今日からお盆です。今日はウンケー。
わが家にも小さいながら仏壇があり、トートーメーもあるので、果物とかお花とかを供えました。
🍉🍌🍈🍎🍊🍇…
以前、当ブログで、「大人ピアノ、長続きしない人が多すぎる!その原因とは…」という記事を書き、今でもアクセス数は、私が数々アップした記事のなかで
「輝く!第1位!」
となっています。
その記事はコチラ👇
この内容は今でもそのように思いますが、最近さらに付け加えて、
新たに!「続かない原因」を、思い当たるようになったので
今回は「その2」を記したいと思います。
🎵🎵🎵🎵
思い当たる「原因」はいくつかあるので、順不同で上げていきます。
①「大人のピアノなんだから、簡単に、あっという間に、時間をかけなくても弾けるようになる」という、根拠のない誤った思い込みがある。
そのように思い込んでいる人は、習い始めてみて初めて、譜面を正しく読み、譜面の通り弾くためには、とても時間と根気が必要だとわかると(つまり簡単には弾けないとわかると)、「こんなことを覚えるのは面倒」「そんな時間がかかることやってられない」となり=要は根気がない=ピアノが続かない。
大人の場合は、仕事だの病気だの介護だの育児だのいろいろと「忙しい」事柄を抱えていて、結局、それ「も」やめる理由にする人も多々います。
私見ですが、ピアノを続けられる大人の人は、そういう、忙しい事柄のない人=「環境的に恵まれている人、時間もお金もある人」が続けられる、というわけではありません。
時間もお金もあっても、取り組む気力、根気がなければ続かないのがピアノです。
故にピアノの難しさに「嫌気」がさし、やめようかな~と思ったとします。
その時!仕事や病気や介護や育児などの「忙しい」事柄があったとしても、そこを逃げ場にしないでいただきたいです(キビシイことを言うようですが、そうなのです)。
②①に関連して、とくにピアノのどこに、理解するのに時間がかかるか、というと、
「正しいリズムで弾くこと」=音符の種類、休符の種類の違いを正確に理解し、種類ごとに正確にその長さを弾けること、種類ごとに正確に休めること、タイを正しく理解し、弾けることなどなど=には、メトロノームを使って理解し、弾けるようになることが必須だが、大抵の人はそこで脱落する。
メトロノームに合わせて弾くためには、ある程度の訓練=練習が必要で、それには時間がかかる。そうとわかると、「やっていられない」「面倒」となって続かない原因となる=①と同じ結論。ここまでとにかく「根気ない人は脱落する」というお話。
ちなみに、👇理解しなければならない、譜面に出てくる音符の種類とその音の長さ。
👇休符の種類。譜面に出てくる休符の種類と休む長さ。
👆に誤植あり。全音符→全休符、二分音符→二分休符、四分音符→四分休符、八分音符→八分休符、十六分音符→十六分休符、32分音符→32分休符、64分音符→64分休符、に訂正します。
音符の長さでいうと、さらにタイという音楽記号があり、「タイがつくと、その音は弾かないけど、その音符の長さ分、伸ばす」というのもあります。
これらを正しく理解し、弾けるようにならないと、「譜面が読めた」ことにはなりませんが、簡単にはできるようになりません。時間がかかります=根気がいります。
そこで「や~めた」となる人、多し!
③ピアノを「音楽にする」には、鍵盤を押せばいいではだめで、指・手、手首などの基本的なフォーム、打鍵の仕方、指の関節の用い方などなどを、「美しいフォーム」にしなければならない。大人で始めた人は、大抵、この基本フォームが汚い。指や手の筋肉がついていないし、「弾く指」ができていないので、これは仕方ないことで、一から取り組むしかない。
※私も最初はそうだった。で、どのようにフォームを直していったかというと、ピアノの横にビデオカメラを設置(まだスマホは持っていなかった)、ハノンを弾く両手を撮影し、手の形、指の角度を撮影し、確認。さらにビデオで撮影し確認→を繰り返して、少しずつフォームを改善していった。ビデオで撮影し確認するというやり方をしたのは、自分で客観的に認識しないと、直せないからである。それでも指の関節などがしっかりしていなかった時期は5年ほど続き、指や手に筋肉もついていなかったので、限界はあったが、まずチェルニー、さらにベートーヴェンピアノソナタ、ショパン、バッハインベンションに取り組んでいくうちにそれらは自然とできてきた。
こういうことをやりましょうと言われると、途方もない課題のように感じて、「そんなこと今からやっていられない」「曲が弾きたいのであって、そんな地味で地道なもとはやりたくない」「こんな時間がかかることならば、子どもの頃からやっていればよかった。大人の今からは無理」となる。
私の体験からいうならば、「やってもみないで諦めるのが早い=つまりやっぱり根気がない」話の類です。
続かない原因になる。
👇のような汚い手のフォーム、大人の初心者には多いです(私もそうでした)。
👆手の甲が反っています。
指の関節もつぶれています。
この形を👇のように、「卵をもっているような」フォームへ!
