今日は東日本大震災から6年”防災ママカフェ@札幌の終了報告とお礼” | 札幌ベビースリングと母乳育児!楽々健康ママライフ 

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北海道札幌市・2男2女の母親。西川明子です。
<ママだからこそアクティブライフ♪>をテーマに、
女性のライフスタイルに便利な情報をお伝えしています。

健康・子育て・生涯学習サークルW-project

 

子どものいのちを守り隊

 

北海道札幌市在住、だっことおんぶの専門家 ベビーウェアリングコンシェルジュ

西川明子です。

 

先週金曜日、3月3日には「防災ママカフェ@札幌」と題し、

午前はお産DVD鑑賞と防災風呂敷ワークショップ、

午後は、(社)スマートサバイバープロジェクト特別講師かもんまゆさんによる講演会を

開催いたしました。

 

ひな祭り当日であり、今回は託児なしで子連れOKでのイベントでしたので

正直、なかなかご参加申し込みをいただけない状態が続いていました。

 

思い切って午後からの講演会を参加無料とさせていただいたところ

お誘い合わせてご参加いただける方が増え、

60組ものご予約から、当日体調不良等で欠席の10組をのぞく50組の

皆様にご参加いただくことができました。

 

たくさんの方に、かもんさんが被災したママさんに直接聞いた声や

子どものいのちを守るためにいまから備えていることの大切さを

お聞きいただけたことは、

子連れ主婦の実行委員会としましては、とてもうれしかったです。

 

今後はご参加の皆様も、運営する者としても

より無理なく防災意識を高めるために必要なことも身にしみて感じました。

今後の参考にさせていただきます。

(こちらの運営上の裏話なのでここにはかきません)

 

昨日は、HBC「今日ドキッ!」の防災特集で取材依頼があり

スタッフ栗田さんのご自宅の備えを紹介していただきました。

お子さんのいるご家庭の防災に参考にしていただけたのではないかと思います。

 

 

 

6年前の3月11日。

あの地震があったときは、ちょうど私と子どもたちは家にいました。

夫は出張で飛行機に乗っているところでした。

 

あの日。

私は四人目の赤ちゃんの妊娠が前の週にわかったばかりでした。

すでに三回、帝王切開を経験していました。

噂では「帝王切開は三回まで」と聞いていましたので、

四人目の子どもを果たして産むことができるのかわからなかったし

しかもまだ長女は0歳で、年子での妊娠。

正直、長女が最後の子どもになると思っていました。

 

東北では、地震や津波などのため多くの方々のいのちが突然失われました。

まだまだ未来のあった子どもたち、元気でこれからも生きていくはずだった大人たち。

どれほど無念だったことか。

愛する人が突然いなくなってしまった残された家族のその後の生活はどれほど

つらいものでしょう。

 

次の週、産婦人科へいき、四人目の赤ちゃんは命を懸けても産もうと思うと伝えました。

今このタイミングで、日本人になるために生まれてこようとしている命ですから。

主治医からは「うちでは5回帝王切開をした方がいるから大丈夫。」

と伝えられ、この年の10月に無事に生まれてきてくれました。

 

この震災以降、わたしができる微力ながらの支援として

マタニティ服や授乳服をもう不要な方から譲り受け、助産院等を通じて

必要としている方のもとへお届けすることをしてきました。

 

昨年の熊本地震のときには、かもんさんからの情報で、福岡の病院を通じて

同じようにお届けできました。

 

先週、かもんさんのさらにブラッシュアップされたお話をお伺いし

準備は大変だったけど、札幌でこのお話を聞いていただく機会を開かせていただき

良かったと思いました。

 

また、平和ボケなのかもしれませんが

日々家族での悩みは尽きません。

子育ての事、夫婦関係の悩み。

私のことを知る人はいろんなアドバイスをくれる方もいます。

ある決断を迫られたこともあります。

 

でも、

子どものいのちを守る、ということは家族を維持していくことも

含まれているのではないかと、

3月、命の大切さや家族の絆について考えさせられるとき、

考え直してみるのです。

 

東日本大震災が起きてからちょうど一週間後の17日は、

結婚記念日です。

 

あたりまえのしあわせが、いつ何時、自分の意志に反して失われるかもしれない災害。

 

日々、毎日の生活を「ありがたい」と思って暮らすこと、

日々、日々の安心安全から有事の時に役に立つこと。

 

自分自身が再認識するとともに

わたしの与えられた使命である「だっことおんぶ」の活動において

少しでも、赤ちゃんのいるご家庭に、メッセージを伝えていけたらと思いました。

 

この防災イベントを開催するにあたり、

午前午後にご参加いただいた延べ62組の皆様、

講師で関東から日帰りで来札された

(社)スマートサバイバープロジェクト特別講師 かもんまゆさん、

PRにご協力をいただいた皆様、

当日お手伝いをしていただいた皆様、

子どものいのちを守り隊として、小さなお子さんを育てながら準備にあたった仲間たち、

 

個人的には、心の中だけであの方へ特別な感謝の言葉をおくりたい。

 

ありがとうございました。