日本でFIは可能なのか | Carlos Danger Is Here

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ヘイナーウ!

日経のウエブページに、「まず一億円貯めて自由になる、だから楽しく長く働ける」という、作家の橘玲さんというかたのインタビューみたいなのを基にした文章が載っている。

 

これはアメリカで流行っているFIRE(FINANCIAL INDEPENDENCE RETIRE EARLY)運動の日本版アレンジですね。

 

本家アメリカのFIREは、年間出費の25倍の額を資産として持っていれば、若くても引退できるよ、とゆー考えが根本にある。一年の出費が400万円なら、一億円もっていれば死ぬまで持ち金が尽きることはないと、金融商品の過去の動きからシミュレートして、言っているわけです。

 

でも、金利がゼロで株価は(かなり持ち直したけど)一世代前の時代のピークをまだ下回っている日本では、金融資産が順調に増えるという確信が持てない。だから、一億円貯めて、そこでリタイアはせずにキャリアを見直して楽な仕事に移ろう、ということになるのかな?

 

でも、働くことをやめるための充分な資産がないうちは、ファイナンシャル・インデペンデンスとは言えないんと思うんだよね、定義的には。

 

あと、人生のアドバイス的には、生涯現役とかでずっと働き続ける気の人は、最初からやりたい仕事をやるべき。一億円貯めたあとで好きな仕事をするとか言ったって、一億貯めるの大変なんだから。

 

要は、限られた時間をどう有効に使うか、ということが人間の人生のテーマなんですね。生活するために、金を稼ぐ必要はある。で、仕事が天職で、やりたいことをやって金が入ってきて生活できる人はうらやましい人。

 

自分の時間を、金にならないことをやりながら使いたい人(俺なんかは、この先の人生、ずっと読書して暮らしたいです)は、そういう人生を実現するため、金に困らないよう資産を築かなければいけない。そーゆーことだ。どっとはらい。