ところで、おせち料理の名前には意味があります
その一例をあげてみます。
●黒豆……まめ(健康)に暮らせるように
●数の子……子孫繁栄
●田作り……(江戸時代の高級肥料として片口いわしが使われたことから)豊年豊作祈願
●昆布……よろこぶ
●鯛(タイ)……めでたいに通じる語呂合わせ。
●橙(ダイダイ)……代々に通じる語呂合わせ。子孫が代々繁栄するように。
●錦たまご(ニシキタマゴ)……卵の白味と黄味をわけて、ニ色でつくった料理の二色(ニシキ)とおめでたく豪華な錦との語呂合わせ。
●里芋(サトイモ)……里芋は子芋がいっぱいつきます。子宝にめぐまれるように、の意。
●紅白なます(コウハクナマス)……お祝の水引きをかたどったもの。
●紅白かまぼこ(コウハクカマボコ)……紅白のおめでたい彩りから、おせちの定番。
●伊達巻き(ダテマキ)……「伊達」とは華やかさ、派手さを形容します。華やかでしゃれた卵巻き料理ということで、お正月のお口取り“晴れの料理”として用いられました。
このように、元旦に祝う屠蘇の祝肴(おせち料理)は、無病息災と子孫繁栄の願いを祈ったものです。
現在、この意味合いをご存知の方は、少なくなってきました。
という私も一緒ですが・・・
昔の方は、よく考えたものです
温故知新です