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高2の息子は自閉症スペクトラム。

ときどき、更新します(^^;)

息子は高校2年生。

知的に遅れのない自閉症スペクトラム。

特別支援学級で9年間過ごし、全日制高校に進学しました。

 

入学して、部活に入って、毎日毎日忙しそうだけど、楽しそうで。

クラスに友達が出来ないのは心配だったけれど、母はこれが普通の学校生活

なのね…と、うれしくってうれしくって。

 

でも、ずっとうまくいくことはないようで、

 

高1の今ごろ、

先輩たちに理不尽なことをされ、とっても苦しみました。

先輩たちは許せないけど、部活は好き。

でも先輩たちとはもうかかわりたくない。

悩んで悩んで、休部することを選びました。

(2年生になると、退部しました)

 

こうして息子は学校での大事な居場所をなくしました。

 

クラスに友達はいない。

息子はこれから高校に通い続けることができるだろうか…と心配しましたが、

なんとか1年生を終えました。

 

これも一種のこだわり?なのでしょうか。

息子が高校に行けているのは、

「高校に入って、大学に行く」 という目的が明確であったからのような気がします。

支援学級しか知らない子が、普通高校に進学するのはとても勇気がいります。

先生は助けてくれないよ。

友達がだれもいないよ。

出身中学の普通学級の生徒に、自分が支援学級出身だと皆に話されてしまうよ。

バカにされて、友達ができないかもしれないよ。

進学校だから勉強が大変だよ。

体育が厳しくなるよ。

 

たくさんたくさん話して、それでもがんばるって息子は言いました。

きっと自分が想像していたよりずっと大変だと感じているはず。

息子の決意がどれほどだったのか…と、胸が締めつけられます。

 

2年生になった今も心許せる友達はいません。

いくら強い決意があったとしても、これでは心が折れてしまいます。

ここで役に立っているのは、地域のスポーツと音楽のサークルに所属していること。

働く大人や大学生がいる異年齢集団。

ストレスを発散するとともに、大人とのかかわりも学ばせてもらっています。

 

地域のサークルのおかげで、なんとか心を病むことなく、今も目標に向かって

かんばることができています。

大変だけど…本当に大変ですけれど真顔

 

 

大抵の私達の子どもは、体や心の不調に気づくのが苦手だそうです。

がんばり過ぎてしまって気づいたときには、風邪をひいて高熱を出していたり。

知らず知らずのうちにストレスが溜まって、動けなくなってしまったり。

息子の場合は高校に入ってからは風邪をひくことが多いです。

自分の感情や体調に敏感であることが大事。

これが息子が今後身につけていかなければならない課題のようです。

そして、

たくさん元気のでる趣味や楽しみを持つこと。

「大好きなスポーツをしたあと、すっきりしたという感覚を覚えておくんだよ」と話してみようかな。

ストレスの溜まりすぎに気づく一助になるかな。

3年生になるまえに、映画とかコンサートに誘ってみようかな。

いろいろ考えているところですおねがい