こんにちは。
こどもの作業療法士定金雅子です。


作業療法士として初めて就職したリハビリテーションセンターでは、脳神経外科や脳神経内科とともに、手の外科も専門に診療にあたっていました。

手の骨折をはじめ、腱損傷、切断、神経麻痺、火傷、など手のけがや病気によりその機能を失ったあと、新しい人生をその手で再び切り拓いていくために、リハビリテーションを行ないます。


失われた機能を取り戻すことと同じように大切なことは、機能を失ってしまった手でも再びその人らしく生きていくために何ができるか。



それを必死で考えて、毎日、毎日、勉強に明け暮れ、診療にあたった数年間を過ごしました。

手というのは、とても繊細であり、力強くもあります。

他の動物と人間の一番の違いは手の造りにあり、ここまで人間が進化してきたのも、一本一本の指を細やかに繊細に動かせるからだと言われています。
 

手は頭の中のイメージを具現化する道具

実は、赤ちゃんたちは頭の中でたくさんの仮説を立てています。

こうしたらこうなるのかな?
じゃあ、こうしたらどうなるの?

思った通りに物事が進んだら、その経験が自信となっていきます。

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その時に思い通りに手が動いてくれることで、赤ちゃんたちの仮説はより確かなものに近づいていきます。

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私は0~3歳児向けにベビーサインやぐちゃぐちゃ遊び®︎をお伝えしていますが、小さい時から手をたくさん動かす経験をして欲しいと言う思いもあり、講師活動をしています。

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(お花のベビーサイン)

自分の頭の中にあるイメージをこの現実の世界に引っ張り出してくれ、自分と外の世界の橋渡しをしてくれるのが手なのです。

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手先が器用であることのメリット

赤ちゃんの時から、うつ伏せで体を支えたり、たくさん手をおしゃぶりをしたりすることから、この世界と自分の繋がりを作っていきます。

左手で体を支えながら、右手でものを掴む。
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こうした動きの中から利き手は育っていきます。

上手く取れる時もあれば、取れない時もある。
失敗するから、次はこんな風に手を構えてとってみよう!
赤ちゃんたちは失敗の中から、成功のヒントを得ています。

手先が器用であると言うことは、より頭の中のイメージと自分自信がマッチしてくることになります。

それが、この世界や自分自身を肯定的に捉えていく大切な要素になるのです。

手先が器用になってくれると良いな、って親なら願うものですよね。

それは、日常の暮らしの中のちょっとした関わりの中から、育てることができます。

・ヨーグルトの蓋を自分で開ける
・靴を自分で履く
・洗濯物を畳むのを手伝う
・ストローを自分でさす

赤ちゃんの時はたくさん手づかみ食べをするのも、とっても良いですね!



手先が器用になるために特別な道具は必要ありません。

思わず大人が手を貸してしまう場面で、こどもの成長を信じて少しだけ任せてみる、そんな大人の意識が変わるだけでこどもたちはどんどん成長していきますよ^^

前回もすぐに満席となった大人気ママ向け講座は、こうした発達の本当の意味をお伝えしています。

・子育てをしているママには必修にして欲しいほどみんなに知って欲しい内容!

・育児の概念がひっくり返りました

・ママ向け講座パート2があったら絶対にまた受講します!!



そんなご感想をたくさん頂いています。



発達の本質を知ると、適切な関わり方が必ず見えてきますよ^^



9月から始まるママ向け講座、残席が少なくなってきました。ご興味がある方はぜひ一緒に適切な関わり方を身に付けましょう!

 

 

 



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