顕現節(1月6日) | J.A.Ludwig(山田康弘)のブログ

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この名は、尊敬する3人の音楽家からお借りしました。

16日の顕現節をもってクリスマス期間が終了する。この日に読まれたのは、マタイ2112で、東方の三博士がイエスを探し当て、礼拝するという話。BWV65「人々シバよりみな来たりて」は、ホルンやブロックフレーテの賑やかな響きで表題の様子が喜ばしく描かれる。オルガン用の前奏曲ハ長調BWV547の曲想に共通するものがあると言われている。「いと尊きインマヌエル」BWV123では、横型フルートが効果的に使われ、苦悩から喜びの表現まで余すところがない。全編、表題のキャロル風コラールによる作品。

なお、クリスマスオラトリオの第6部もこの日のための作品であるが、敵を打ち倒そうと云う力強さが非常に強調されていて興味深い。