孫の書初め展を、見に行ってきた。
夫も息子も、一応熱心に習っていた時期がある。
細かい点を、あれこれと話し合っている。
私は細かいことは分からないが、「1~3席」と「特選」と「秀逸」のざっくりした差は、何となくわかる気がする。
「1~3席」は、シュッとして切れが良いのだ。
「特選」は、頑張ったなあと思える。
「秀逸」は、ここが惜しかったかな?という部分が必ずある。
夫によれば、書初めは年々レベルが落ちてきているが、「1~3席」のレベルは相変わらずで保っているそうな。
孫と例の挑戦者については、私にはドングリの背比べに見えたが、夫が挑戦者の字を見て「筆が悪い。筆を惜しんだな。」と評した。
文字の終わりのかすれ具合と言うか、墨の含み具合と言うか、上等の筆だと出ない不具合が出ているという。
毎回、孫は課題文字に合わせて先生に選んでもらった筆を購入している。
〝仕事は、道具〟と言う。
孫の毎年の特選は筆のお陰なのかもしれない。