7月25日(土)18時から、シアターZOOで上演されている札幌演劇シーズン2026参加作品
「今は逢えない ~七夕の憂哀歌(ブルース)」
を観劇してきました。コロナ禍に配信用作品として制作された朗読劇が、今回あらためて劇場で上演されています。
実は今回、高校演劇時代からの知り合いである清水くんが出演予定だと思って楽しみにしていたのですが、急な出演者変更があり、残念ながら舞台で姿を見ることはできませんでした。
それでも、この作品を観に行けて本当に良かったと思います。
昨年、がんのため逝去された斎藤歩さん。
この作品は、歩さんがコロナ禍の中で「会いたくても会えない人たち」への思いを込めて生み出した朗読劇です。
そして今回は、その想いを、奥様である西田薫さんが主演として受け継ぎ、舞台の上で紡いでいました。作品の言葉一つひとつに、歩さんの息づかいを感じるような時間でした。
私と斎藤歩さんとの最初の出会い
斎藤歩さんのお芝居を初めて観たのは、高校生の頃。
当時付き合っていた彼氏と一緒に、小樽運河プラザで上演された舞台を観に行ったのが最初でした。
「ああ、こんなお芝居があるんだ。」
そんな衝撃を受けたことを、今でも覚えています。
高校演劇をやっていた私にとって、斎藤歩さんは北海道演劇界を代表する存在であり、ずっと憧れの役者・演出家でした。
だからこそ、今回の舞台は作品を観るだけではなく、歩さんが遺してくださった言葉と、改めて向き合う時間にもなりました。
会えないからこそ、伝わる想い
コロナ禍で生まれた作品ですが、「会えない」というテーマは、今だからこそ、より深く胸に響きました。
大切な人との別れ。
もう会うことのできない人。
そして、人生の中で出会ったたくさんの人たち。
七夕の物語のように、「一年に一度だけでも会えたら」と願う気持ちは、誰の心にもあるのではないでしょうか。
演劇は、その瞬間しか存在しない芸術です。
だからこそ、人の想いや言葉は、観る人の心の中で生き続けるのだと思います。
斎藤歩さんが残してくださった作品は、これからも多くの人の心の中で生き続けるのでしょう。
久しぶりに劇場で、そんなことを静かに感じた夜でした。
ありがとうございました。
#札幌演劇シーズン #シアターZOO
