話は個別と考えるか、一般的と考えるか。
例えば「退職後は、収入も途絶え、体も衰え、友達も減っていき、夢も希望もないよ」なのか、
「退職したら、時間を使って今までできなかったことをして、人とゆっくり会って話したりして、楽しみだよ」なのか。
一般的に、退職後は収入は減少しますよね。
中には〝利殖で大金つかんだ〟〝相続でウハウハだあ〟と言う個別事情の方もいるでしょう。
同じく、体力の衰えも〝厳しい仕事をしなくなって、ジムに通う時間も出来て、現職時代よりも健康になった〟と言う方も見えるでしょう。
でも、永遠に今の体力や健康の維持はできませんよね。(多分)
私が思うには、一般的な事項を分かった上で、自分らしい個別な暮らし方をすれば良いのではないでしょうか。
いつかは無理となることを知って、今に感謝しながら過ごせたら一層幸せを感じられますし、その時が来ても覚悟を持って迎えられるのではないかと思うのです。
認知症となった友人のことを思い浮かべます。
彼女はある程度の財産を持ち、仲の良い姉妹もいて、双方に老後の安泰を期待していました。
ところが、姉妹も老齢になって体調を崩し始め、リフォームや治療で資産も目減りしていきます。
真面目で優秀で勝気な彼女が仲間に「心の闇」と言ったのは、先の知れない不安感からでしょうか?
先が知れないことは仕方ないこと〝ケ・セラセラ〟と、楽観的になってみるのも1案ですね。