うちの猫が変わるとき。 | 一般社団法人 ベビーキャット レスキュー

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飼育相談の中でさほど多くはないけども

 

深刻青ざめスマイルなもの。

 

これが猫がかわってしまったガーンというものです。

 

たいてい獣医からの帰宅後に起こる。

 

 

 

相談をうけた実例から見てみたいと思います。

 

 

ケース1)去勢手術後 帰宅してから外にでたいようなそぶりをして大きな声で鳴き続ける。

 

この相談は3年前の譲渡で2年前くらいの相談です。

 

生後8か月くらいのオス猫。

 

手術前には全くそういったそぶりはなかったので飼い主さんは仰天。

 

そして獣医に連れて行った旦那さんを非常に怖がるようになったと。

 

旦那さんが帰宅すると身を隠してしまう。

 

猫は4か月くらいの譲渡で赤ちゃんの時から私が哺乳ビンで育てた子です。

 

確かに神経質で怖がりな面はもともとありましたがどうしたもんか。。。。

 

ずっと『ワオ~ワオ~』と鳴き続けご主人に対しての態度の激変から

 

ご主人が手放すことまで考えてしまうくらい憔悴疲れるしていました。

 

この子が大好きで飼いたいといったのはご主人だったんです。

 

でも奥様が手放すことには反対しました。

 

とにかくいったんうちに預からせてほしいとひきとりました。

 

ちなみに2匹兄妹で譲渡だったのですがメス猫のほうは何ら問題ありませんでした。

 

他には困っていることは夜に寝ているとたぶん愛情表現だろうけど奥様の顔に噛みついてくると

 

いう問題もありました。

 

写真は関係ありませんがこのくらいの猫でした。

 

 

うちに連れてきてもらうと緊張しすぎて過呼吸状態叫び そんな~~~??

 

飼い主さんご夫婦はと~~っても可愛がっており離れるのも辛い、

 

こんな状態になった猫を置いていくのも辛いという状態でしたが

 

我慢していただきうちで様子を見ることにしました。

 

夜の鳴き声は声の質や鳴き方からしてホルモンの問題だと思われました。

 

手術をしても発情していた場合には体内のホルモンが落ち着くのに1カ月はかかります。

 

とても怖がっていましたので環境になれるのに少しかかりましたが

 

飼い主さんの扱いをみても「」この子は自分が猫だということを忘れてる「」

 

思えました。

 

他の猫の力もかり「猫にもどってもらう」訓練を始めました。

 

鳴き声については最初は去勢手術がうまくいってないのかと思って

 

約1カ月たったのちにホルモンの値を調べましたところ異常はありませんでした。

 

そしてきっちり1カ月で鳴かなくなりました。

 

動物は動物として生きてないと時々自分の気持ちさえどうにもできなくなるんです。

 

 

そんなことでどないする怒ムカ

 

 

っちゅうちょっと手荒な訓練で猫はのびのびと生活するようになります。

 

猫に戻ってもらう訓練てどうするのか?

 

特別扱いはしないということです。他の猫と同じに扱うだけ。

 

犬じゃないですけど飼い主が心配しすぎておろおろしていると猫も不安になるものです。

 

私はなんも心配することなんかしないし過度にかまったりしませんから猫の不安も

 

どこかへいってしまいます。

 

そしてすごく慣れて猫に戻り私の寝床まで来たある日

 

飼い主さんにしていたようにガブリしました。

 

その瞬間にダメ!!と きつく言ってマズルあたりパン!!と叩く。

 

教えたら飼い主さんが何度やってもやめなかったのがたった2回でやらなくなりました。

 

 

そしていい子になって返しました。

 

 

自分のおうちに戻ってしばらくはすっかり落ち着きましたと喜びの声があったのですが

 

しばらくたったらまた様子がおかしくご主人を避けている。と。。。

 

悩ましい。

 

 

 

 

問題は・・・・・・

 

 

 

 

実はテリトリーの問題。もっと砕いて言うと広さの問題です。

 

オスの問題行動でこれが原因ってすごく多い!!

 

 

 

かっこ㊤考察かっこ㊦

 

手術後に様子がおかしくなったのは明らかに獣医でトラウマになる何かきっかけが

 

合ったものと思われます。

 

里親さんは獣医に連れて行ったのがご主人だったのでそれで嫌いになったのでは??と

 

私はたぶん獣医さんが男の人なので獣医とご主人が重なって記憶されていると思いました。

 

恐怖を感じるその相手がいるところで安心できるわけはない。

 

逃げたい気持ちとホルモンの状態が重なって夜な夜な外に出たがって鳴くを

 

繰り返していた。

 

里親さんのご自宅は広いうちではなく2DKくらいの広さでした。

 

あかちゃんが生まれ1部屋出入り禁止になり猫の使えるスペースが減ったことが

 

大きな原因でもある。

 

これがわかったのは問題がすっかり解決したあと。

 

何がきっかけで解決したか?というと

 

引越しトラック

 

広いマンションにお引越しをしました。

 

すると何事もなかったかのようにリラックスして過ごすようになり

 

ご主人にもべたべたに甘えるようになりました。

 

猫は嫌な記憶を場所と人とを密接にくっつけて覚えています。

 

なので嫌な場所を離れ全く別な場所にうつったことがこのケースの場合には効果がありました。

 

それから嫌な奴がいるときには顔を合わせないですむ逃げ場を必要とします。

 

広いおうちではそれができる。

 

近寄って来られたら逃げればいい。

 

それができる場所だというだけで安心して過ごすようになります。

 

引越ししたら嫌いだったご主人を別の人のように認識しなおし関係も改善した。というわけです。

 

    ・・ってことは・・・・私が介入しないでも引越ししたら治ったかも???やだわ~~わたしったら。

 

