新年(1月1日) | J.A.Ludwig(山田康弘)のブログ

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この名は、尊敬する3人の音楽家からお借りしました。

年末年始の区切りが明確でないと書いたが、やはり11日は新年として祝われた。(今日のドイツでも1日だけは祝日)また、キリスト降誕から8日目にあたり、この日にイエスと命名され、割礼を受けられたので、その祝日でもある。(ルカ221)この日のためのカンタータBWV41は、3本のトランペット、3本のオーボエを伴う大規模、祝典的な作品。これに対してBWV16は非常に簡素、最終コラールが年末のBWV28でも使われたものと同一である。BWV171もトランペット付の壮麗なものであるが、冒頭合唱がロ短調ミサ曲のクレドで転用され、有名である。また、最終コラールにおけるトランペットの間奏がBWV41の主要な楽想そのものであり、同じ祝日のために書かれたことが強烈に印象づけられる。