『赤ちゃんが苦しがってるから、出してあげようね』
そう先生に伝えられた
苦しがってる?
どゆこと?
今までお腹がボコってなることが度々あったけど
元気にお腹の中で動き回ってるんだと思って喜んでたけど
喜んでる場合じゃなかったんだ
あたし何て母親だろう
赤ちゃん苦しがってたのに喜んでたんだ
お家に帰れるからねって
ウソつきだ
あたし、、、最悪な母親だ
母とパパが病室に到着し
何ごとかと不安な顔をしながら先生からの説明を聞いていて
手術の準備が整い
ガラガラと私のベッドが押されて部屋を出る時
母とパパに
『行ってきます』
と伝えるのが精一杯で
頭の中は自分を責める思考でいっぱい
でも
赤ちゃん出さなきゃって
変な覚悟はあったりして
手術室に入り
麻酔され
しばらくして
ボーっとしはじめたなぁ
と思ったら
うんぎぁぁぁぁぁ‼️‼️
『男の子ですよー』
看護婦さんが顔の近くまで赤ちゃんを連れてきてくれる
麻酔でボーっとしながら
『よく頑張ったね』
と我が子に声をかける
後から聞いた話によると10分ぐらいで手術は終わったそうな
早っ
ふわふわした意識の中
良かったぁ
無事生まれた
部屋にもどり
ベッドで引き続きボーっとしていると
看護婦さんが息子を連れてきてくれて
私の顔の真横に寝かせてくれて
記念写真を撮ってくれた後
『お母さん、赤ちゃんね、自分で息がしづらいから大きい病院に行くことになったから』
ん?
どゆこと
病院の外に救急車のサイレンが聞こえ
生まれたての我が子とパパは大きい病院へ
私は病室に残り
母は私の様子を確認して帰宅
ボーっとする意識の中で
元気に生んであげることができなかった
自分は不甲斐ない母親であることを
『再確認』し
麻酔が効いていて体が自由に動かせない違和感を感じながら
眠りについた
最後まで読んでいただき、ありがとうございます🙏
続きは近々アップします。