ベイビーステップはマンガ進化のメジャーステップ | Carlos Danger Is Here

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ヘイナーウ!

ノンビリしたいとき、俺は長編スポーツマンガを読むことが好きだ。


こーゆーのはストーリーが単純で、しかし先を読ませる工夫がされているので、頭を使わないでエンジョイすることができる。


つーことで、先日、テニスマンガ「ベイビーステップ」を既刊分40冊購入して、読み始めたのですよ。


これは、予想以上に面白かった。しかし、内容的には、超難しい。読んでいて、頭疲れちゃった。


なんせ、テニスの試合の際の主人公の思考の動きを、しつこく描写している。


スポーツ漫画で、作戦の解説を主人公の視点でここまで細かくやった作品と言うのは、初めてではないだろうか。


テニスの試合をテレビで見ていると、ただポンポンとボールを打ち合っているようにしか見えないが、あれは緻密な計算がある(らしい)ということが、このマンガを読むとわかる。


野球マンガというのは現実の野球とは別物のファンタシー的世界を描いていること多いし、「ヒカルの碁」を読んでも碁は強くならないけれど、「ベイビーステップ」を読むとテニス観戦の理解度が深まるかもしれない。その意味で、これは革新的な作品だと思います。


この漫画は少年マンガの範疇で、大人でも手に余るこーゆーのを喜んで読むとは、最近のガキどもは読解力に長けているようだ。日本の未来は明るいのかもしれん。