懲りずに日経連載小説の話 | Carlos Danger Is Here

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ヘイナーウ!

このブログは備忘録みたいなもんで、だから好きなことを書いているのだが、それでも最近は、あんまし悪口みたいなことは書かないように気を付けている。

 

で、禁を破るのじゃが、日経の夕刊でやっていた連載小説の「ワンダーランド急行」というのは、俺的にはとても気にくわないものじゃった。

 

この小説は基本的に夢オチの話で、夢オチで全てをかたずけていいのなら(論理的に緻密なプロットを構成しないで、いきあたりばったりにストーリーを展開するなら)、誰にでも小説は書ける。

 

プロの作家が新聞連載という目立つ場所で書くのだから、これをやってはいけないと思う。つーことで、9月くらいからはずっと、怒りながらこれを斜め読みしていました。

 

次は、宮城谷昌光さんという人の、諸葛孔明の話ですか。不勉強で、この方の本は読んだことがない。ベテランの方らしいが、日経は夕刊では若手を起用するべきじゃないかなー。今さら三国志でもないだろーという気もするが、おもしろくなるのかね。俺はケチな購読者なので、つまらない連載小説に金は払いたくないなー。

 

ついでに朝刊の連載小説「ふりさけ見れば」についても書いておくが、ここに書いてある奈良時代の日本の歴史は、俺が学校で習った奴と違うので、読んでいて違和感がある。これが最新の研究の成果を取り入れた史観なら、小説読みながら勉強できてラッキーとか思うのだが。でもそこらへん俺に判断できないし、登場人物は妙に現代日本風のしゃべり方をしたり、ポルノ小説ばりのセックスシーンを繰り広げたりするので、全体的に違和感ばっかが目立ってしまう。ま、歴史小説って、書くのが難しくて、読者を選ぶジャンルなのかもしれないね(俺は、批判するのが好きでありすぎるタイプの読者)。なんにしても、これはキチンと読んでいますので、先も頑張ってください。どっとはらい。