ママと赤ちゃんのぐっすり本著者、米国APSC公認・IPHI公認 日本人初 乳幼児の睡眠コンサルタント、IPHI妊婦と乳幼児睡眠コンサルタント資格取得講師、Sleeping Smart Japan代表取締役の愛波文です。 科学的根拠に基づいた乳幼児の睡眠の知識と日本人の生活スタイルに合わせたねんねトラブル改善方法をみなさんにお伝えしております。  


添い乳のやめ方 & やめる前に気を付けること

 

 

 
添い乳・・・楽だからやってしまう方は多いと思います。
私も長男・次男とともにやっていました。次男の時はコンサルタントとして既に活動をしていたので、「添い乳をしたら癖になる・頻回起きに繋がる」とわかっていながらも、4ヶ月の睡眠退行中に睡魔に負けてズルズルと6~7ヶ月ぐらいまで添い乳続けてました。
 

 

 


添い乳は悪いわけではなく、母子ともに添い乳で十分な睡眠がとれていてハッピーな場合は続けてOK!しかし、私の経験上、添い乳をしていると夜中、頻繁に起きるようになってしまう確率が上がります。


では、添い乳をやめたいと思っている場合、どのようにやめていくのがよいのでしょうか?
 
月齢の低い赤ちゃんはまだ夜中栄養補給が必要なため、おっぱいやミルクをあげないといけません。夜間断乳に関しては、赤ちゃんの体重や成長、ママのおっぱいの状況によりタイミングを見て行っていただきたいと思います。夜間断乳=夜間の栄養がなくなるということなので、特に月齢がまだ低い赤ちゃんはきちんとその分の栄養を日中補っていかないといけません。
 
 
 

うちの子、夜間断乳してもよいですか?
と小児科に確認をしていただくことをコンサルテーションではお伝えしております。特に、早産のお子さんや6ヶ月未満の赤ちゃんは気を付けていただきたいと思います。
 

 

 

 
添い乳の辞め方ですが、いきなり行うのではなく、まず最初におっぱい以外で夜中起きていないかの確認をしていただきたいと思います。
 
 

《おっぱい/授乳以外の確認事項》
1.歯が生えてきているか?
歯が生えてきてる時期は歯ぐきが痛くて夜中起きることがあります。痛みが激しい場合は小児科に相談をしましょう。歯が生えてきている時期は痛みを和らげたくいつも以上におっぱいを求めてくるかもしれません。その場合、添い乳をやめる時期をずらしましょう。
 
 
2.部屋の温度
赤ちゃんは暑すぎても、寒すぎても起きてしまいます。部屋は20℃~22℃と肌寒いぐらいが最適です。 (参考記事:睡眠の土台こそが寝かしつけの肝
 

 

 

 
 
3.アレルギーやアトピー
食べ物のアレルギー、環境アレルギーやアトピー持ちも赤ちゃんは夜中起きる回数が増えると言われています。消化によいもの、寝床のマットレスやシーツの素材、赤ちゃんの洋服の素材を気をつけてあげましょう。私の次男は乳・卵・ピーナッツアレルギー&アトピー持ちで暑すぎるとかゆくなり起きてしまうことがありました。100%綿のもとやオーガニックコットンにすることで睡眠がかわってくることがあります。
 
 
4.病気
風邪、熱、鼻水、咳などは赤ちゃんの睡眠を妨げ、夜中のおっぱいの回数が増えることがあります。オムツかぶれも夜中起きる原因になります。赤ちゃんがいきなり夜中何度も起きる場合、まず最初に熱や風邪ではないかの確認をしてみましょう。
 
 
 
 
《おっぱい/授乳の確認事項》
 
1.母乳の生産量に影響
夜間断乳は母乳の生産量に影響してきます。まだ月齢の低い赤ちゃんの場合、母乳の量が減ってしまうと栄養が足りなくなる可能性があります。夜中の授乳をやめてよいかに関しては小児科に必ず確認をしてみましょう。
 
 
2.「日中=食べる・夜=寝る」
夜中の授乳がなくなるため、日中の授乳回数を増やしましょう。夕方クラスターフィードをしてもよいかもしれません。(参考記事:何しても寝てくれない赤ちゃんへの7つのアドバイス)「日中=食べる・夜=寝る」 習慣をつけてあげましょう。
 
 
3.授乳は静かな部屋で
赤ちゃんが授乳に集中できるよう、日中の授乳は静かな部屋で行いましょう。上の子がいる場合、下の子の授乳の時間に何かやることを与えましょう。授乳に集中できない→十分な栄養を摂取できない→摂取できなった分、夜中で補給する必要があり頻繁に起きる。となってしまうので、ゆっくりと集中できる空間を作ってあげましょう。
 
4.就寝前の授乳
就寝前の授乳はたっぷりにあげましょう。
 
 
5.ドリームフィード
ママが寝る前に寝ている赤ちゃんをそっと抱っこして授乳をさせる方法もあります。(参考記事:夜間断乳を助けるドリームフィード
 
 
6.疲れすぎる前に寝かしつけ
疲れすぎているあかちゃんは寝つきが悪く、夜中も頻繁に起きます。(参考記事:眠い合図~あくびは遅すぎる!
 
 
 
上記の内容+スケジュール管理+心のケアーで夜中の頻回起きが改善するケースもあります。
 

しかし、上記をしてもまだ夜中起きてしまう場合は添い乳の癖をやめていく必要があります。
 

 

 


《添い乳のやめ方》
 
1.寝てしまう前におっぱいをとる
授乳後、寝床に置き、泣いたらとんとんして「しーしー」という。言葉が少し理解する月齢の子には「ねんね」と静かに声かけをしてあげるのも効果的です。激しく泣く場合は、授乳をして、完全寝落ちする前におっぱいをとる。おっぱいがすぐ出てしまう洋服は避けましょう。ティシャツを2重に着るなど工夫してみてください。 (プルオフメソッド:夜中、泣くたびに起きるのがツライ!「添い乳の無限ループ」を断ち切る方法)
 

 

 

 
 
2.赤ちゃんとくっついて寝ない
なるべくママのおっぱいの匂いがしないように、赤ちゃんとくっついて寝ない。布団でしたらママと赤ちゃんの布団をくっつけないようにする。(参考記事:赤ちゃんはどこで寝るのが一番よいの?
 
 
3.赤ちゃんとの触れ合い
日中赤ちゃんと十分触れ合いの時間をとる。夜中の触れ合いがなくなる分、日中十分遊んであげましょう。
 
 
4.お話しをする
1歳半以上の場合、お話しをしてみましょう。「暗くしたらもうおっぱいとはバイバイだよ」や「これで今日は最後のおっぱいだよ。おっぱいバイバイ」とバイバイさせるなど最初はわからないかもしれませんが、一貫性を持って毎晩続けて伝えていれば理解してきます。
 

 

 

 

 
 

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