業(ごう)の深さ | baabapapa2のブログ

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田舎の老夫婦の年金生活です。

明治生まれの祖母が「業が深い」と言う事があった。

幼い私は勿論意味は分からず、言葉だけを覚えた。

 

 

以前少しだけ仕事でご一緒したA子さんは、意志が強くはっきりと物を言う方であった。

A子さんは、実家に頼れずずいぶん苦労して頑張ってきたようだった。

 

A子さん夫Bさんは、名家のさわやかお坊ちゃんであった。

清純お嬢さんのC子さんもBさんに恋心を抱いていたと聞くが、A子さんも勿論諦める気はない。

ところが、Cさん親にA子さんがバツイチで婚家に子供を置いてきたらしいと知れて大反対にあった。

そこで、A子さんは、C子さんには到底できない方法で思いを通した。

妊娠したのである。

 

A子さんは、あちこちから非難されながらもBさんと結婚した。

しかし、このままで終わらないのが人生と言うか。

C子さんは、その後他の方と結婚するも半年ほどで離婚してしまい、その後は独身を通した。

このことでも、A子さんはいろいろ言われてきたらしい。

 

A子さんは生まれた娘をB実家に預けて働き続け、B家は初孫を週末にしか返さなかった。

A子さんは、次女を手元で育てるべく頑張った結果、長女を可愛く思えなくなり次女を溺愛した。

長女は自立して職業婦人となり、生涯独身で最後は母親を看取った。

 

何だかなあ、因果は巡る?のか?