2019.06.11 緊急入院 | 明日への轍

明日への轍

齢五十を過ぎて、ある日大腸がんが見つかる。
手術から回復したと思った一年後、肝臓と肺へがんが転移。
更に続くがんとの付き合いを記録します。

前回の更新から三カ月程過ぎたところであるが、五月末までは、抗がん剤治療も順調だと思われていた。

しかし、現在の抗がん剤が、八回目を過ぎたあたりから体調がおかしくなってきた。

息苦しさが続いており、家の階段も上り下りがきつくなってきた。

 

6月3日の月曜日に我慢ができなくなり、急遽病院へ連絡を入れて診察を受けた。

医師からはCT検査の結果、心臓の周りに水が溜まっており、息苦しさの原因はそれと考えられる。

この状況を脱するため、緊急入院が必要であると告げられた。

同時に、肺炎も起こしており、その治療も同時に行う旨も説明された。

 

心臓の周りの水は、一週間ほどで抜けて楽になるだろうと説明された。心嚢ドレナージという治療らしい。

要するにお腹から針を刺して、溜まった水を抜くという分かりやすい治療だった。

最初の二日ほどで 1ℓ近くの水が抜けた。血のように真っ赤だった。

あれから一週間でほぼ水は抜けきり、昨日、心嚢内プレオマイシン投与法という治療がなされた。

これは、心嚢水が再貯留しないように、水がたまった部分に固める糊のような抗がん剤を入れる治療らしい。

痛みや発熱もなく、順調な経過だった。

 

肺炎についても抗生物質を何度か点滴により投与された。

特に副作用等もなく、本日、点滴の治療も終了したが、これで肺炎の治療は終了なのだろうか。不明だ。

現段階で、一番心配なことは、調子のよかった2月から5月まで使用していた抗がん剤が使えなくなるのではと言う事だ。

代わりのものがあるならいいが、そうでなければまた 使える薬がないことになる。

明日、カミさん同席で今後の治療について、主治医から説明がある旨である。

どうなることやら。