2016.5.2 肝臓癌手術当日 | 明日への轍

明日への轍

齢五十を過ぎて、ある日大腸がんが見つかる。
手術から回復したと思った一年後、肝臓と肺へがんが転移。
更に続くがんとの付き合いを記録します。

朝にされた浣腸が効いてなんどもトイレに行った。
ほとんど水溶であるが突然に来る。トイレがすぐそばでよかった。

T字帯に着替えた。これを付けると手術だなと思う。
所謂ふんどしであるが、こんな機会でもなければ身に着けることはないだろうな。

そして今回も歩いて手術室へ。23あるオペ室で今回は奥の方だった。
前回とほぼ同じ様に硬膜外麻酔をされて酸素マスクをしたあたりから記憶がない。

「○○さん、手術終わりましたよ。」そう言われて気が付いた。 また何かの夢を見ていたようだ。
「予定通り終わりましたよ。今時間は2時半です。」
手術時間は3時間40分位。逆算すると10時半過ぎ位から手術が始まっていたらしい。
もっとも麻酔をうったりするのはもっと早く始まっていたようだけれども。

今回は、大腸の時と違って予定通りの時間だったようだ。(家族の話)

それから同じフロアーの第二ICUへ運ばれた。
家族がすぐに入ってきた。

今回もお腹の痛みはなかった。自分で状態を見た。
尿道にカテーテルは入っている。
腹部ドレーンも入っている。但しデンデン太鼓のような小さい容器だった。
それと心電図と血中酸素をはかる器具。
左右の腕からは点滴用の留置針があった。

三十分ほど家族と話した。思った以上に元気だと自分でも思った。
やはり腹腔鏡は痛みも負担も相当軽く感じた。(もっとも開腹手術を経験したないが・・)


その後、寝ようと思ったが夜まで眠くならなかった。
うつらうつらしながら少しは寝ていた。
ほとんと腹部の痛みはなかったけれども夜中の二時頃に腹部の痛むを感じて痛み止めのペンタジン(点滴)を入れてもらった。
でも痛みは治まらなかった。 その内寝てしまったようだ。