先月の26日からが夏休みってことになっていたけれど、講習や部活があって
一日中家に居た日を休みとするならば、1週間もないのではないかな。
今、大会が終わってようやく、部活が落ち着き、休み明けの課題テストに向
けて勉強に力を入れ始めています。
すっかり中学生までの生活と変わってしまい、戸惑ったのは私でした。
今までの長期休みはまったく学校とのかかわりがなかったので、この時期だけが
何も心配せず過ごせる時間でした。
ところが、高校では夏期講習やゼミ等の行事があり、学校とは離れられず。
それらはグループ学習なので、経験のない息子への支援を考えなければなりませ
んでした。
実際は、事前情報をもらえませんから、支援をいれる事ができないので、起きた
ことに対して担任に配慮をお願いするしかありませんでしたが。
毎日、お弁当を作りながら、休みはないのと同じだな…と思っていました
![しょぼん](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/144.gif)
さて、息子はどうでしょうか。
長期休みは学校には絶対行きたくないと言っていた子が、毎日毎日、部活のため
登校しています。
たくさんの宿題を、ときどき弱音を吐きながらも、時間を見つけてはコツコツと
取り組んでいます。
ゼミの事前レポートの件で、他のメンバーに嫌がらせを受けましたが、気持ちを
押さえ、参加することができました。
部活で遠くの会場に行ったときや、ゼミの時、私は、「大丈夫?」とラインを何
度も送りました。
中学生までは介助員さんや先生が付いていてくれたので安心でしたが、今は助け
てくれる大人がいません。だから、困っていないか、いじめられていないか心配
でたまらなかったのです。
ゼミで、「昼食が終わってひとりでいる」とラインが来たので、「寂しくない?」
と返すと、「ひとりになる時間が必要だから、全然寂しくない」という返事が
帰って来た日。
大会で電車を利用して出かけるとき、切符はすぐ出せるように、携帯ケースのポ
ケットに入れるといいよ と送ったラインに既読が付かず、心配していた私に、
帰宅した息子が、「言われなくてもそうしたよ。」と言った日。
アワアワしているのは私だけなのかもしれないな、
ああ、子離れしてもいいんだな…と思えた日でした。
ギュッと握ってきた手を少しずつ緩め、離していかなくちゃ。
自閉症ですから、本人はまだまだたくさんのことを学ばなければなりませんし、
乗り越えて行かなければならないこともたくさんあります。
親は彼の心が壊れないように見守り続けなければならないでしょう。
これらはおそらく一生変わらないでしょう。
でもこれからは、
口出しせず、見守り、彼が困った時、相談し、一緒に解決策を探す存在であり続
けるよう。
見守るって歯がゆいことだけれど、少しずつ大人になっていく息子に負けないよ
うに、私も成長したいと思った夏休みでした。