外で猫の遺体を見つける事の多くは交通事故。
それ以外の変死に関して人はすぐに
虐待
って考えやすい。
それは本当に虐待なのか？
最近はSNSに晒してしまう愉快犯もいて、そういう自ら証拠を提供しちゃってる人は、ある意味簡単。
でも、普通は捕まりたくないから証拠は残さない。だから犯人を捕まえるのは難しいわけで、
それ以上に虐待案件かどうかを見極めるのは、もっと難しい。
2年前に茨城で二箇所でいっせいに猫が消えた。という案件があり、その時も関係者は虐待を疑った。結果的にはそれは虐待ではなかった。
原因は感染。パルボウィルスでした。
生き残っていた親子猫を保護。その親子猫からパルボが出た。
自然界でもいっぺんに多数が死ぬ場合には、感染症であることが多い。調べればたくさん出てきます。
虐待には特徴がある。
一匹ずつ犠牲が出て、日をおいてまた別の猫というふうに同じ地域でも日にちや時間にズレがある。(いっぺんにやれるのは毎日餌をやってる人のみ。外猫は餌やりさんしか集合させられない。)一匹では済まない。虐待＝保護
と考える人が多いけども、保護したら終わる問題じゃない。猫を虐待したい人は狙った場所に猫がいなくなればまた別の場所にうつるだけ。
それでは何の解決にもならない。
それよりも現場を押さえて110番し、現行犯逮捕に持っていく等しないと何も解決しない。
自分が見えるところの猫が無事ならいいわけなのか？私にはよくわからない。
私が当事者だった事件の時、
私の元には里親からの一通のメールがありました。
「なんて猫を持ってきたんだ！捕まえて近くの川に放り投げてきた。今頃死んでるでしょう。」
というものです。
これはある意味犯人の自白。
これがあって譲渡契約書があった。
それでも警察は捕まえられない。
立件できないと言ったんです。
なら何が必要なのか？
証拠。猫の遺体を探せ。と。。。
気の遠くなるような事を言われました。
死んでも、見つけてやる。
と思いました。
そして発見できたので、立件できた。
という経緯があります。
証拠が無い限りはこんなにはっきりした事件でも立件できないんです。
虐待の案件では猫の遺体を警察が獣医の力を借り必要であれば解剖し死因を調べます。
病死であるのか？自然死か？
虐待が疑われるか？→私の場合は、遺体発見が河川の中だった事と検死により溺死が証明された事で犯人の証言と一致。
殴打なのか？出血か？溺死か？
SNSで「虐待」って言葉が流れると、それだけで
ええーー？？ひどい！！って反応してしまうものですが、よく記事を読んで本当なのか、読む側が判断しないといけません。
変死全てが、虐待なのではなく、そうだとしても立証自体が難しいのですから虐待だとは言えないケースの方が多いのです。
立証できない案件を虐待かも？という予測だけで事実であるかのように発信する事は逆に問題です。
猫が外で暮らすという事は虐待にあうことも含め事故死、自然死(野垂れ死)を覚悟しておくことです。それがどうしても嫌なら保護するしかありません。
全ての猫を保護できないのですから、外猫を虐待から守るために、
人馴れさせない事。
これを徹底すべきです。
安易に手を出して撫でたりして人馴れさせてはいけないんです。
これがちゃんとできてる地域の猫は毎日来る餌やりさん以外の人間を警戒します。
猫はバカじゃありません。逃げるスピードはとても早い。危険から逃げる事くらいできます。
飼い猫を外に出すときも同じです。
同じ危険があり、いつか帰ってこなくなるかもしれないんです。それでも猫は外が好きで外に出る習慣のある子は閉じ込めてはおけません。
死なせたくなければ出さないようにする。
出すなら覚悟する。って事です。
私は猫を外に出してる方を責めたりはしません。
猫は一度出る事を覚えたら、どうあっても、出たいんです。家の中に閉じ込める事は容易じゃなく人がノイローゼになるくらい大変なんです。
ただ、どうしても出たい猫でも、ちゃんと呼び戻しをして貰いたいと思います。
必ず毎日家に戻るように時間を決めて呼び戻しをする。帰ってきます。
私も過去は外に出していましたが、事故死した猫はいません。ちゃんと家の中で私の前で亡くなっています。
室内でも事故は起こります。家に入れていれば安全というわけじゃないですから。外にいようが家の中にいようが飼い猫であれば安全確認をするのは当たり前です。
話を戻します。
地元で起こったたぬきちゃん事件に少し触れます。