 

             ぴかっ!オス猫は特に広さが大事(必要)

 

 

 

ケース2)仲良しだったオス猫2匹の同居猫を同時に去勢手術に出したら帰宅後威嚇がはじまり
  一緒においておけなくなった。

 

というこちらも?っていうわかんないケース。猫は7~8か月同じくらいの年。

 

飼い主さんもあわてますよね。これ。

 

こちらは私の里親さんではなくボランティアさん経由の相談です。

 

オス猫ってちょうど7~8か月の去勢時期に大人として成熟してくる時期と重なるので

 

問題が出てくることがあります。

 

去勢に限らずオス同志の場合には俺様が上あげっていうケンカ勃発することはあります。

 

これはボス格を持ってる猫がやるのですべての猫ではありませんが、、、。

 

この2匹の動画を送っていただきました。

 

そこには飼い主さんの声掛けが入っていました。

 

1匹はケージ。1匹はケージの上から威嚇。飼い主さん優しい声で

 

「だいじょうぶだよ~~~」

 

先住をフリーにしてあとからの猫をケージに。なぜかケージは1時間が限度、とのこと。

(これは猫が限度なのか飼い主さんのメンタルが限度なのか不明でした。)

 

ふだんは2部屋に分けて様子をみていたそうですがかち合うとケンカに発展しそうになる。

 

という状態。

 

先の動画にてケージの上にいる猫が明らかに強そうに思える。

 

自分の力を権勢している様子。中の子は遊びたい様子と見えました。

 

が、、、飼い主さんの言うには2匹をフリーにすると上の子のほうが負けていると。

 

もう1点気が付いたのは飼い主さんが猫をあかちゃん扱いしすぎ。とういうこと。

 

大丈夫よ~~って動画見てだれもこわがってないですしそれどころかケンカ売ってるわけなんで

 

こりゃ怒らなきゃいけない場面です。

 

オス2匹を飼うときには飼い主がボスにならないと統制が取れなくなることは

 

往々にしてあるのでその点を伝えてもらいました。

 

またよ~~~く2匹の保護経緯から聞いてもらったらケージの上にいた子が

 

社会性がない子でした。

 

これも猫あるあるなんですが。。。

 

問題起こしてる場合よ~~~~く根掘り葉掘り聞いてみると

 

誰かが社会性がない→これが原因。

 

その後猫の扱い方に注意したところ少し改善してきているという報告をいただきました。

 

 

 

かっこ㊤考察かっこ㊦

 

これってあるあるなんですが、、、実は獣医で病院の匂いがついてしまっているので

 

一緒に暮らしていた相方を全く別の猫と認識するというものです。

 

なので1からこの月齢のオス猫同志の初対面と同じことになってしまったわけです。

 

本人はここに暮らしていたことはわかってる。

 

貴様 誰だ!?ってやつです。

 

しかしこのケースかなりこの状態が長く続いていたためよ~~く聞いて他に問題が

 

ないか検討したというものです。

   こっちももしかして何も指導しなくても治った可能性もあるか?叫び

 

          ぴかっ! 猫は匂いが何より大事。

 

もう大人です。っていうふみくん。

リッドともビーちゃんともエスカレートしてケンカになるので

叱られてます。私が怒ってるときは近づくときの歩き方でわかる。

一目散に逃げてきます。

 

 

 

おとなしそうなリッドもオスですから売られたケンカは買うよ。

ふみの方が強いのでたいてい怒られるのはふみ。

 

 

 

 

さて 多頭飼育の方々ビックリマーク

 

こんなことにならないためにどうしたらいいかというと。。。。

 

ワクチンとかで獣医から帰った時に家にいる猫の反応を見てください。

 

シャー!! するような獣医はやめましょう。

 

自慢するわけではないですがうちの獣医は全くそれがありません。

 

病院に臭いがない。それは清潔で衛生的であるということです。

 

臭いをつけてこないと自宅で待ってる猫はすぐに飛んできてクンクンしたりしてくれます。

 

なので不妊手術後も何の問題も起こりません。

 

それからナイーブな猫ちゃん。ワクチンさえもすごく緊張したりする。

 

こういう猫は獣医との相性がよくないので別の先生に変えてみてください。

 

意外に別の先生だとうまくいくこともあります。

 

病院そのものが苦手でキャリーにさえ入らない、無理すると噛みつくひっかく。

 

こういう猫は無理していかなくても良い。

 

ストレスが強すぎます。ケース1)の猫はこれなので飼い主さんに

 

もう行かなくていいと言いました。

          何かあったら私に相談してください。

 

 

 

そして飼い主がボスになること!!

 

犬と違ってネコ飼育の方々はボスになれない資質の方が多いです。

 

偉そうに言う私も犬のボスにはなれないのですが。。。猫のボスにはなってます。

 

多頭飼育でボスになれないと問題行動が次々とでてきて

 

とんでもないことになります。

 

あちこちでおしっこはする。ケンカはする。ゴミあさりはする。

 

声を出すだけで統制が取れればこんなに楽なことはないです。

 

 

 

呼びました?

いったいなんの動物なのか?って顔のビーちゃん。

呼んだらくる。ダメ!言われたら止めるができます。

 

ふみくんとビーちゃんもかなりケンカっぽくなり叱られることあります。

 

 

 

 

 

もうひとつはオスの頭数を減らすこと。

 

これから多頭飼育をしてみたいと思っている方。

 

オスは1頭にしましょう。

 

そうしたら問題はすごく少なくなります。問題ないかも。(笑)

 

 

クローバーおまけ画像クローバー

 

 

やるのか?

 

 

やる気か?

 

 

 

オレ様と戦うなんじゃ100年はやいわ!