失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口 -6ページ目

失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

歯列矯正、鼻の鼻中隔延長+小鼻縮小、顎下の脂肪吸引ならどういった順序で手術していけば良いのか?

 

これの結論は、気になる部分からが基本ですが、矯正の中でも抜歯までやる場合には、Eラインが変わる可能性があるので、最初に持ってきて、ある程度矯正が進んでから別の手術をすることがあります。それから鼻の中でも小鼻縮小は最終フェーズで手を付けないと後悔しがちです。まずは縦の鼻筋+鼻尖ラインが基本になります。 

 

鼻整形のEライン、小鼻縮小、顎下脂肪吸引の順序

要点①抜歯矯正はEラインが変わる

抜歯矯正をすると口元が後ろに下がります。
するとEラインが変わり、鼻の見え方が変わります。

実際、矯正で口元が下がると
鼻が高く見える
鼻先が強調される
小鼻の広がりが気になる
という変化が起きることがあります。

矯正後に鼻整形をする人が多いのはこのためです。

矯正による顔貌変化は歯科矯正学でも報告されています。
抜歯矯正は口唇突出を改善し、顔貌バランスを変化させるとされています。
American Journal of Orthodontics and Dentofacial Orthopedics などでも議論されています。

要点②小鼻縮小は最後

小鼻縮小を先にやると失敗する人がいます。

理由は単純です。

鼻先を出す
鼻筋を高くする

これをすると小鼻の見え方が変わるからです。

先に小鼻を切ると

小鼻が不自然
鼻穴が変形
修正困難

こういう後悔が起きることがあります。

小鼻縮小は鼻の最終調整と考える方が安全です。

執刀医選びの話

美容整形は医師の技量差がかなり大きい分野です。

特に鼻中隔延長、輪郭骨切りは修正が非常に難しいので、経験の少ない医師、流れ作業クリニック、SNS症例だけ多い医師この辺りはかなり注意が必要です。

整形は順番よりも、誰がやるかで結果が大きく変わります。

 

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SNSでは鼻整形の話になると、すぐプロテーゼや鼻尖形成の話になりがちです。

ですが実際の鼻整形でまず最初に確認されるのはもっと基本的な部分です。鼻の土台です。


鼻が曲がっている状態のまま隆鼻術をすると、むしろ曲がりが強調されて見えることがあります。ぐらついたジェンガの上にブロックを積み上げたら、歪みが大きくなるのと同じです。だから外科医はまず骨格や軟骨のバランスを見ます。ここを無視して高さだけ出すと、完成後に違和感のある鼻になります。

 

そして意外と見落とされがちなのが外側鼻軟骨です。小鼻縮小をしても鼻が太く見えるケースがあります。その原因の一つがこの外側鼻軟骨です。

 

女性の鼻整形、骨格と軟骨を解説

鼻が広く見える原因

原因 特徴 よく行われる処置
外側鼻軟骨が横に広い 鼻先が横に張り出す 鼻尖形成、軟骨調整
鼻骨が広い 鼻筋全体が太い 鼻骨骨切り幅寄せ
皮膚が厚い 鼻先が丸い印象 鼻尖形成、軟骨移植
鼻翼が大きい 小鼻が広がる 小鼻縮小

つまり「小鼻縮小=鼻が細くなる」という単純な話ではありません。どこが原因かを見極めないと意味がないのです。

さらに多くの人が誤解しているのが鷲鼻です。鷲鼻は骨だけの問題だと思われがちですが、実際は骨と軟骨の両方が関係しています。鼻骨だけでなく鼻中隔軟骨や外側鼻軟骨が突出しているケースが多いのです。

鷲鼻修正の主な方法

術式 適応
ハンプ切除 鼻筋の骨や軟骨の突出
鼻骨骨切り幅寄せ 鼻骨が広い場合
プロテーゼ ナジオンが低い場合
鼻尖形成 鼻先が丸い場合
鼻尖吊り上げ 鼻先が垂れている場合
鼻中隔短縮 魔女鼻タイプ

 

軽度の鷲鼻なら骨を削らなくても改善するケースがあります。段差の上をプロテーゼやヒアルロン酸で整える方法です。逆に骨格の問題が強い場合は骨切りが必要になります。骨削りの方法にも種類があります。従来はノミで骨を削る方法が主流でした。最近は超音波骨切り機を使う外科医も増えています。

骨削りの術式比較

方法 特徴
ノミによる骨切り 昔からある方法、術者の経験に依存
超音波骨切り機 精密な骨切りが可能

 

