発達が気になる0~6歳に早期療育を行なっています、こどもの作業療法士(医療系国家資格)定金雅子です。
赤ちゃんから大人まで1万人以上を診療してきた経験から、発達の原理原則を分かりやすくお伝えしながら、親子の育児をサポートしています。
今日で8月が終わりですね。
長男に強く勧められて、マンガの「鬼滅の刃」を読みましたが、なんと非認知能力に溢れたマンガなの!?と驚いた夏休み期間でした^^
今度、鬼滅の刃がなぜ非認知能力に溢れたマンガなのか、記事にしたいと思っています(笑)
さて、みなさん。
子ども達が夏休みで家にいた方も、お子さんの園や学校が通常通りとなった方も多いのではないでしょうか?
暑い毎日で、子ども達も疲れが溜まりやすい時期かもしれませんね。
お子さんが不調になったり、風邪を引いた時はみなさん診察に行きますよね。
歯が痛くなれば歯医者さん。
風邪を引けばお医者さん。
では、
☑︎何だかお箸がうまく使えない
☑︎姿勢が気になる
☑︎歩いてもすぐこける
☑︎離乳食がうまく進まない
などお子さんの発達や体のことで、ちょっと気になることがあった時はどこに診察に行きますか?
日本では、そうした発達に関するちょっと気になることを専門職にみてもらう機会が非常に少ないです。
何か診断名がつけば、療育センターなどで手厚くフォローしてもらえますが、いわゆる定型発達(健常児と呼ばれるお子さん)のお子さん達で、発達につまずきや遅れがあった時に、気軽に相談してみてもらえる場所が本当に少ないと感じています。
私がアメリカで暮らしていた時に公園で出会ったある親子。
その親子はブランコで遊んでいました。
私はお母さんだと思われる人に話しかけましたが、実はその方はお母さんではなく作業療法士でした。
「この子は少し発達がゆっくりだから、毎週家や公園でエクササイズをしているのよ」
と教えてくれました。
診断名などは関係なく、その子にとって必要なタイミングで必要なサポートをするために、自由に働いている作業療法士の姿にこれだ!!と心を揺さぶられたのをはっきりと覚えています。
もっと親子の身近な存在になりたい。
体の発達のことで分からなくなれば理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの専門職を頼ってほしい。
そんな想いから、おやこ支援室を始めたのです。
おやこ支援室Coconでは、発達が気になる0~6歳頃のお子さんにお子さんの個性を大切にした個別セッションを行なっています。
今日はそんなおやこ支援室での個別セッションを受けてくれている、感覚の過敏性がある4歳男の子の変化をご紹介したいと思います。
個別セッションを開始当初は、
・ブランコや高い場所が大の苦手
・椅子に座っているとのけぞってしまい、お尻がどんどんずれ落ちてきてしまう
・座って手先の作業をしていると足先も同じように動いてしまう
・ご飯は白ごはんしか食べたがらない
・汚れたらすぐに拭きたがる
そんな状態でした。
(ブランコの揺れが怖い・・・)
ですが、4ヶ月間個別セッションとご家庭でのプログラムを継続して頂いたところ・・・
見てください!!
この吊り橋を渡っているのが彼です!!
(写真の掲載を快諾してくださり、ありがとうございます!)
こんなダイナミックな遊びができるようになるなんて、想像できなかったかもしれません。
でも、科学的根拠に基づいて適切にアプローチし、お母さんご自身がお子さんにとって何が必要なのかをきちんと理解されて、ご家庭でも継続的に取り組むと、こんなにも子どもは大きく成長してくれるのです^^
具体的にどんな変化があったのか、お母様から感想を頂いています!
また、内面でもトライするのに臆病だったのが色々なことにチャレンジする様子も見られたり、触覚の敏感さが和らいだりと、息子の内側からも素晴らしい変化がみられました。
決して矯正(強制)するのではなく、今のその子に寄り添って、楽しく身体を動かす方法を、不足していた部分へのアプローチから考えて下さいます。
本物の専門家、プロフェッショナルという言葉がピッタリで、脳や身体の仕組み、繋がり、その行動は何が原因で起きているかを細かくわかりやすく丁寧に教えてくださるので、今まで誰に相談しても「様子をみましょう」「そういう性格かな」「なんでだろうね」だった事が、だからだったんだ!と解明されます。
息子も私も先生のことが大好きで、お会いできるのが楽しみになっています。
素敵なご感想をありがとうございました!
こんな些細なことは、小児科にいくまでもないし、療育センターに相談するのもハードルが高い気がする・・・
でも、誰かに見てほしい!!
そんな、ちょっと気になることをすぐに解決したいですよね。
お子さんにとっても、できるだけ早く日々の暮らしをサポートすることで、その成長は変わります。
たくさんの情報は育児本やネットにありますが、全部をやるわけにもいきませんよね。
その子に何が足りなくて、どこをサポートすれば良いのか?それを判断してオーダーメイド式にアプローチすることが最も大切なのです。
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