2017.3.2 抗がん剤の効果について | 明日への轍

明日への轍

齢五十を過ぎて、ある日大腸がんが見つかる。
手術から回復したと思った一年後、肝臓と肺へがんが転移。
更に続くがんとの付き合いを記録します。

呼吸器外科のK医師の診察とレントゲンの結果の説明があった。

抗がん剤治療をして三回目が終了した。毎回治療前に肺のレントゲン検査をしているが、自分としては肺の腫瘍がどうなっているかが気になるところである。

抗がん剤治療の担当医師のY医師に聞いてみると、まだ一か月ぐらいですから、そんなに劇的には変わらないと思いますとの説明だった。

 

今日はT大病院で更にレントゲン検査を実施したので、変わらないと言われるのは承知で聞いてみた。

すると、K医師は意外にも、腫瘍は以前より小さくなっていますねと言われた。

レントゲン撮影の画像を見せてもらって以前の腫瘍と比べてみると、確かに小さくなっている事が確認できた。

更に詳細な画像はCT検査をしてみなければ分からないようであるが、それでもこれは嬉しい結果だった。

 

治療自体はそれほど辛いものではないが、それでもやはり副作用はそれなりに大変だった。

これだけの体への負担をしていながら、結果が芳しくない場合であれば、治療へのモチベーションも維持できない思いがあった。

抗がん剤は効いてますね。頑張って続けましょうと言われるとやはりその気になるものだ。

 

四月初旬にCT検査を実施して途中経過の判断を行うが、願わくは現在ある腫瘍は小さくなって、更に新たな腫瘍は芽が出ないよう期待する。