【触って楽しむ絵本】いろいろいろのほん

家族みんなが大好きな絵本『まるまるまるのほん』

なかでもパパが大好きで、『読み聞かせは苦手だけど…』なパパが率先して読み聞かせてくれます

そんな絵本を描いたエルヴェ・テュレさんの新作を本屋さんで見つけました

いろいろいろのほん (単行本)

定価：￥ 1.300＋税

レビュー平均：

5.0

出版日：2014/5/17

出版社：ポプラ社

作者：エルヴェ・テュレ

翻訳：谷川俊太郎

ページ：６３

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読み聞かせるなら２歳ごろ～

　いろいろいろのほん　あらすじ

白いページの左には、青色と黄色と赤色の絵の具が。

ページの右には、黄色の絵の具が。

『ゆびに　あおを　つけて　それから　きいろを　なでる。』

言われたとおりに指をうごかしてみて。

そしてページをめくってみると…

ほら、青が緑色になっている。

青と黄色をまぜると緑色になる。

他の色をまぜるとどうなるだろう？

絵本に言われたとおりに、絵の具を指でなでて、あとはページをめくるだけ。

遊び方はわかったかな？

今度は、ページの左に黄色。右に青。

『この　ほんを　ゆさゆさ　ゆすってごらん、さあ　どうなる？』

うひょー！すごい色をあなたは目撃するはず。

次はページの左に黄色の絵の具。右は赤。

『この　ほんを　ぱたんと　とじちゃおう、ふたつの　いろが　キスするかな？』

言われたとおり本を閉じてみて。

ほら、いきおいよく閉じたから、絵の具が飛び散りながらまざってる。

次々に変わっていく色、いろ、イロ

さあ、さわって混ぜて傾けて……あなたが色に魔法をかけてください。

　いろいろいろのほん　みどころ

『まるまるまるのほん』のときもそうだったけれど、この絵本にはページがとびだすだとか、大きく広げられるだとか、そんな仕掛けはありません。

ふつうの本とおなじように、ただの紙のページに絵が描いてあるだけ。

それもとてもシンプルで、色のついているところより白いところのほうが多いくらいかもしれない。

だけれど、絵本に誘われたように手や指を動かすと、まるでタブレットやスマホをさわっているかのように……実際に自分が『それ』をしているときのように……

ページをめくるだけで

あなたは『体験』することができるはずです

今回は『色』

『色をまぜる』がテーマだけれど、混ぜ方は１つだけじゃない。

指でまぜる、手のひらでまぜる、紙をたたんでみたり、ゆすってみたり

６３ページもあるのに、きっとあっというまに感じられるはず。

実はりゅうくんとも前は絵の具をまぜてよく遊んでいたんです

毎回最後は茶色というかこげ茶というか紺色というか……とてもキレイな色にはならなかったんだけれど……

今はオウチを建て替え中で賃貸住まいなので、なかなか絵の具遊びも思いっきりさせてあげられず……

もちろん実際にさせてあげられるのが１番良いけれど、絵本なら寝る前だって、お風呂あがりだって、『あの楽しさ』をおもいっきり体験させてあげられます

もうこの楽しさを知っているお子さんも、まだ知らないお子さんも、色の楽しさをこの絵本で見つけてみてくださいね