(写真はお子さんの手なのか?支えられています)
ちなみに、とあるピアノ教室のピアノ教師の方のWEBサイトで、お子さんにこうした手のフォームになるように教える場合、お子さん自身が自分の手のフォームの動画を撮って、自分でみながら直していきましょう、という指導方法をされている、と出ていました。つまり私のような大人初心者だけではない、ということです。
‥‥大まか以上のようなところですかね~。
その1、でも書いたように、大人ピアノを始めた方でやめていく人、脱落していく人は、その理由について、ピアノのせいにしたり、誰かのせいにしたりするのだけはやめていただきたいです。
始めたのはあなたの意思です。あなたが選んだ楽器です。
ほかにたくさんある楽器のなかで、ピアノを選択したのは、あなた自身ですよ!
ということをお忘れなく。
「鍵盤を押せば鳴るから簡単」と思っていた方!!は、こうした「覚えること」「できるようにならなければならないこと」が莫大にある、しかしなかなか理解し、弾けるようにならない、とわかると…残念ながらやめていく人が圧倒的です。
ここで強調したいのは~~!
譜面を読めるようになりたい、譜面の通り弾けるようになりたい、と言う方は、生易しい世界ではない、簡単にはいかない世界だという、覚悟をもって挑んでいただきたい。かなり時間がかかっても「弾けるようになるぞ!」という強い決意、意志がないと、絶対に続きません。
「いい歳して、こんな、時間がかかる、地味で地道な練習はできない、つまらない、やっていられない」という方は、どうぞ耳コピーでやってください。
それなら他人からとやかく言われません。
ただし!!耳コピーで音楽を聴きとる際は、正しい音階、音符を聞き取るにはものすごく時間がかかります。「この音ってどれぐらい伸ばすのだろう?」「この音の前に休符があるけれどもどれぐらいの長さだろうか」という疑問がわいても、「なんとなあああく」しかわからないはずです。(なんとなくでもわかればいいんです、の方はどうぞ)
しかし、もし、譜面が読めて譜面通りにサッサと弾けるなら、耳コピー1曲にかかる時間で、3曲、4曲は弾けてしまいます。だって譜面を見ればそこに書いてあるから。
一目瞭然!瞬時に弾けます!!
故に私の場合は、それこそ「耳コピーなんて、そんな時間がかかること、やってられない」です。
譜面にたくさんの#や♭がついていても怖くありません。
譜面を読めるようになるために時間がかかるほうを選ぶか、時間がかかって、しかも正確な音階はわからないかもしれないが(なんとなくでもわかればいいので)耳コピーを選ぶかーーーは、
それこそ「大人のピアノ」に取り組む際の、あなたの選択、あなたの意志に任されます。
譜面を読む、理解する、譜面にあるとおり弾きたい、を選んだ方は、
やってみたら時間がかかる、難しい、地道な練習なんてイヤ→「や~めた」
となった際、どうかお願いします、その理由をピアノのせいにしないでくださいね!
ヒトのせいにもしないでください(と何度も念押し)。
ここからは私の体験から書いていきます。
私自身、52歳から始めた超・ド初心者でした。
そして上記のような練習を毎日毎日、来る日も来る日も1日最低5時間、やりました。
5時間というのは、52歳から始めただけに、覚えなければならないこと、できなければならないことが多いわけですから、それを52歳から習得するには、最低1日5時間の練習が必要だったから、やっていたのです。
大人のピアノであっても1から2、2から3、3から4・・・と一歩一歩階段を上がるように習得していきました。
大人だからって、ゼロから始めたものが一気に10へ飛べるわけではないのです。
お子さんと同じように、手や指のフォームを美しいものにする、ペダルの踏みかえも正しい踏みかえを体得する、調号(#、♭がたくさんついている)のある音階を何調か覚える、そのスケールをスラスラ弾けるようになる、どの譜面もメトロノームに合わせて弾けるようになる…やらなければならないこと、覚えなければならないこと、身につけなければならないことは、大人から始めただけにものすごくたくさんあります。
さてそれを知った私は、途方に暮れたでしょうか。そんな地味で地道なことやってられない、と思ったでしょうか。大人なのにお子さんと同じようなことやらないといけないの、と思ったでしょうか。こんなことやらないでいいから、曲を弾きたい、と思ったでしょうか。
答えは「no」!です。
そうか、ピアノを弾けるようになるにはこういうことすべてができるようにならないといけないんだな、
と!!腹をくくり、正面からtryしました。だから1日5時間かかったわけですが…。
なぜそれができたかというと、私の場合ですが、
まず「自分を信じる」ということです。
52歳の中年でも、人間、何歳であっても成長できる!
