こんにちは。前回からの続き・・・
家へ着くと台所にいる母のところへ行き一言
「 さっきはごめん 」
母は、思い切りトーンの低い声で 「 うん 」 とひと言。
このパターン知ってる。昔と変わらない。
急に同じ部屋にいるのが苦しくて自分の部屋で 「 助けて 」と祈っているところへ
出張先の旦那くんから電話。
「 元気? 」
そのひと言で、いっきに胸が熱くなり、1日の出来事を話すと
「 お姉ちゃんもお母さんもさとこのこと大好きだから大丈夫だよ 」
旦那くんに言ってもらうと妙に安心できる。
電話を切ってリビングへ戻り、食事を始めると
「 ちょっと言わせてもらっていい? 」 と母。
わたしが返事する前から母の言い分が始まる。
昔から1番嫌いだったこの頭ごなしに言われるパターン。
すぐに昔のわたしに戻って、守りに入るわたし。
大喧嘩に発展した。
ひとつ昔と違っていたのは、わたしの中に喧嘩している方ではない
冷静な、もう一人のわたしがいたこと。
母を見て感じていたのは 「 これ、わたしだ。 」
わたしは、今、目の前で母が言い、やっていることを、
数ヶ月前まで旦那くんに対してやっていた。そしてそれが遥か昔のことのように思える。
わたしには喧嘩をしながら、怒りの根本にある寂しさだとかの本当の気持ちが言えずに、
そこでそういう態度で、そういうことを言ってしまう母の気持ちが
手にとるようにわかったし、同時に、その時の旦那くんの気持ちも味わっていた。
旦那くん、こんな思いで、わたしのことを思っていてくれたんだ。
結局、口のたたなくなった母が部屋にこもり、終戦。
でもそれから朝までお互い口を聞くことはなかった。