こんにちは。
発達が気になる0~6歳児のための早期療育を行なっています作業療法士の定金雅子です。
スプーンやフォークが使えるようになって来たら、今度はお箸にどうやって移行していけば良いのかな?と悩んでいるママも多いかと思います^^
私がいつも大切にお伝えしているのは、お箸に移行する時期は月齢で判断するのではなくて、その子の手の発達段階に合わせて欲しいということです。
お箸が使えるようになるには、少なくともしっかりグーチョキパーの形がしっかりと作れることが望ましいです^^
しかも、えーっとって考えながらではなくて、スムーズにできること、そして反対側の手に力が入っていないことが必要です!
少なくとも、この手の運動発達の段階になる前に、お箸という道具をあえて使わせたりと急がなくても大丈夫ですよ。
道具は手の延長です。
まずおててを自分の意思でしっかり操作できないのに、お箸を操作することはできませんからね^^
なので、お箸を練習したいな〜という時期が来たら、しっかり手遊びをしてお子さんの手の動きをみて頂きたいと思います!
また、お箸を使えるようになるには、3本指さんが大切!というのはよく耳にするかと思います。
はい、3本指さんも確かに大切!
ですが、それと同時に薬指と小指が支持として支えられているかどうかもとっても大切なのです!
薬指と小指と手のひらがボールを包むような卵形になっている必要があります。
薬指と小指が支えとなっているから3本指さんが安定して使えるのです。
グラグラした脚立の上で枝切りばさみが使いにくいのと同じですね。
では、この薬指と小指が安定するためにどこが安定しないといけないか?というと手関節です。
手関節には実は小さな骨(手根骨)が8個あります。
ですが、その小さな骨は乳幼児の頃にはほとんどが軟骨のためレントゲンにも写りません。
その小さな骨が大人と同じ数と形になるのはなんと12歳ごろ!
【こども】
【おとな】
だから小さな子供はこの手関節が不安定なおててなので、2〜3歳ごろから積極的にお箸の練習を大人がさせなくても大丈夫なのです^^
もちろん、こども自身が持ちたがったらお箸を準備してあげてください。
大切なのは、子供の手のひらのサイズに合ったお箸であること。
正しい持ち方を強要しないこと。
リングやバネは必要ありません!
むしろ後々そのお箸での使い方を学習した後に、普通のお箸に帰る時苦労することが多いです・・・
それよりも、たくさんおててを使ってダイナミックに遊ぶことが本当に大切^^
こうした薬指と小指が安定するために必要なのは手関節の安定です。
また、手関節が安定する前は肘、そして肩が安定していることが条件になります。
まだ肘をついてスプーンやフォークを使っているお子さんや、ハサミを操作しているお子さんは、肘や手関節が不安定かもしれません。
そんなお子さんは、きらきら星の手遊び歌で肘から先をしっかりひねる経験や、太鼓を叩く動作、親指と各指を合わせる手遊び(お父さんとお母さんがこんにちは〜♪と歌いながら指を合わせるのがおすすめ!)などをしっかりして、お箸が使えるおててに育てていきましょうね^^
MIGAKUメソッドママ向け講座では、悩みに多い食事動作に関してお子さまのご様子に合わせた遊びもお伝えしています。
今月よりスタートしたママ向け講座で4歳のお子さんのお母様からご感想を頂きましたのでご紹介いたします^^
毎回の講座の次の日からすぐに実践に使えて育児の時間がワクワ
また教えて頂いた医学的な知識や理論を軸に自分なりにどの様に子
育児本や検診等では一般的な誰にでも当てはまる様な抽象的な指
また先生のお人柄も素敵で、経
本当に素晴らしい講座をありがとうございました!毎回驚きと学
1回目の後は、言語化してworkをしたことで自分の思いや核と
2回目の後は、感覚統合の理論を学んで、子供の今頑張っている部
実際に、娘に当てはめて考え、
感覚統合の理論とそれをどの
3回目の後は、発達運動学を学び、発達のプロセスを振り返って足
今回学んだことを軸にこれからも娘に関わっていきたいと思います
素敵なご感想をありがとうございました!
ぜひ、月齢や他のお子さんとの比較ではなく、今目の前にいるお子さんの運動発達に合わせた関わり方ができるようになって欲しいと思います。
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