TVで「ER救急救命室」を視た。
いろいろなタイプの医師が登場するが、眼鏡の優しいグリーン医師がメインのようだ。
彼は、優しく聡明で仕事に使命感を持っていて、COOLでカッコイイ。
しかし、何せ超多忙である。
妻との約束は守れず、家族との時間もなかなか取れない。
妻は何のために結婚したのかと、意味の見いだせない生活に不満であり、別居を選ぶ。
ストレスの多い職場で、気持ちを分かりあえる同僚とつかの間のアバンチュールで発散する。(これ、割り切っていてもあかんよね)
コロナもあって、日本でも医療現場の過酷さが浮き彫りにされているが、何とかならんものか。
知り合いの女性も、医療系の公立大学を来春卒業するが、医療現場への就職を希望していない。
彼女はずっと仕事を続けたい希望を持つが、結婚・子持ちとなってはキャリアが継続しないと考えて、資格を活かせる別職場を目指している。
YouTubeに高偏差値で駆け上がってきた医師が登場するが、開業して美容整形外科とか皮膚科とか、収入が高く過酷でない職場環境を選んでいる。
こんな優秀な人こそ、高度な医療現場で頑張ってほしい物である。
また、イギリスの3倍稼げるからとオーストラリアに移住する外国人医師の話も読んだ。
勤務環境の改善と共に、労働に見合った報酬も改訂していかないと、医療現場に必要な若い力は得られなくなっていくに違いない。
残念である。