かなり大事になりTwitterで騒がれていました。
私も情報提供を呼びかける記事を最初はリツイートしました。
近所でもあるし、知らないではまずい。と思って色々調べたところ、警察が現場に来ていますし、
遺体も持ち帰って調べています。
当事者不在の案件という事で警察が報告すべき相手はいないという事。
ここで、実際には事件ではなかった。って私は判断します。(あくまでも個人の見解です。)
警察はしろうとではありません。
私たち一般人より事件かどうか？を見る訓練を受けています。猫ではなく人間の事件を普段扱っている人たちです。
よく警察は動かない。ってよく言うんですけど
(私も京都の事件の時に言いましたが) 警察は事件性があれば、誰に言われなくとも動きます。
今回、警察官とお話しする機会がありましたが、
町の人の安全を守る。何より日々そのために働いてくれてるんだな。という感想を持ちました。
誰も触れないもうひとつ思ったこと。
たぬきちゃんは20歳とも言われている高齢猫だったこと。自然死も十分考えられる。
腎臓もやられていたかもですし、なんらかの病気もあったかも。
血溜まりがあった
自然死でも亡くなった後に口から血を吐く(血が出る)ことはよくあります。
自然死でも亡くなった後に口から血を吐く(血が出る)ことはよくあります。顔が潰れてたについても(写真が無いので、ここも予測ですが)高齢猫はふだんから脱水気味ですので遺体を一晩放置したら顔は潰れます。
赤ちゃん猫でもそうなる。
虐待の描写についてはほとんど全てが推測空想です。言い切りのところも証拠がないので、そこは思い込みと言えます。
空想です。言い切りのところも証拠がないので、そこは思い込みと言えます。せめて、写真があるのですから公開したらどうかと思いますが。
この方がすごく細かく事実確認も含めて検証してくださっているので再度私から述べる事もありません。
興味のある方はご自身で調べてください。
SNSは使い方を間違うと怖い事になります。
事実でない情報が一人歩きし、それに乗っかる人たちにより真実ではない事がいかにも真実かのように伝えられる。
いじめの炎上などもその部類だと思います。
言ったもん勝ちで、謝罪する人はまずいない。
都合が悪くなったらSNSから逃げればいい。
こういうモラルの欠ける人が増えてるのはほんとに嘆かわしき事です。
言い出した人だけでなく、乗っかって話を大きくした方も同罪です。
たった一人が言うのと多くの人が騒ぐのとでは、受ける被害が全く違います。
地域の安全を守る警察官に新たに仕事を増やすような事態にしないでもらいたいものです。
本物の虐待案件は警察の関与により、口外できない状態となるので、ある程度目処が立つまで、伝えられません。と書かれるのが普通です。
たぬきちゃんについて、
に書いたように、いつ死んでもおかしくない年齢で、外にいたのですからどんな最期であっても覚悟しておく必要があった。と言う事です。
に書いたように、いつ死んでもおかしくない年齢で、外にいたのですからどんな最期であっても覚悟しておく必要があった。と言う事です。私だったら、間に合うように保護できなかったことを詫びる気持ちが先立って自責の念に駆られて人を責める事はできないと思う。
・・・というわけで、この事件については私の中では終わりにしたいと思います。
おまけ
難治性腸炎の治療でお預かりしているなごみちゃん。ノラですか？の唸りっぷりで、全く歩み寄ってくれず😭
腸炎は良くなってるはずなのに、足りる量のご飯を食べてくれず
先生に飼い主さんのとこに返してみる？と言われた次第。
この方慣らすのは1年がかりだわなーー。
降参🙌 簡単に降参する菊地。
だって相手は猫だもーーん。
こちらも避難手術後、急に野良かえってしまったっていうちーちゃん。預かりです。
里親さん決まってるそうで、家猫修行。
こちらはお手上げするわけにはいかんのです。
4ヶ月なので、頑張ってみる。
私が。
私が。こちらもおまけ
巷で騒がれてるガクトくんの騒動についてアメリカからガツンだよ。後半読んでください。
アメリカでは「Thats Great！！！」で終わるって。
家族だから、家族だから。も、聞き飽きる。
家族ならば人に迷惑かけないようにしっかり教えろよ！可愛がるばっかじゃなく！！って思う私ってひねくれ者？
家族でも犬は犬。猫は猫。
人間と同じにしたらダメ。