夏休みの孫を、一日預かることになった。
その日の私は、午前中は仕事で、午後は趣味の集まりへ出席の予定があった。
お嫁さんは孫を夫に頼んでいたが、きっと夫は孫にTVかゲーム、ユーチューブにお守させるだろうと思うと気が気でなく、結局趣味の会はぶっちぎって帰ってきた。
趣味の会はそれなりに楽しんでいるが、孫のこととなると優先順位は下がるのだ。
予想通りの孫の様子に、翌日は仕事を変更して孫を見ることをお嫁さんに伝えた。
お嫁さんは、翌午後の孫の習い事は自分が仕事を半休で上がり送迎するつもりと言っていたが、実は勤務変更がしてなかったから有難いと言う。
(こういうところが、孫とお嫁さんは似ている。
おっとりと言うか、うっかりと言うか、私的には『何やってんのよ!』と、ガミガミ言いたくなる。
勿論、ぐっと抑えて言わないが、お嫁さんはこういうところは察しが良く、今一私は敬遠されている?
夫は「おまえ、馬鹿か。これは駄目だろう。」と何ともストレートにお嫁さんに言うのだが、男だから気にしないのか、フォローもするからか、お嫁さんは「すみません」と言いながら夫には何でも言いやすいようである。)
実際のお世話(習い事の送迎、夕食を食べさせる、お弁当作りなど)は殆ど私がするのだが、孫もお嫁さんも大事な事は一番に報告するのは夫である。
何とも納得できないし損な役回りだが、それでも私にとって孫は趣味よりも優先順位は高いのである。