永年の友人グループがある。
元々、仕事がらみの関係であった。
退職後も、旅行や食事会など交流してきた。
この頃、一人が施設に入所することになった。長年の故障が悪化して、一人歩行も出来なくなったからである。
次々と他の友人たちも、本人の数値悪化療養や、連れ合いの入所待ちデイサービス通いや手術入院などが重なり、食事会もままならなくなった。
それは、いい。仕方ない。
友人が言ったのだ。
「あなたの所だけ、何事もないね。」
いや、言ったよね。
夫も心臓カテーテルのオペしたし、私も血糖値高くて糖尿病まじかだよって。
愚痴って変わることではないし、日々気を付けるようにしてるよ。
自分の目の前の不幸に、気持ちが塞いでいるのだろう。
つい、平然としているように見えた(であろう)私を羨んだ?
私も、友人たちの裕福な経済状態と自分のほどほどを比べて、「あなたんちは、安泰・安心じゃない」と、冗談めかして言ったことはあるよ。覚えていない?
この年になって、身の程は知っているし、できるだけ納得できる生活をしていきたいと努力しているんだよ。
今は、自分の不運を嘆いたり、対処するに以外に気持ちが向かないだろうが、また、そのうち食事会が復活したら良いなあと思っている。