新しいことを覚え、身につけ、習熟するという力は、年齢に関係なく、人間にそなわっている力だ、だから「やれば必ずできる」と思っていました。
確かに年齢相応に、例えばAの課題ができるようになるには、1年かかります。
ところが!それを積み重ねていくと!
1年かかってやっとできていたことが、
半年でできるようになり、
次は3ヵ月でできるようになり、
さらには2週間でできるようになり、、、と、
「課題ができるまでの時間」がどんどん短くなってくのです。
これを「量から質への転化」といいます。一日5時間×365日(お盆も正月も風邪をひいて寝込んでいる時も、毎日)を数年間続けることを「量」だとすれば、「1年かかってできたことが半年でできるようになる」「半年でできたことが3ヵ月でできるようになる」…ということを「質的変化」といいます。
人間、誰でもこのように成長できるものです。
ただし!正しい指導のもとで続けること。
(指導内容が誤っていると、👆のようにはいきません。その点からも指導者選びは重要です)
生まれたばかりの赤ちゃんが、翌日すぐ直立二足歩行ができないのと同じです。
人間の成長には順番があり、それを一つ一つオノレの力でクリアしていくと、やがてできるようになり、できるまでにかかる時間も短くなっていきます。
「石の上にも三年」といいますが、私の体験からは、クラシックピアノは---「最低、石の上にも4年」かかる、というのが実感でした。
石の上にも4年、かかっても!!その4年を振り返ると、本当に大事な4年間だったと実感します。やってよかった、費やしてよかった、自分の人生においてなんと大事な時間だったのだろう!!オノレのピアノ人生のなかでも、燦然と輝く!4年間だった、と断言できます。なんて頑張ったんだろう!よくやった、自分!---
と!一番偉かった、褒めてあげたい時期だった💛!と思っています。
「子どものころからやっていればよかった」と、何度も思いましたが、仕方ありません。もう50過ぎのオバサンですが、今から始めたのだから今から積み重ねるしかないです。泣き言を言ってる間があったら、練習しなさい、と言うこと…。
ちなみに私のモットーは、今・この瞬間!今日と言う日を一分一秒無駄にしない!
という気持ちで日々送っています。
なので、ちょっとでも時間があればピアノにかじりつき、譜面に向き合い、ピアノが弾けない時は(移動中など)クラシックを聴いています。生活のあらゆる場面で、「この時間、こうしている時、何をやればピアノの上達に結びつくか」の角度で考え、行動しています。テレビを見ている時でも、指は練習中の曲を弾いている~~(音が出ない状況でも指が暗譜どおりに動くことが大事)。
指と指の間を広げるストレッチはいろいろな場面でやっている~~。
話がそれましたが…
ピアノだけではなく、どんな楽器にしろ「弾きこなせるようになる」には、時間がかかります。すぐにできちゃう楽器なんてありません。特にピアノは覚えるべきこと、できなければならないことが膨大にあります。
ですから、「壁」に当った時、思い出してください。
「ピアノをやろうと決めたのは自分自身!自分自身の意志でピアノを選んだ」ということを!!
その、最初に「ピアノ弾けるようになりたい」と思った初心を、いつもいつも思い出してください。
初心を大切にして、地道に続けていけばきっと!!
ピアノは人生の友!人生の支えになること間違いなし!!
頑張れば頑張るほど上達するのも、ピアノです!
クラシック曲をたくさん弾けるようになっていくと、ほかの楽器とのduo、アンサンブル、伴奏もでき、弾き語りももちろんできます!
レパートリーを増やせば、コンサートやリサイタルもできます!
バラ色なことばかり!楽しいことばかり!です💛(頑張ったご褒美がたくさんあります、ということです)
自分の人生、自分で切り開いて、バラ色にしましょう~~🌹
🎵🎵🎵🎵
以上、「大人ピアノ、続かない人が多すぎる!~その2」を書きつつ、
最後は「レッツピアノ!」「ピアノ、やろうぜ!」
難しくて当りまえ、困難で当たり前、山登りと同じだ!!
登った先にはきっと素晴らしい景色と、おいしい空気が待っていますよ~💐
という、結論でした(^o^)
🎵🎵🎵🎵
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案内したいところですが、見事!「満員札止め!」となりました~🎉
またのご来場をお待ちしております。
ハブアナイスピアノライフでまいりましょう~~♬♬
ピアノ種まき人沢村郁でした!