2022年十月の米国株相場予想 | Carlos Danger Is Here

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ヘイナーウ!

ヘイナーウ。九月は、米国株、ごっつく下落しました。S&P500指数でみると、八月末が3955で九月末が3586じゃけん、10%近く落ちたわけかい。やっぱ、インフレに鎮静化の兆しが見られず、FEDがガチで金融引き締めを続けたことにつきますな。

 

ごっつく落ちたけん、そろそろ株価は底入れじゃないかしらん、てなことを考えていくべきでしょう。こないだ、チャマス・パリハピティアも、そろそろ市場は反転するとか言っていたし。大事なのは、次の五点ですかに。

 

①株価の割高感。これが、俺的にはずっと気になっていた。先月も書いたけど、S&P500指数が3500くらいまで落ちれば、コロナ相場で生まれた割高感は、ほぼ解消される。でも、コロナの前から割高感が存在したので、これだけでは底入れの根拠にはならんか。

 

②インフレ鎮静化の見通し。先月も書いたけど、インフレが落ち着き始めたか判明するまで、最短で半年はかかる。でも、市場は先読みするもんじゃけん、最近の石油価格の下落なんかを根拠に、インフレは鎮静化していくと結論するかもしれん。それが正解かもしれんけど、これまで市場はインフレがピークする時期を何回も読み間違えてきたわけで、インフレ観測をもとに相場に賭けるのはデンジャラスかに。

 

➂FEDの金利引き上げペース。9月にFEDは金利を0.75%引き上げました。俺は、政策金利には天井が存在するから、金融引き締めのペースはスローダウンする筈とずっと思っていたんだけど、これまでのところは全然スローダウンしてない。でも、政策金利はニュートラル金利をもう上回っているんじゃから、スローダウン+金利引き上げ停止の時期は近づいている筈。これは、好材料やと思うんじゃけど。

 

④景気の勢い。俺は、米国の景気の勢いを分析するのに、雇用数を重視する人。で、雇用状況は底堅い。ゆえに、経済成長は粘り強く推移していく、というふうに考えている。でも、金利引き上げの効果が一気にドバっと出て、景気の勢いが一気に崩れるリスクは存在すると思います。

 

⓹市場のきな臭さ。イギリスでは、新しい首相の経済政策のせいで市場が不安定になったそうな。その影響もあって、債券市場の値動きが非常にVOLATILEじゃ。日本が円市場に介入なんてのも、なんかアブナイ印象を与える。ロシアとウクライナの戦争が拡大している感じなのも、嫌ね。要するに、きな臭いフンイキがあって、なにかをはずみに市場が崩れる気がする。

 

10月は、あんまりビッグイベントは存在しないか。中国の党大会とかは、ビッグサプライズとかないでしょうし。アメリカの11月の選挙も、材料になる感じせん。9月の雇用数に関してはビッグネガティブサプライズはなし、9月のインフレはほんのちょぴっと減速、ってな感じがします。

 

つーことで、米国株市場はボトムに近づいているのか、それとももっと落ちるのかということですけど、やっぱ俺にはわかりません。各要因は、拮抗している感じ。市場も、まだわからんと思う。だから10月は、みんな迷って、市場は大きな値動きは見せない、と予想しておきます。10月末のS&P500指数は、ちょぴっと落ちて3520、とゆーとこにしておきます。どっとはらい。