毎年、3月8日は国際女性デーと決められていている。
そのせいで、「女性の健康と権利」をテーマに3月はいろいろと女性にちなんだイベントが催される。
地域格差や年代格差もあるだろうが、そもそも女性が男性よりも優位にいる国(平均的にも)なんて、地球上に存在していないよね。
私も、女であるがゆえの不利益は、幼い頃より種々受けてきている。
特に、田舎において家庭内での大切にされるレベルが違った。
明治生まれの祖母の孫の扱いは、例えばおやつの量が女孫には男兄弟の半分以下と、それはそれははっきりとしていた。
祖母に抗議の口答えをすれば、それすらもなかった。
大正生まれの両親は、進学は男がするもので、女は嫁に行ってその家で養ってもらえばよいと考えていた。
差別と言う前に、田舎の貧乏ではないが裕福でもない子だくさんの家庭においては、当然の常識だと言う当時の価値観であった。
子どもらの通学定期代も苦しくて、男兄弟には可能であった市外の有名進学校より、地元の一応な進学校に進まされたものである。
それでも、その後私はごねて、安上がりに資格の取れる学校へ通えたのはラッキーだった。
後に、それを足掛かりにより高度な教育を手に入れたからだ。
しかし、私の妥協なんて問題にならないくらいに、搾取の一生を送る女性は世界中に今も存在している。
「児童婚」も、その最たるものである。
ローティーンの女児が子どもを産んで「私は、まだ恋を知らない」というポスターには、泣けたわ!!