2016.3.25 肝臓及び肺への転移 | 明日への轍

明日への轍

齢五十を過ぎて、ある日大腸がんが見つかる。
手術から回復したと思った一年後、肝臓と肺へがんが転移。
更に続くがんとの付き合いを記録します。

.やはり。 PET検査の結果は、肝臓への転移が明らかだった。
赤く染まる肝臓の部位。 PET検査では感の部位が赤くなるそうだ。
それと肺。 この部分は赤くはありません。でも、CTの検査で映る部位。やはり転移だと思われるようです。

今日のN医師の診断は、これ以上の詳しい診断は大腸が専門の自分では出来ないので、新たに肝臓と肺の専門の医者の診察を受けるようにとの事だった。
専門外の事であるのは判るが、後は自分の専門外だから判りませんと言われると無責任とまでは言わないが、少し冷たい気がする。
「同じ病院内のことであるから、誰々先生を紹介しましょう」とかそんな話がある訳ではないんですね。

N医師からは、今後の診察でどこの診察に行ったらいいのか判らなくなるようなことがないように、これまでの治療は私が担当で引き継げる診断資料もありますと言う意味で、一応次回の診断予定を一ヵ月後の日程で入れておきますが、今後は肝臓と肺の担当医師に診断して貰って下さいとのことだった。

大学病院は巨大組織であり、縦割りの組織構造はよく言われていますが、そんな感じがしますね。
がんセンターとかガン研有明とかだったら違うのかな。

でも、今までの診断資料を共有してくれることはあるだろう。同じ病院内だから。
それなら紹介状を貰って初診から行くよりも良いかな。

T大学病院は肝臓の手術ではそれなりの実績がありそうで、その点では心強い。

早速に診察の予約を入れる。N医師からのメモでは二週間以内に予約を取るようにとの事だった。
29日午前と午後に予約が取れた。

手術で患部を削除する以外に放射線治療などの科学的治療などの選択もあるように説明されたが、自分としては手術を選択したい。
確かに手術はリスクもある。
最近また、G大学病院の手術での死亡が以上に高かったと言うニュースが出ていた。
第一外科でも通常より高い確率での死亡事例。
報告も検証もされずに繰り返された結果らしい。

T大学病院がそんな事はないと信じたいが、大学病院という閉鎖された組織の中では同じような原因は多かれ少なかれあるのかも知れない。

N医師は、こうも言っていた。 手術の選択は、まだ削除が可能であると言う風に考えてもいいかもしれません。彼方此方の転移して手術も出来ない場合は選択が狭まります。

N医師の説明は納得できるものかもしれない。