昨夜はやはりよく眠れなかった。
お腹の痛みは薬のお陰で抑えられていることから、それが原因ではない。
腰の痛みも和らいだ。布団を柔らかい物に変えてもらった事も良かった。
でも、やはり日中に良く動いていた事が良かったのだろう。
眠れないのは枕が違うからか環境が違うからか。
慣れれば大丈夫だろう、いや慣れるほどは居たくない。
背中に付いていた管は手術に際して麻酔をした時のものである。
手術後はアナペイン(鎮痛薬)を入れていた。
手術後の激しい疼痛を抑えるために用いられる鎮痛薬で、脊髄と脊髄の間にある硬膜外腔に
投与(硬膜外麻酔)されるらしい。
この背中の管は午前中に外された。針金のような形状に見えた。
この針は医師にしか処置(抜く)できないらしい。
そして、煩わしかった尿道に入れられていた管も抜いてもらった。
尿道と肛門に入れられた管は数ある管の中でも1・2位を争うぐらい嫌なものだ。
これを入れられている間は、急所を握られて何もできない、敗北感で一杯の管である。
尿道の管はクリーム色の直径5㍉位のものだった。
抜くときにやはり痛いのかと思ったが、違和感だけで痛くはなかった。
肛門の管は肛門から数センチ出ている。経肛門ドレーンと言うのかな。
尿道の管のようにそこから排出された量等を計ったり目視したりする訳ではないらしい。
肛門は残してあるわけだが、手術により大腸を切ったり吻合したりしているから、直ぐに従来
どおりに働くという訳にも行かないようだ。
簡単に言えば、従来通りに働くまでの間に管を通して排便できるように一時的な補助の役割かな。
縫合不全を防ぐためでもあるらしい。まあ、こんな単純なものではないだろうが・・・。
当然の事に管なので自分でコントロールできない。言わば垂れ流し状態である。
だから、時々お尻が冷たく感じるようになると尿パッドが汚れている。
手術後3日までは看護士に体を拭いてもらう時に尿パッドを交換してもらっていたが、自分で歩ける
ようになってからはトイレで自分でウォシュレットで尻を洗い交換している。
汚れたなというのが判るので直ぐに交換できるから良い。
肛門の管が付いていると座るときにドーナツ座布団が無いと座りにくい。
妊婦か痔の患者の話で聞いたことがあるが、大腸手術で使うとは思わなかった。
この肛門の管は明後日位に外される見込み。
そして、その翌日にはお腹の管(仙骨前面ドレーン)も外れると思われる。
今日、手術後初めて水を飲むことが出来た。
500㍉位まで冷たくないものを一日かけてゆっくり飲んでくださいとの指示だった。
本来なら、ビールのように冷たくして一気に飲みたいところだが・・・。
午後には洗髪をした。長い髪ではないが、やはりさっぱりするものだ。
そしてお腹の痛み止め(ペンタジン)を点滴追加してもらった。
今日は、相撲の白鵬が33回目の優勝を果たし、サッカーはアジア杯の敗戦が決まったようだ。
もう少しだったのに残念だった。