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BACKBONES

毎日の個人的なfeelを外に向けて発信したい。

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伊坂ワールドにハマル。最初の数ページでつかまれてしまう。
主人公の個人的なことがら物語は始まる。
二郎は辺見のおねえさんからひきこもりの息子の相談を受ける。

二郎はファミリーレストランが嫌いだ。誰かの困っている話が聞こえると同情するだけでなく「どうにかしてあげなければ」と思わずにいられない。
救急者の音を聞くと「どこかで誰かが、痛い痛いって泣いているのかなって、そう思う」
通常は家電量販店の店員。
副業はカウンセラーと言っているが「悪魔祓い」をしている。

それに「孫悟空」の話が絡んで来て時空がこんがらがって行く。
ほんとうは誰が悪いのか、どうしたらこの世界は再生できるのか?
救いようのない現在から、登場人物ひとりひとりの言葉があふれ出る。

追伸

「猿」と言えば「12モンキーズ」テリー・ギリアム監督、という映画があった。
世界を破滅させた「12モンキーズ」という謎の団体を、時間を遡って見つけ出す話である。世界の破滅は回避されるか?
ぜひ世界の破滅後の「誰もいない雪のニューヨーク」を見て欲しい。


$BACKBONES-「モダンタイムス」

「週末のフール」「ゴールデンスランバー」に続く傑作3本目
徴兵制のある近未来の日本が舞台となる。ゴールデンスランバーと同時に書かれた作品であり、同様な緊迫感と目に見えない国家システムを軸に話が構成されている。
「事実の捏造」「口封じ」それを支える国家システム→「検索」ある極秘のキーワードで検索したメンバーは、監視され、拘束され動けなくなる。=「口封じ」システム

主人公の岡本猛は浮気を白状しろと妻の差し向けた殺し屋から拷問を受ける。
キーワード「勇気はあるか?」「勇気は実家に忘れて来ました。」
メールの占い=最後に絶対と付くと当たる、言葉の最後に「人間だもの」を付ける先輩の五反田、登場人物には井坂好太郎、大石倉之助といいかげんであるが、人物描写は的確で会話の中にその人物の個性が表現されている。意外性と会話のおもしろさ、緊迫した状況のなかでの軽妙さが絶品である。
芥川龍之介「危険思想とは常識を実行に移そうとする思想である。」言い得て妙である。