婦人公論7月号を見た。
相変わらず美しい岩下志麻さんの表紙だが、「読者627人に〝結婚って、何?〟
と聞いた結果に、驚いた。
「結婚はし好品、子供は贅沢品」だって!!!!
だが、反面やっぱりなあと言う思いもあった。
契約社員だのアルバイターだの、いわゆる非正規社員が増えたんだもの、結婚は遠のくよねえ。
実際、付き合っている分には気にならないが、いざ結婚となると家のローンや学資保険が視野に入ってくる。
彼で大丈夫?
生活はやっていけるの?と不安材料てんこ盛りとなる。
女性の場合は、まだ救いがある。
どうせ子どもが生まれたら、子育てで正社員を続けるのは難しいだろうと、考えてくれる男性も一定数いるかもしれない。
(現在、国は必死に対策をしているようだが、間に合うのかねえ。)
しかし、男性にとっては正社員でないことは決定的なダメージとなって、結婚への梯子を外されることが多い。
(中には、芥川賞を取るまで私が支えてあげる、とか、男性実家が裕福でいづれ跡を継いで社長になるから大丈夫、私は気にしない、なんてカップルも無いとは言えないが、まれだろう。)
大抵は、いくら人柄がよくても、愛し合っていても、結婚と言う現実の前では無力となる。
生涯未婚率は、男性3割、女性2割と言う現実を見よ。
この男女差は、先に述べた経済力への期待の違いでろう。
しかし、その差は、たった1割である。
男性側も、結婚資金やマイホーム資金のためには、女性にたいしても正社員の方が好ましいと考える男性も一定数いるのは確かであろう。
女性は、結婚に子どもを持つことを期待する場合が多い。
だが、経済的基盤がぜい弱なら、子供を持つことは無理となる。
ゆえに、子供を持つことができるのは経済力に恵まれた人々のみとなり、経済力を持たない人々にとって子供は高根の花であり贅沢品となる。
逆に、子供を諦めれば契約社員の彼とは別れる必要はなくなる。
結婚せずとも、今のままの付き合いや同棲でも構わない。
そこで、あえて結婚しようとするのは、し好品となる。
情報を整理しよう。
子供を持つつもりでする結婚は、し好品ではなく必需品である。
経済的弱者にとってのみ、結婚はし好品で、子供は贅沢品となるのである。
おーい!政治家さんたちよ。 早くしないと、間に合わないよ。
もう、手遅れか