米国株相場の長期的な展望 | Carlos Danger Is Here

Carlos Danger Is Here

ヘイナーウ!

ヘイナーウ。今回は、米国株が長期的に(この先30年くらいのスパン)どう推移するかなー、てなことについて書きまショウ。

 

俺的に気になる要因は、ダブる部分もあるけれど、次の五つです。

①戦争リスクは

この百年くらいの歴史としては、世界大戦が二回あって、その後は冷戦で大きな戦争はなく、でも9・11のあとからアメリカの軍事行動が目立つようになり、きなくさくなってきた。中国の台湾併合の可能性が取りざたされているし、ロシアは侵略行為を繰り返しているし、また世界的なレベルで軍事的緊張が高まる時代に突入するか。

あと、アメリカでは右と左のいがみあいがすごく、内戦になるんじゃないか、なんて言う人もいる。

主要国が軍事的にガチにことを構えたり、大きな国で内戦があったりすると、株価にはどう影響するか。これは深く考えるべきトピックですが、直感的には好材料なのでは、とゆー気がするね。

 

②インフレかデフレか

第二次大戦後は、世界経済はインフレ的体質だった。でも、二十一世紀に入ってからは、デフレ圧力が強くなった。日本の政策担当者は、そこらへんを読み違えてデフレ状態を恒常化させてしまい、日本株は故にダメダメだった。

現在、インフレ圧力がスゴイ。一時的要因のせいでもあるけど、軍事的緊張の高まりとか、長く続きそうなことの影響も受けている。強すぎるインフレは、デフレと同じように株価にはよくない。この状態が続くと、米国株は1970年代みたいにスランプするかも。FEDはそうならないように頑張っているけれど、この先30年、インフレ圧力とデフレ圧力を正確に読み取り、的確な匙加減で金融政策を遂行できるのか。ポリシーエラーが長期的に株価に害を与えるリスクは高めじゃろうか。

 

➂中銀バブルは存在するか

これは中期(次5年くらい)の話だけど、リーマンショック以来、世界の主要中銀は金融緩和政策を基本的にずっと続けてきた。特にQUANTITATIVE EASINGは政策として未知の領域で、これが経済にどう影響を及ぼしてきたのか、まだハッキリしない。んで、インフレ加速を受けてQUANTITATIVE TIGHTENINGがガチに始まろうとしている。

現在の株価は、イロイロな指標をみるに、歴史的に割高でR。これには、過去15年くらいの中銀政策がかなり関与しているのではないか。中銀による流動性が逆流することで、資産価格に悪影響を与え、(中銀)バブルがはじける、ということは起きないか。

 

④テクノロジーの進歩は

なんのかんの言って、長期的な株価の推移は、どんだけ世の中に役立つテクノロジーが実用化されるかにかかっているでショー。まー、コンピューターとか医療の世界で、大きな可能性のあるテクノロジーを研究中、なんて新聞記事はよく目にするけど、例えば量子コンピューターがいつごろ実用化されて世界経済にどう影響を与えるかなんて、俺にわかるわけがない。まーでも山勘的には、この先30年でイロイロといいことがあるんじゃない、と楽観的に考えています。

 

⓹気候変動の影響

俺が気候変動の影響を体感しているかと言うと、実はそんなことはない。世の中の人、大半はそうでないか。でも、30年もしたら、誰でも実感できるみたいなヤバい影響がイロイロと出てくるか?

そうすると、マジに気候変動に取り組もうという機運がさらに強まる?蓄電の分野なんかで、ブレイクスルーがあるかもしれん。テクノロジーのことにつながるけれど、気候変動は意外と株価にはポジティブかも。もちろん、異常気象のせいで人類が地球上で生存できないなんてことになったら、株価的にはネガティブですが。

 

俺的に一番怖いのは、人生の後半戦で株価が20年くらい低迷して、資産のない老人になっちゃうこと。まー、今のところは、そうなる可能性は低いと思うけど、どーなるかな?どっとはらい。