放射線から子どもを守る(チェルノブイリへのかけはし)
地震、原発からもうすぐ3ヶ月が経とうとしています。
今、ママさん達が気になっているのは余震も勿論ですが、放射性物質の危険性ではないでしょうか。
子ども、胎児へのリスクはどれほどなのか?今出回っている食べ物は大丈夫なのか?水は?外遊びは?
政府の隠し事がどんどん後から公開されていって、ネットや新聞を見ても膨大な資料の中、何が正しくてどうすれば良いのか。
はっきりとした根拠も証拠もなく、何をしてもそれが正しかった(のかもしれない)と判るのは早くても数年後。
の中で・・
今私達母親に出来る事は何だろうかと思います。
調べれば調べるほど、何が良いのか判りません。
食品添加物やタバコの副流煙の様に、人間の死ぬ理由の中のひとつのガン発生率が放射性物質で0.2%上がると聞いたことがあります。
人間の致死率は100%(いずれは皆亡くなる)の中で、その0.2%をどれくらいの存在として捉えるか、育児の価値観は様々ですがこれも非常にデリケートな問題で、予防接種の是非、ホメオパシーの是非、のように、いろんな意見が飛び交っています。
私にも、正直何が正しいのかはよく判りません。
人は、迷ったときに身近な例を出し「身内の〇〇さんはこうだったから危険(or大丈夫)」「友達の〇〇ちゃんのうち(以下略)」と実際に見たり聞いたりした例を1番信じるべきものとして、認識する事が多いと思います。
実際、私の義父は広島県民で被爆者手帳も持っていますがすこぶる元気です。
ただ、身近な例を挙げて大丈夫、もしくは統計学的に見て危ないとか、いずれにしろ実際の真実は誰にも判らないのであれば、やはり信じるのは自分の判断、なのでしょうね。
放射性物質を「怖いもの」とだけ捉えずに、上手に付き合っていく方法を出来る限りの範囲で行う、ために・・
まずは、良く知ることが大切なのではないかと思います。
というサイトを、先月目にする機会があったのですが、先日ちょうど、こちらの代表の野呂美加さんの講演会が川崎で行われました![]()
こちらの団体は、チェルノブイリ原発事故で被害にあった子供たちを日本に招き、放射能汚染のない場所で元気になってほしい、という趣旨にて、1992年に父母たちの集まりで結成されました。
これまでに648名のベラルーシの子どもたちが日本へ来ているそうです。
野呂さんは、実際に何度も現地へ出向き、現地の悲惨な状況を目の当たりにしたそうで、現在の日本の放射性物質の危険性について各地で講演会を行っています。
川崎では、私の知り合いの「チベット体操インストラクター優 」さんが主催となって先日無事行われたそうです。
詳しいレポートを優さんのお友達の「Blossom * coaching の 涼木ゆかこ
」 さんが記事にしてくれています![]()
私のクラスは都内&川崎市にあり、生徒さんも多いので、参考になればと思います。
『低レベル放射線から子ども達を守ろう!』 レポート(1) 、(2) 、(3) 、(4) 、 (5)
現地の方々の心情もお察しいたしますし、けして風評被害を煽るわけではなく、こういったお話もあるということで参考にしていただければと思います。
個人的には、放射性物質が
「実態がわからずどんどん蓄積されていく、なんとなく怖いもの」
から、
「対処法があり、体から追い出せるもの」
と知っただけでも大分安心感がありました。
事故が起きてしまった今、現状ときちんと向き合い、対処する方法が書かれています。
1番良いのはそんな心配をしなくても良いくらい遠いところにいくことなのでしょうが、それは放射性物質に限っての事で、全てのおこり得るリスク(交通事故やその他の環境被害にしても)にいちいち逃げ回っていたら、どこにも行けません。(勿論、避難地域の方々は別ですよ!)
避難地域にいない方々が出来ることは、普通の生活をして、免疫力を上げていきながら、出来る範囲で身体に取り込む放射性物質を減らしていく。
それには、まず知ること、向き合うことが大切ですね。
出来る範囲の基準は、どのお母さんもそれぞれ違いますし、価値観も違いますので、まずは自分が出来る事、で十分なのではと思います。
そして、子どもにはなるべく普通の生活を笑顔で送らせてあげること。
母は強し!ですが、勿論、怖いときはもちろん怖いと言って構いません。
でも、なるべく、子どもの前ではどーんと構えていたい。
「絶対に守る、大丈夫、安心して」
という言葉を投げかけたいと強く思いました。
今回の事故は楽観視することではありませんが、改めて生きることの意味、毎日をどう過ごしていくか・・を見つめる機会にもなったのかもしれません。
何年で終息するかもわからないですし、あまりストレスを溜めずに生活をするのが1番の薬なのかもしれませんね。