ただしここで誤解してはいけません。機械が優れていれば結果が良くなるわけではありません。最終的な結果は診断力と経験で決まります。実際、形成外科の文献でも鼻整形の結果は術式よりも術者の判断に依存することが指摘されています。

 

代表的な研究↓

研究 内容
Rohrich RJ et al., Plastic and Reconstructive Surgery 鷲鼻は骨と軟骨の複合変形であることを報告
Constantian MB, Facial Plastic Surgery 鼻変形は軟骨構造の影響が大きいと指摘
Toriumi DM, Facial Plastic Surgery Clinics 鼻整形の結果は解剖理解に強く依存すると報告

 

この術式なら成功するという魔法の手術は存在しません。むしろ危ないのは、術式の引き出しが少ない外科医です。できる手術が少ないと、患者の鼻に合う方法ではなく「自分ができる方法」を勧めてしまうからです。

 

鼻整形は骨、軟骨、皮膚、靭帯がすべて関係するかなり複雑な手術ですので、執刀医選びが結果を大きく左右します。術式の名前だけで判断せず、骨と軟骨の原因をきちんと説明できる医師かどうか。そこを見極めることが、失敗を避ける一番の医師選びとなります。

 

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フェイスリフトを調べていると必ず出てくる言葉があります。
マンディビュラーリガメント
マセテリックリガメント

これらは靱帯の名称です。

 

SNSでは靱帯を強くする、靱帯を守る、靱帯を引き上げるなどいろいろな説明がありますが、実際の手術では少し違います。結論から言うと、フェイスリフトでは靱帯は多くの場合リリースされます。そして別の場所に支持構造を作ります。

 

顔の皮膚と脂肪は骨に直接くっついているわけではありません。SMASという組織とリガメントという靱帯で支えられています。この靱帯が脂肪の落下を止める防波堤の役割をしています。

 

フェイスリフト術前後の顔の構造変化

 

靱帯 位置 役割
マンディビュラーリガメント 下顎ライン ジョールを止める
マセテリックリガメント 咬筋上 頬の固定
パロティドリガメント 耳前 下顔面の支持

若い頃はこの固定が強く、脂肪は高い位置にあります。

 

老化要因 起きる変化
脂肪移動 頬から口横へ落ちる
靱帯弛緩 固定力低下
骨吸収 支持力低下

 

つまり顔の老化は皮膚ではなく構造の問題です。

フェイスリフトでは靱帯をどうするのか

ここが多くの人が誤解しているポイントです。

フェイスリフトでは靱帯を強化するわけではありません。
むしろ多くの場合はリリースします。

理由はシンプルです。
靱帯が残ったままだと組織が上に動かないからです。

 

手術の流れ

手術工程 内容
リガメントリリース 下顔面の固定解除
SMAS牽引 頬を上方向へ移動
上方固定 側頭筋膜などに縫合

 

つまり靱帯を直す手術ではありません。
支持点を上に作り直す手術です。

靱帯はどこに固定されるのか

ここもよく誤解されます。
離断した靱帯を再縫合するわけではありません。

固定するのはSMASです。

 

固定先 理由
側頭筋膜 強い支持組織
深側頭筋膜 長期固定が可能
耳前筋膜 安定したアンカー

 

SMASをここに固定して、新しい支持構造を作ります。

その後、治癒過程で線維癒着が形成され、新しい支持組織が出来上がります。

靱帯は1本ではない

マンディビュラーリガメントは1本の靱帯ではありません。
複数の線維束からなるリガメントコンプレックスです。

 

役割
前方束 口角固定
中央束 ジョール境界
後方束 下顎角支持

 

そのためフェイスリフトでは
1本を切るのではなく
固定帯全体をリリースします。

なぜジョールが消えるのか

ジョールは脂肪が靱帯でせき止められてできる段差です。

リガメントを解除すると脂肪の移動が可能になります。
その状態でSMASを上に固定すると、頬全体が上に移動します。

 

結果として

変化 見た目
脂肪移動 頬が上がる
ジョール改善 フェイスラインがシャープ
影消失 マリオネットライン改善

 

フェイスリフトは単純な皮膚引き上げではありません。
顔の支持構造を再設計する手術です。

そしてこの手術で最も重要なのは
靱帯をどこでリリースするか
どこに固定するか
どれだけ牽引するか

この判断です。

 

同じフェイスリフトでも医師によって結果は大きく変わります。

脂肪を取りすぎると老けます。
引き上げすぎても不自然になります。
靱帯の処理を間違えるとジョールは残ります。

美容医療は施術選びではなく、医師選びで結果が決まります。

 

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