高だ。


次回はバンコクにて。

6泊したリスボン滞在もあっという間に終わってしまった。

毎日毎日、違う場所を歩き、リスボンの魅力を存分に味わったと思う。


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~

そして、いつもであればお気に入りのレストランや中華屋が見つかれば、

毎日、そこへ通っていた僕が、リスボンでは、同じお店で食事を2度することは一切なかった。

中華屋なんて一度も行かず、今までは高価で食べる気がしなかった魚料理をよく食べた。

試しに行ってみたいと思ったお店が多数あったのだ。


カフェの数も尋常ではないくらいにあり、エッグタルトを代表とするポルトガル菓子を

食べつつ、コーヒーやアイスクリームを食べる。観光途中の休憩場所探しも楽しみだった。

世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~

お店のおばちゃんとの、「OBLIGADO!」の一言の挨拶が心地よく、

気分よく、素晴らしい街へと歩きだしていた。


6泊したホステルでは、有料(約1050円)のディナーをワイン付きで食べることができた。

外国人と食事をしながら、良く分からない英語でコミュニケーションをするのは

正直、苦痛にも思っていたのだが、最後にこの楽しみを実感し、

結局、3度もホステルで食べてしまった。


カメラをなくし、最後までカメラを買わなかったことも、今思えばよかったのかもしれない。

カメラがあったら、ブラジルのおっさんの誘いは断って1人で観光していたに違いない。

カメラがあったら、オージー女性を積極的にデートに誘うことはなかったとも思う。


後付けになってしまうものの、大切なモノを失うことで、また違った大切なコトを得て、

新しい旅の醍醐味を知れた気がする。


そう言った点においても、僕にとってリスボンは町の魅力発見だけではなく、

最後の最後の訪問地として、旅の魅力を再発見させてくれたくれた気がしている。

そして、「また旅がしたい!」という今までとは少し違った旅のイメージが

僕の中で湧きあがって来ている。


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~

4月3日にイスタンブールに降り立ってからのヨーロッパの旅も無事に終り、

僕は今日、リスボンから空路ロンドンへ向かい、空港で夜を明かした後、

翌日の早朝の便で、イスタンブールへ戻る。


同日深夜のイスタンブール発バンコク行きに乗り、機中での1泊を経て、

今日から2日後の19日の昼過ぎにはバンコクへ着く予定だ。


今まで「どこでもドアがほしい!」なんて馬鹿げたことを思ったことはないが、

人生で初めて、「どこでもドアがほしい!」


黄金の国ジパングへ一刻も早く帰国したいところだが、

ピンクの都市バンコックに1週間滞在し、体調を整えた後に26日に日本へ帰国する。


そう言えば、世界一周出発2週間前に僕は世界一周プレ旅行として、バンコクを旅した。


「旅、バンコクに始まり、バンコクに終わる」


ロカ岬の次は、ナナ岬・・・。

先の6月13日はリスボン生まれの聖人とされる聖アントニオの日であり、

リスボンの町は年1度のこの日を待ちわびたように、大盛り上がりだった!


深夜の2時を超えても、人が消えることはなく、ギャーとかウォー!とか、

意味不明な奇声を発しながら、大勢のポルトガル人と観光客が徘徊していた。


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~























面白かったのが、その多くが決してかっこいいとは思えない飾り物を付けていたことだ。

これぞ、聖人を崇めるためのファッションだとすると、少々、悲しい・・・。


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~























先日、オージーと登った坂道も、この人だかり・・・。


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~

















1ユーロのビールやら焼き魚などが路上で売られていて、日本のお祭りそっくりだった。


で、この聖アントニオの祭りは一体何か?というと、

漁師が大漁を願う意味があるのに加え、愛の守護神であった聖アントニオにちなんで、

縁結びの日であり、リスボンではバレンタインよりも、この日のほうが盛り上がるそう。


たまたま訪れたリスボンで年一度の縁結びのお祭りに出くわした俺。

「今年は期待しちゃおうかな・・・」

リスボン滞在が残り2日となった今日、僕は世界一周の最終ゴールと決めていた

ユーラシア大陸最先端、ロカ岬へ向かうことにした。


最近はずっとハーフパンツにサンダルであったが、今日はバックの底からお気に入りの

破けたジーンズ君を引っ張り出し、共に世界を歩いてきたニューバランス君も伴った。


ホステルから国鉄駅までの徒歩10分、体がいつも以上に重く、だるさを感じていた。

「最終ゴールへの緊張かな?」と思ったが、なんてことはない、前日のワインによる2日酔いだった。


国鉄で40分、今までの旅を振り返りながらの移動のつもりが、サラリーマン時代のように深く爆睡。

国鉄シントラ駅でバスに乗り換え、さらに40分かけて、一路、最西端ロカ岬へ向かう。


さすがにこの時ばかりは、少々感傷的になって、様々なことを思い出し、考えていた。

しかし、横のコリアンが瓶ビールを飲み出すわ、空になった瓶を合計4度も床に倒し、

その度に「ガラガラガラ~ン!」とやかましい音が車内に響き渡る。

当の犯人はおろか、僕まで犯人扱いされたような冷たい視線を浴びざるを得なく、

僕の考えごとは全て断片的なものになった。


全てのシナリオが崩れ、到着したロカ岬。


今日の天気は快晴でところどころにうっすらと白い雲がある程度で、

ロカ岬から見える海はどこまで延々と続き、手前はエメラルドグリーンに近く綺麗だ。


ただ、ユーラシア大陸最西端の海岸は僕の想像上に断崖絶壁だった。想像以上に・・・。

パタゴニアやウユニで浴びたような強風が荒れた大西洋から吹き荒れ、体温が下がる。


ここには、ポルトガルの詩人の言葉が石碑に刻まれ、残されている。


「ここに地果て、海始まる」


数年前に知ったこの言葉。「なにを当たり前のことを・・・」とずっと思っていた。

ただ、この直角に落ちる断崖絶壁に立つと、「地が果てる」という表現の意味がよく分かった。

地が一気に消える、それを果てる、という言葉で表現したのかもしれない。


絶壁の上に立った時、小さな島や岩が全く見えない海も珍しいものだ。

どこまで見渡しても本当に海しかない海。

「海が始まる」という言葉には、「もうそこには海しかなかった」というネガティブな

ニュアンスとは明らかに違う意思を僕は強烈に感じていた。


すると、遠くの向こうで詩人がささやいた言葉が強風に乗って僕の心に吹き付ける。

「ここからは海ですが、あなたは、こちらへ進む勇気はおありですか?」


僕は少し考えて、こう答える。

「僕には飛ぶ羽も進むエンジンもありませんが、泳いでそちらへ進もうと思います」


この詩人の言葉、海しか見えない海、そして僕めがけて吹き付ける強風は

呆然と立ち尽くす僕をどこか面白半分で試しているような気さえしていた。

僕は海の向こうの詩人には聞こえないように、自分自身に言い聞かせた。


僕の人生に決まった飛行ルートもなければ、決まった航路もない。

ましてや座ったままで進める人生なんて僕にはないし、望まない。


時には明るく照らされた灯台を頼り、時には港に立ち寄るのもいい。

自分しか持ちえない羅針盤を頼りに、日々ひとかきひとかき前へ進むことを心から楽しもう。


旅の楽しさ、世界の素晴らしさ、様々なことを感じつつ、

僕は今、約1年に渡る旅のゴール地点に無事に着きました。