こんにちは。
発達が気になる0~6歳児のための早期療育を行なっています作業療法士の定金雅子です。


『赤ちゃんの運動はいつから始まるのか?』

最近読んだ論文によると、なんと在胎7週と2日から赤ちゃんが動くことが確認されたそうです。

エコーで妊娠が分かったぐらいですよね。
最近のエコー技術の進歩で、お腹の中にいる赤ちゃんの様子がたくさん分かってきています。

お腹の中にいる赤ちゃんは、外の世界で生きていくための予行練習をしています。

歩くまでの運動パターンをお腹の中で経験していますよ^^



そして、お腹の外に生まれてきた赤ちゃんは、再びお腹の中で経験してきた運動パターンを、この重力のある環境で学習し直しています。

様々な理由で、現在生まれてくる赤ちゃんは減っていますが、早産・低出生体重児の割合が増えています。



私も子宮頸管無力症という病気だったため、2人とも早産でした。

お腹の中ではたくさんの運動ー感覚経験をして、外の環境に適して生きていく力を成熟させて生まれてくるのですが、それが十分にお腹の中でできていない赤ちゃんが増えているのかもしれません。

 

赤ちゃんの時から大切な運動経験

お腹の中での運動ー感覚経験不足があった場合、生まれた後にも少し手助けが必要な赤ちゃんがいます。

放っておいてもどんどん自分から動き回れる赤ちゃんもいれば、すぐに疲れてしまう赤ちゃんもいますし、警戒心が強いタイプは自分からなかなか動きたがらない赤ちゃんもいます^^

それが赤ちゃんの個性ですね。




自分からあまり動かないからといって、「いつも抱っこでおとなしくてくれてなんて楽なの!」と思ってしまいがちですが、親は楽でも、赤ちゃんにとっては本当にそれで良いのか??と言われれば、やっぱり色んな姿勢や運動経験をして欲しいです^^


運動発達には流れがあるので、赤ちゃん自身がその運動の流れを獲得していくことが大切です。

何ができるかな、こうすればできるかな、とその手助けの加減は赤ちゃんそによってれぞれ。

だからこそ、ずっと抱っこしていたり、バウンサーなどで同じ姿勢を長時間続けることは、良い手助けの加減を見極めるチャンスを減らしてしまいます。

赤ちゃんの時に、手や足をおしゃぶりしたり、うつ伏せや寝返りなどたくさんの運動経験をすることが、将来の生きやすい心と体を作るとしたら・・・

自分で歩くようになり、走るようになり、思春期になってから、と大きくなればなるほど体の土台を作っていくことは時間も労力もかかります。
(もちろん人間は何歳でも成長できますが!)


私は赤ちゃんの時からしっかり体作りに取り組むのが、一番効率が良いと思っています^^

 

思った通りに動かせる体は自分の可能性を広げる

転びにくい体、疲れにくい体、柔軟に姿勢を変えられるしなやかな体は、やりたいことを叶えられる味方になってくれます。



思い通りに体を動かせることが、成功体験に繋がり、自分を好きだと思える自己肯定感にも繋がっていきます。

自分で思い通りに体を動かせるようになることは、赤ちゃんからの運動経験の積み重ねなのです。

赤ちゃんの運動発達はお腹の中からすでに始まっています。

歩けるようになってから、ではなくて、生まれてすぐの赤ちゃんから将来生きやすい体を手に入れるためにできることは、ちょっとした親の意識改革です。

ぜひ、お子さんに将来生きやすい体作りの土台を作ってあげませんか?

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